研究開発等に係る会計基準

(しさんけいじょうすべきであるというけんかい)

資産計上すべきであると言う見解

(けんきゅうかいはつかつどうがすべてしっぱいにおわるとはかんがえにくく、)

研究開発活動がすべて失敗に終わるとは考えにくく、

(けんきゅうかいはつひのなかにも、しょうらいのしゅうえきかくとくがかくじつであるとみとめられるものが)

研究開発費の中にも、将来の収益獲得が確実であると認められるものが

(ぶぶんてきにそんざいするとかんがえられるいじょう、)

部分的に存在すると考えられる以上、

(いっていのようけんをみたすものはしさんけいじょうすべきである。)

一定の要件を満たすものは資産計上すべきである。

(こくさいざいむほうこくきじゅんにおけるけんきゅうかいはつひのかいけいしょり)

国際財務報告基準における研究開発費の会計処理

(こくさいかいけいきじゅんでは、がいぜんせいがたかくかつしさんのしゅとくげんかをしんらいせいをもって)

国際会計基準では、蓋然性が高くかつ資産の取得原価を信頼性を以って

(そくていできるいっていのようけんをみたしたばあいには、)

測定できる一定の要件を満たした場合には、

(むけいしさんをしさんけいじょうしなければならない。けんきゅうかいはつでしょうじたししゅつは)

無形資産を資産計上しなければならない。研究開発で生じた支出は

(がいぜんせいをみたさない。かいはつかていでしょうじたししゅつで、)

蓋然性を満たさない。開発過程で生じた支出で、

(じょうきのようけんをすべてみたすばあいにはむけいしさんとしてしさんけいじょうする)

上記の要件をすべて満たす場合には無形資産として資産計上する

(けんきゅうかいはつひのぐたいてきなかいけいしょり)

研究開発費の具体的な会計処理

(けんきゅうかいはつひをひようとしてしょりするほうほうには、)

研究開発費を費用として処理する方法には、

(いっぱんかんりひとしてしょりするほうほうととうきせいぞうひようとしてしょりするほうほうがある)

一般管理費として処理する方法と当期製造費用として処理する方法がある

(つうじょう、いっぱんかんりひとしてけいじょうする。)

通常、一般管理費として計上する。

(せいぞうげんばにおいてけんきゅうかいはつかつどうがおこなわれ、かつ、とうがいけんきゅうかいはつかつどうに)

製造現場において研究開発活動が行われ、かつ、当該研究開発活動に

(ようしたひようをいっかつしてせいぞうげんばではっせいしうるげんかにふくめてげんかにふくめて)

要した費用を一括して製造現場で発生しうる原価に含めて原価に含めて

(けいじょうしているようなばあい、)

計上しているような場合、

(けんきゅうかいはつひをとうきせいぞうひようにさんにゅうすることができる)

研究開発費を当期製造費用に算入することが出来る

(けんきゅうかいはつひをとうきせいぞうひようとしてしょりし、)

研究開発費を当期製造費用として処理し、

(そのひようのだいぶぶんがきまつしかかりひんとしてしさんけいじょうされるばあい、)

その費用の大部分が期末仕掛品として資産計上される場合、

(じゅうらいのくりのべしさんとしてしさんけいじょうするしょりとけっかてきにかわらないため)

従来の繰延資産として資産計上する処理と結果的に変わらない為

(だとうなかいけいしょりとはみとめられない)

妥当な会計処理とは認められない

(じしゃりようのそふとうぇあのせいさくひ)

自社利用のソフトウェアの製作費

(がいぶにさーびすをていきょうするけいやくがていけつされているばあいと)

外部にサービスを提供する契約が締結されている場合と

(かんせいひんをこうにゅうしたばあいはしさんとしてけいじょうしなければならない)

完成品を購入した場合は資産として計上しなければならない

(どくじしようのしゃないりようそふとうぇあをじしゃせいさくするばあい)

独自仕様の社内利用ソフトウェアを自社制作する場合

(またはいたくせいさくするばあい)

または委託制作する場合

(しゅうえきかくとくまたはひようさくげんがかくじつであるばあいをのぞき、ひようとしてしょりする。)

収益獲得又は費用削減が確実である場合を除き、費用として処理する。

(しゅうえきかくとくまたはひようさくげんがかくじつであれば、しさんとしてけいじょうする)

収益獲得又は費用削減が確実であれば、資産として計上する

(そふとうぇあのけんきゅうかいはつひについては、)

ソフトウェアの研究開発費については、

(けんきゅうかいはつひのそうがくにふくめてざいむしょひょうにちゅうきする。)

研究開発費の総額に含めて財務諸表に注記する。

(そふとうぇあをじしゃしようにするためのひよう)

ソフトウェアを自社仕様にするための費用

(しようをおおはばにへんこうして、じしゃのにーずにあわせたあたらしいそふとうぇあを)

使用を大幅に変更して、自社のニーズに合わせた新しいソフトウェアを

(せいさくするためのひようはこうにゅうそふとうぇあのかがくもふくめてひようしょりする)

製作するための費用は購入ソフトウェアの価額も含めて費用処理する