111 コギト・エルゴ・スム

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1 それいゆ 3187 E++ 3.3 96.2% 463.7 1538 60 36 2024/03/12

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(てつがくでもっともゆうめいなぶんしょうといえば、るねでかるとの)

哲学で最も有名な文章といえば、ルネ・デカルトの

(「こぎとえるごすむ」(われおもう、ゆえに)

「コギト・エルゴ・スム」(われ思う、ゆえに

(われあり)だろう。このことばは、ふらんすの)

われあり)だろう。この言葉は、フランスの

(てつがくしゃるねでかるとがらてんごでかいた)

哲学者ルネ・デカルトがラテン語で書いた

(1641ねんのちょしょ「せいさつ」にとうじょうする。)

1641年の著書『省察』に登場する。

(でかるとのこのゆうめいなけつろんは、しんじているもの)

デカルトのこの有名な結論は、信じているもの

(すべてをてっていてきにうたがったすえにでてきたものだ。)

すべてを徹底的に疑った末に出てきたものだ。

(つまり、でかるとはただしいとかくしんできないもの)

つまり、デカルトは正しいと確信できないもの

(をすべてはいじょしていったのである。)

をすべて排除していったのである。

(たとえばかれは、かんかくてきけいけんのせかいはしんらいできない)

例えば彼は、感覚的経験の世界は信頼できない

(とかんがえた。かんかくはあざむかれることがあるからだ。)

と考えた。感覚は欺かれることがあるからだ。

(しかしゆいいつ、じぶんがかんがえているということだけは、)

しかし唯一、自分が考えているということだけは、

(うたがうことができなかった。でかるといわく、)

疑うことができなかった。デカルトいわく、

(じぶんがかんがえているということをうたがうのはふかのう)

自分が考えているということを疑うのは不可能

(である。なぜなら、これをうたがっているときには、)

である。なぜなら、これを疑っているときには、

(うたがわしいのではないかと「かんがえている」からだ。)

疑わしいのではないかと「考えている」からだ。

(さらにでかるとは、もしわたしがかんがえているという)

さらにデカルトは、もし私が考えているという

(ことがたしかならば、わたしがそんざいするということも)

ことが確かならば、私が存在するということも

(たしかなはずだとだんげんした。こうしてでかるとは、)

確かなはずだと断言した。こうしてデカルトは、

(ただひとつのかくじつなしんり(じぶんじしんがそんざいして)

ただひとつの確実な真理(自分自身が存在して

など

(いるというしんり)をはっけんした。)

いるという真理)を発見した。

(でかるとの「こぎと」のぎろんは、てつがくしゃのいう)

デカルトの「コギト」の議論は、哲学者のいう

(じこにんしきのもんだいにとってきょうつうのしゅっぱつてんになっている。)

自己認識の問題にとって共通の出発点になっている。

(じこにんしきのもんだいとは、「わたしたちがじぶんじしんを)

自己認識の問題とは、「私たちが自分自身を

(うちがわからにんしきすることには、どのようなとくちょうが)

内側から認識することには、どのような特徴が

(あるのか」つまり「わたしたちがじぶんのかんがえ)

あるのか」つまり「私たちが自分の考え・

(かんじょうよっきゅうについてかんがえることと、それいがいの)

感情・欲求について考えることと、それ以外の

(ことについてかんがえることは、どうちがうのか?」)

ことについて考えることは、どう違うのか?」

(というといである。)

という問いである。

(あるひとびとは、そのちがいのひとつは、じぶんの)

ある人々は、その違いのひとつは、自分の

(かんがえていることやかんじていることをしょうじきに)

考えていることや感じていることを正直に

(のべるときにはまちがうことができないことだと)

述べるときには間違うことができないことだと

(かんがえている。これは、いたみをかんじるときを)

考えている。これは、痛みを感じるときを

(かんがえるとわかりやすい。いたいとかんじているときに、)

考えると分かりやすい。痛いと感じているときに、

(わたしがいたいとおもっているのがまちがいだなどという)

私が痛いと思っているのが間違いだなどという

(ことはありえないだろう。)

ことはありえないだろう。

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