113 マルティン・ルター

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1 ぽんこつラーメン 6257 S 6.4 96.9% 328.7 2124 67 48 2024/11/06

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(「わたしはなにもてっかいできないし、てっかいするきもない。)

「私は何も撤回できないし、撤回する気もない。

(なぜならりょうしんにはんするこういはただしくもないし)

なぜなら良心に反する行為は正しくもないし

(あんぜんでもないからだ」(まるてぃんるたー))

安全でもないからだ」 (マルティン・ルター )

(1500ねんのじてんで、よーろっぱのほぼぜんいきが)

1500年の時点で、ヨーロッパのほぼ全域が

(きりすときょうをしんこうしていた。ちゅうせいよーろっぱの)

キリスト教を信仰していた。中世ヨーロッパの

(しょおうこくは、たがいにあらそいたたかうことがおおかったが、)

諸王国は、互いに争い戦うことが多かったが、

(どのくにもおなじかみをしんじていた。5せいきにろーまていこくが)

どの国も同じ神を信じていた。5世紀にローマ帝国が

(ほうかいしてからきりすときょうはきゅうそくにふきゅうし、)

崩壊してからキリスト教は急速に普及し、

(ついにはふらんす、いぎりす、どいつ、)

ついにはフランス、イギリス、ドイツ、

(ろしあ、すかんでぃなびあはんとうにひろまった。)

ロシア、スカンディナビア半島に広まった。

(しかし、このとういつのかげで、ちゅうせいではきょうかいに)

しかし、この統一の影で、中世では教会に

(たいするふまんがたかまっていた。ぺすとのりゅうこうにより、)

対する不満が高まっていた。ペストの流行により、

(おおくのよーろっぱじんがなぜかみはこれほどおおくの)

多くのヨーロッパ人がなぜ神はこれほど多くの

(ひとがしぬのをほうちしているのかりかいできず、)

人が死ぬのを放置しているのか理解できず、

(しんこうにまよいをいだくようになった。)

信仰に迷いを抱くようになった。

(るねさんすは、きりすときょうのじゅうらいのきょうぎに)

ルネサンスは、キリスト教の従来の教義に

(ぎもんをなげかけた。そして、ろーまかとりっくきょうかい)

疑問を投げかけた。そして、ローマ・カトリック教会

(そのもののふはいとおしょくに、ねっしんなしんじゃたちの)

そのものの腐敗と汚職に、熱心な信者たちの

(おおくはげんめつをかんじていた。)

多くは幻滅を感じていた。

(1517ねん、ふまんをつのらせていたどいつじんせいしょくしゃ)

1517年、不満を募らせていたドイツ人聖職者

など

(まるてぃんるたーは、いちまいのぶんしょを)

マルティン・ルターは、一枚の文書を

(ヴぃってんべるくじょうきょうかいのとびらにうちつけた。)

ヴィッテンベルク城教会の扉に打ちつけた。

(このぶんしょが、きょうこうのしゅいけんとろーまかとりっくきょうかいの)

この文書が、教皇の首位権とローマ・カトリック教会の

(ぜんたいてきじょうきょうをつうれつにひはんするるたーの)

全体的状況を痛烈に批判するルターの

(「きゅうじゅうごかじょうのろんだい」だった。るたーがおもに)

『九五か条の論題』だった。ルターがおもに

(ひなんしたのは、ろーまのきょうかいじょうそうぶがあまりにも)

非難したのは、ローマの教会上層部があまりにも

(ごうよくでだらくしているというてんだった。とうじ、)

強欲で堕落しているという点だった。当時、

(きょうこうはあらたなだいせいどうけんせつのしきんとするため、)

教皇は新たな大聖堂建設の資金とするため、

(ゆうふくないっぱんしんとにしょくゆうじょうをうっていた。)

裕福な一般信徒に贖宥状を売っていた。

(しょくゆうじょうをかったものは、つみにたいするばつがこうしきに)

贖宥状を買った者は、罪に対する罰が公式に

(めんじょされた。もっともたかねをつけたものにばつのゆるしを)

免除された。最も高値を付けた者に罰の許しを

(うるこういに、るたーはひどくふんがいしていた。)

売る行為に、ルターはひどく憤慨していた。

(はっぴょうのほぼちょくごから、るたーの「ろんだい」は)

発表のほぼ直後から、ルターの『論題』は

(よーろっぱのきりすときょうないぶにおおきなきれつを)

ヨーロッパのキリスト教内部に大きな亀裂を

(うみだした。かれのきょうかいひはんは、よーろっぱの)

生み出した。彼の教会批判は、ヨーロッパの

(かくちでひとびとにうけいれられた。るたーのしじしゃたちは)

各地で人々に受け入れられた。ルターの支持者たちは

(ぷろてすたんととなり、しゅうきょうかいかくとよばれる)

プロテスタントとなり、宗教改革と呼ばれる

(しゅうきょううんどうをつうじて、きょうこうがもっていたじゅうらいの)

宗教運動を通じて、教皇が持っていた従来の

(けんいをひていした。すうねんのうちに、いぎりすなど)

権威を否定した。数年のうちに、イギリスなど

(きたよーろっぱのおおくのちいきがきょうこうのしゅいけんを)

北ヨーロッパの多くの地域が教皇の首位権を

(ひていし、よーろっぱたいりくはしゅうきょうによってぶんだんされた。)

否定し、ヨーロッパ大陸は宗教によって分断された。

(ろーまできょうこうがるたーをいたんだとせんこくすると、)

ローマで教皇がルターを異端だと宣告すると、

(そのごにかとりっくとるたーはのあいだで)

その後にカトリックとルター派のあいだで

(いちれんのしゅうきょうせんそうがおこった。しゅうきょうせんそうはだんぞくてきに)

一連の宗教戦争が起こった。宗教戦争は断続的に

(100ねんつづき、1648ねんのうぇすとふぁりあじょうやくで)

100年続き、1648年のウェストファリア条約で

(ようやくしゅうけつした。るたーがかとりっくきょうかいに)

ようやく終結した。ルターがカトリック教会に

(はんきをひるがえしたことで、にしよーろっぱのしゅうきょうてき)

反旗を翻したことで、西ヨーロッパの宗教的

(とういつはえいえんにうしなわれた。)

統一は永遠に失われた。

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