吾輩は猫である6
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順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | subaru | 7363 | 光 | 7.7 | 95.4% | 300.0 | 2319 | 110 | 30 | 2024/04/25 |
2 | りく | 5760 | A+ | 6.0 | 95.8% | 300.0 | 1807 | 79 | 23 | 2024/04/02 |
3 | sada | 3156 | E++ | 3.3 | 95.7% | 300.0 | 991 | 44 | 12 | 2024/04/20 |
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問題文
(わがはいがこのうちへすみこんだとうじは、しゅじんいがいのものにははなはだふじんぼうで)
吾輩がこの家へ住み込んだ当時は、主人以外のものにははなはだ不人望で
(あった。どこへいってもはねつけられてあいてにしてくれてがなかった。いかに)
あった。どこへ行っても跳ね付けられて相手にしてくれ手がなかった。いかに
(ちんちょうされなかったかは、こんにちにいたるまでなまえさえつけてくれないのでもわかる。)
珍重されなかったかは、今日に至るまで名前さえつけてくれないのでも分る。
(わがはいはしかたがないから、できうるかぎりわがはいをいれてくれたしゅじんのそばにいることを)
吾輩は仕方がないから、出来得る限り吾輩を入れてくれた主人の傍にいる事を
(つとめた。あさしゅじんがしんぶんをよむときはかならずかれのひざのうえにのる。かれがひるねをする)
つとめた。朝主人が新聞を読むときは必ず彼の膝の上に乗る。彼が昼寝をする
(ときはかならずそのせなかにのる。これはあながちしゅじんがすきというわけではないがべつ)
ときは必ずその背中に乗る。これはあながち主人が好きという訳ではないが別
(にかまいてがなかったからやむをえんのである。そのあといろいろけいけんのうえ、あさは)
に構い手がなかったからやむを得んのである。その後いろいろ経験の上、朝は
(めしびつのうえ、よるはこたつのうえ、てんきのよいひるはえんがわへねることとした。しかしいちばんこころ)
飯櫃の上、夜は炬燵の上、天気の良い昼は椽側へ寝る事とした。しかし一番心
(もちのよいのはよるにいってここのうちのこどものねどこへもぐりこんでいっしょにね)
持の好いのは夜に入ってここのうちの小供の寝床へもぐり込んでいっしょにね
(ることである。このこどもというのはいつつとみっつでよるになるとふたりがひとつとこへはいって)
る事である。この小供というのは五つと三つで夜になると二人が一つ床へ入っ
(ひとまへねる。わがはいはいつでもかれらのちゅうかんにおのれをいるべきよちをみいだしてどうにか)
て一間へ寝る。吾輩はいつでも彼等の中間に己れを容るべき余地を見出してど
(こうにかわりこむのであるが、うんわるくこどものひとりがめをさますがさいご)
うにか、こうにか割り込むのであるが、運悪く小供の一人が眼を醒すが最後
(たいへんなことになる。こどもはーことにちいさいほうがしつがわるいーねこがきたねこがきた)
大変な事になる。小供はーことに小さい方が質が悪いー猫が来た猫が来
(たといってよなかでもなんでもおおきなこえでなきだすのである。するとれいのしんけいいじゃく)
たといって夜中でも何でも大きな声で泣き出すのである。すると例の神経胃弱
(しょうのしゅじんがかならずめをさましてつぎのへやからとびだしてくる。げんにせんだってなどは)
性の主人が必ず眼をさまして次の部屋から飛び出してくる。現にせんだってな
(ものさしでしりぺたをひどくたたかれた。)
どは物指で尻ぺたをひどく叩かれた。