吾輩は猫である5
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順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | subaru | 7176 | 王 | 7.5 | 95.0% | 300.0 | 2270 | 117 | 29 | 2024/04/25 |
2 | りく | 5583 | A | 5.7 | 96.5% | 300.0 | 1737 | 62 | 22 | 2024/04/02 |
3 | sada | 3140 | E++ | 3.2 | 95.6% | 300.0 | 987 | 45 | 12 | 2024/04/19 |
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問題文
(しゅじんはあまりくちをきかぬひととみえた。げじょはくやしそうにわがはいをだいどころへほうりだ)
主人はあまり口を聞かぬ人と見えた。下女は口惜しそうに吾輩を台所へ放り出
(した。かくしてわがはいはついにこのうちをじぶんのすみかときめることにしたのである。)
した。かくして吾輩はついにこの家を自分の住家と極める事にしたのである。
(わがはいのしゅじんはめったにわがはいとかおをあわせることがない。しょくぎょうはきょうしだそうだ。がっこう)
吾輩の主人は滅多に吾輩と顔を合せることがない。職業は教師だそうだ。学校
(からかえるとしゅうじつしょさいにはいったぎりほとんどでてくることがない。いえのものはたい)
から帰ると終日書斎に這入ったぎりほとんど出て来る事がない。家のものは大
(へんなべんきょうかだとおもっている。とうにんもべんきょうかであるかのごとくみせている。しか)
変な勉強家だと思っている。当人も勉強家であるかのごとく見せている。しか
(しじっさいはうちのものがいうようなきんべんかではない。わがはいはときどきしのびあしにかれのしょ)
し実際はうちのものがいうような勤勉家ではない。吾輩は時々忍び足に彼の書
(さいをのぞいてみるが、かれはよくひるねをしていることがある。ときどきよみかけてあるほん)
斎を覗いて見るが、彼はよく昼寝をしている事がある。時々読みかけてある本
(のうえによだれをたらしている。かれはいじゃくでひふのいろがたんこうしょくをおびてだんりょくのない)
の上に涎をたらしている。彼は胃弱で皮膚の色が淡黄色を帯びて弾力のない
(ふかっぱつなちょうこうをあらわしている。そのくせにおおめしをくう。おおめしをくったあとでたか)
不活発な徴候をあらわしている。その癖に大飯を食う。大飯を食った後でタカ
(じやすたーぜをのむ。のんだあとでしょもつをひろげる。にさんぺーじよむとねむくなる。)
ジヤスターゼを飲む。飲んだ後で書物をひろげる。ニ三ページ読むと眠くなる。
(よだれをほんのうえへたらす。これがかれのまいよくりかえすにっかである。わがはいはねこながら)
涎を本の上へ垂らす。これが彼の毎夜繰り返す日課である。吾輩は猫ながら
(ときどきかんがえることがある。きょうしというものはじつにらくなものだ。にんげんとうまれたらきょうし)
時々考える事がある。教師というものは実に楽なものだ。人間と生れたら教師
(となるにかぎる。こんなにねていてつとまるものならねこにでもできぬことはないと。)
となるに限る。こんなに寝ていて勤まるものなら猫にでも出来ぬ事はないと。
(それでもしゅじんにいわせるときょうしほどつらいものはないそうでかれはともだちがくるたび)
それでも主人に云わせると教師ほどつらいものはないそうで彼は友達が来る度
(になんとかかんとかふへいをならしている。)
に何とかかんとか不平を鳴らしている。