吾輩は猫である24

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プレイ回数70順位1557位  難易度(4.5) 300秒 長文 長文モードのみ
読書初心者、子ども向け
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順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 りく 5570 A 5.6 97.7% 300.0 1710 39 30 2024/04/15
2 スヌスムムリク 4770 B 4.8 98.3% 300.0 1456 25 25 2024/04/30
3 sachiko 4633 C++ 4.7 98.3% 300.0 1414 24 25 2024/04/14
4 sada 2980 E+ 3.1 96.1% 300.0 931 37 17 2024/05/01
5 juniwao 2260 F++ 2.5 88.6% 300.0 778 100 14 2024/04/21

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問題文

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(かえてはくい、かえてはくう。もちのきれはちいさ)

代えては食い、代えては食う。餅の切れは小さ

(いが、なんでもむきれかななきれくって、さいごのひときれをわんのなかへのこ)

いが、何でも六切か七切食って、最後の一切れを椀の中へ残

(して、もうよそうとはしをおいた。たにんがそんなわがままをする)

して、もうよそうと箸を置いた。他人がそんな我儘をする

(と、なかなかしょうちしないのであるが、しゅじんのいこうをふりまわして)

と、なかなか承知しないのであるが、主人の威光を振り廻し

(てとくいなるかれは、にごったしるのなかにこげただれたもちのしがいをみて)

て得意なる彼は、濁った汁の中に焦げ爛れた餅の死骸を見て

(へいきですましている。さいくんがふくろどのおくからたかじやすたーぜ)

平気ですましている。妻君が袋戸の奥からタカジヤスターゼ

(をだしてつくえのうえにおくと、しゅじんは「それはきかないからのま)

を出して卓の上に置くと、主人は「それは利かないから飲ま

(ん」という。「でもあなたでんぷんしつのものにはたいへんこうのうがある)

ん」という。「でもあなた澱粉質のものには大変効能がある

(そうですから、めしあがったらいいでしょう」とのませたが)

そうですから、召し上がったらいいでしょう」と飲ませたが

(る。「でんぷんだろうがなにだろうがだめだよ」とがんこにでる。)

る。「澱粉だろうが何だろうが駄目だよ」と頑固に出る。

(「あなたはほんとにあきっぽい」とさいくんがひとりごとのようにいう)

「あなたはほんとに厭きっぽい」と細君が独言のようにいう

(。「あきっぽいのじゃないくすりがきかんのだ」「それだってせ)

。「厭きっぽいのじゃない薬が利かんのだ」「それだってせ

(んだってじゅうはたいへんによくきくよくきくとおっしゃってまい)

んだってじゅうは大変によく利くよく利くとおっしゃって毎

(にちまいにちあがったじゃありませんか」「こないだうちはきいたの)

日毎日上ったじゃありませんか」「こないだうちは利いたの

(だよ、このごろはきかないのだよ」とついくのようなへんじをする)

だよ、この頃は利かないのだよ」と対句のような返事をする

(。「そんなにのんだりとめたりしちゃ、いくらこうのうのあるくすり)

。「そんなに飲んだり止めたりしちゃ、いくら効能のある薬

(でもきくきづかいはありません、もうすこししんぼうがよくなくっ)

でも利く気遣いはありません、もう少し辛防がよくなくっ

(ちゃあいじゃくなんぞはほかのびょうきたあちがってなおらないわねえ」と)

ちゃあ胃弱なんぞは他の病気たあ違って直らないわねえ」と

(おぼんをもってひかえたおさんをかえりみる。「それはほんとうのところで)

お盆を持って控えた御三を顧みる。「それは本当のところで

(ございます。もうすこしめしあがってごらんにならないと、とても)

ございます。もう少し召し上ってご覧にならないと、とても

など

(よいくすりかわるいくすりかわかりますまい」とおさんはいちもにもなくさい)

善い薬か悪い薬かわかりますまい」と御三は一もニもなく細

(くんのかたをもつ。「なんでもいい、のまんのだからのまんのだ、)

君の肩を持つ。「何でもいい、飲まんのだから飲まんのだ、

(おんななんかになにがわかるものか、だまっていろ」「どうせおんなです)

女なんかに何がわかるものか、黙っていろ」「どうせ女です

(わ」とさいくんがたかじやすたーぜをしゅじんのまえへつきつけてぜひ)

わ」と細君がタカジヤスターゼを主人の前へ突き付けて是非

(つめばらをきらせようとする。しゅじんはなんにもいわずたってしょさいへ)

詰腹を切らせようとする。主人は何にも云わず立って書斎へ

(はいる。さいくんとおさんはかおをみあわせてにやにやとわらう。こん)

這入る。細君と御三は顔を見合わせてにやにやと笑う。こん

(なときにあとからくっついていってひざのうえへのると、たいへんなめ)

なときに後からくっ付いて行って膝の上へ乗ると、大変な目

(にあわされるから、そっとにわからまわってしょさいのえんがわへあがって)

に逢わされるから、そっと庭から廻って書斎の椽側へ上って

(しょうじのすきからのぞいてみると、しゅじんはえぴくてたすとかいうひと)

障子の隙から覗いて見ると、主人はエピクテタスとか云う人

(のほんをひらいてみておった。もしそれがいつものとおりわかるな)

の本をひらいて見ておった。もしそれが平常の通りわかるな

(らちょっとえらいところがある。ごろっぷんするとそのほんをたたき)

らちょっとえらいところがある。五六分するとその本を叩き

(つけるようにつくえのうえへほりだす。おおかたそんなことだろうとおもい)

つけるように机の上へ抛り出す。大方そんな事だろうと思い

(ながらなおちゅういしていると、こんどはにっきちょうをだしてしものよう)

ながらなお注意していると、今度は日記帳を出して下のよう

(なことをかきつけた。)

な事を書きつけた。

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