探偵少年5−2 消えた黄金のトラ/江戸川乱歩

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問題文
(「わはは・・・、こいつはおもしろい。わしがやくそくをまもらなかったと)
「ワハハ・・・、こいつはおもしろい。わしが約束をまもらなかったと
(いわれるのか?わははは・・・。」)
いわれるのか?ワハハハ・・・。」
(まほうはかせの、とほうもないわらいごえが、ひびいてきました。)
魔法博士の、とほうもない笑い声が、ひびいてきました。
(「なにがおかしいのです。おうごんのとらはここにありますよ。きみは、)
「なにがおかしいのです。黄金のトラはここにありますよ。きみは、
(ぬすみだせなかったじゃないか。ははは・・・。」)
盗みだせなかったじゃないか。ハハハ・・・。」
(おとうさんも、まけないでわらいました。)
おとうさんも、負けないで笑いました。
(「なんだって?わしがぬすめなかったというのか。あんた、なにか)
「なんだって?わしが盗めなかったというのか。あんた、なにか
(おもいちがいをしてやしないのかね。もういちど、おうごんのとらをしらべてごらん。」)
思いちがいをしてやしないのかね。もう一度、黄金のトラをしらべてごらん。」
(そういわれると、なんだかしんぱいです。おとうさんは、いちろうしょうねんのてから)
そういわれると、なんだか心配です。おとうさんは、一郎少年の手から
(しろいぬをとって、ぬいめをひらいてみました。そして、ひとめみると、あっとこえを)
白犬をとって、ぬいめを開いてみました。そして、ひと目みると、あっと声を
(たてないではいられませんでした。おうごんのとらは、かげもかたちも、)
たてないではいられませんでした。黄金のトラは、かげもかたちも、
(なくなっていたのです。)
なくなっていたのです。