最終章 青森の灯
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青森県がテーマのオリジナル小説
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青森県オリジナル小説を最後までプレイしていただきありがとうございました。次回は岩手県オリジナル小説です。
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| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | だだんどん | 7174 | 青森県満喫 | 7.6 | 93.7% | 200.7 | 1542 | 102 | 63 | 2026/10/31 |
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問題文
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(じゅうねんごのあき。)
十年後の秋。
(つがるへいやにはりんごばたけがひろがっていた。)
津軽平野にはりんご畑が広がっていた。
(かつてしょうねんだったかいとはおとなになっていた。)
かつて少年だった海斗は大人になっていた。
(りっぱなのうかになっていた。)
立派な農家になっていた。
(しゅうかくのじきである。)
収穫の時期である。
(あかくみのったりんごがかぜにゆれている。)
赤く実ったりんごが風に揺れている。
(そらはたかい。)
空は高い。
(いわきさんもかわらずそこにあった。)
岩木山も変わらずそこにあった。
(ゆうがた。)
夕方。
(しごとをおえたかいとははたけのはしにたつ。)
仕事を終えた海斗は畑の端に立つ。
(とおくをみる。)
遠くを見る。
(きょうもへいわないちにちだった。)
今日も平和な一日だった。
(そこへくるまがやってきた。)
そこへ車がやって来た。
(おりてきたのはれんだった。)
降りてきたのは蓮だった。
(すこししてみさきもあらわれる。)
少しして美咲も現れる。
(さんにんはむかしとかわらずわらいあった。)
三人は昔と変わらず笑い合った。
(「あいかわらずいそがしそうだな」)
「相変わらず忙しそうだな」
(「そっちこそ」)
「そっちこそ」
(「ふたりともぜんぜんかわらないね」)
「二人とも全然変わらないね」
(ゆうやけがだいちをあかくそめる。)
夕焼けが大地を赤く染める。
など
(しばらくさんにんはむかしばなしをしていた。)
しばらく三人は昔話をしていた。
(ぼうけんのはなし。)
冒険の話。
(がっこうのはなし。)
学校の話。
(しょうらいのはなし。)
将来の話。
(そしてよる。)
そして夜。
(まんてんのほしぞらがひろがった。)
満天の星空が広がった。
(ふとかいとはそらをみあげる。)
ふと海斗は空を見上げる。
(そのしゅんかんだった。)
その瞬間だった。
(とおいよぞらのかなたに。)
遠い夜空の彼方に。
(あおいひかりがともった。)
青い光が灯った。
(いっしゅんだけ。)
一瞬だけ。
(ほんとうにいっしゅんだけ。)
本当に一瞬だけ。
(しかしさんにんともみていた。)
しかし三人とも見ていた。
(だれもことばをはっしない。)
誰も言葉を発しない。
(しずかなかぜがふく。)
静かな風が吹く。
(やがてひかりはきえる。)
やがて光は消える。
(それでもさんにんはほほえんでいた。)
それでも三人は微笑んでいた。
(あおきあかりはまだそんざいしている。)
青き灯はまだ存在している。
(だれかのやさしさのなかで。)
誰かの優しさの中で。
(だれかのねがいのなかで。)
誰かの願いの中で。
(もりのきぎのなかで。)
森の木々の中で。
(うみのなみのなかで。)
海の波の中で。
(やまをわたるかぜのなかで。)
山を渡る風の中で。
(そして。)
そして。
(あおもりでいきるすべてのひとびとのこころのなかで。)
青森で生きる全ての人々の心の中で。
(いわきさんはきょうもだいちをみまもっていた。)
岩木山は今日も大地を見守っていた。
(しらかみさんちのもりはしずかにいきづいていた。)
白神山地の森は静かに息づいていた。
(とわだこはつきをうつしていた。)
十和田湖は月を映していた。
(ねぶたのねっきはうけつがれ。)
ねぶたの熱気は受け継がれ。
(りんごばたけにはあたらしいいのちがみのる。)
りんご畑には新しい命が実る。
(じだいはかわる。)
時代は変わる。
(ひともかわる。)
人も変わる。
(だがこきょうをおもうこころはきえない。)
だが故郷を想う心は消えない。
(それこそがあおきあかりだった。)
それこそが青き灯だった。
(かいとはそっとつぶやく。)
海斗はそっとつぶやく。
(「またあおう」)
「また会おう」
(だれにむけたことばだったのかはわからない。)
誰に向けた言葉だったのかは分からない。
(そうまかもしれない。)
蒼真かもしれない。
(とうどうかもしれない。)
東堂かもしれない。
(あるいはあおもりそのものだったのかもしれない。)
あるいは青森そのものだったのかもしれない。
(よぞらにはむすうのほしがかがやいている。)
夜空には無数の星が輝いている。
(そのしたで。)
その下で。
(あおもりけんのあたらしいみらいがしずかにはじまっていた。)
青森県の新しい未来が静かに始まっていた。