星の王子さま 23 (26/32)

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坂口安吾の小説です。青空文庫から引用
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問題文
(「こんにちは」 と、おうじさまがいいました。)
「こんにちは」 と、王子さまがいいました。
(「やあ、こんちは」 と、あきんどがいいました。)
「やあ、こんちは」 と、あきんどがいいました。
(それは、のどのかわきがけろりとなおるという、)
それは、のどのかわきがケロリとなおるという、
(すばらしいがんやくをうっているあきんどでした。)
すばらしい丸薬を売っているあきんどでした。
(いっしゅうにひとつぶずつ、それをのむと、もう、それきりなにも、)
一週に一粒ずつ、それをのむと、もう、それきりなにも、
(のみたくなくなる、というのです。)
飲みたくなくなる、というのです。
(「なぜ、それを、うってるの?」 と、おうじさまがいいました。)
「なぜ、それを、売ってるの?」 と、王子さまがいいました。
(「じかんが、えらくけんやくになるからだよ。 そのみちのひとがけいさんしてみたんだがね、)
「時間が、えらく倹約になるからだよ。 その道の人が計算してみたんだがね、
(いっしゅうかんにごじゅうさんふん、けんやくになるというんだ」 と、あきんどがいいました。)
一週間に五十三分、倹約になるというんだ」 と、あきんどがいいました。
(「で、そのごじゅうさんふんってじかん、どうするの?」)
「で、その五十三分って時間、どうするの?」
(「したいことをするのさ・・・」)
「したいことをするのさ・・・」
(<ぼくがもし、ごじゅうさんふんっていうじかんをすきにつかえるんだったら、)
<ぼくがもし、五十三分っていう時間をすきに使えるんだったら、
(どこかのいずみのほうへ、ゆっくりあるいてゆくんだがなあ>)
どこかの泉のほうへ、ゆっくり歩いてゆくんだがなあ>
(と、おうじさまはおもいました。)
と、王子さまは思いました。