フロプシーのこどもたち 2/3

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問題文
(するとふいにまぐれがーおじさんが、かりとったしばをどっさりと、)
するとふいにマグレガーおじさんが、刈り取った芝をどっさりと、
(ねむっているばにばにきょうだいのまうえにあけだしたのです!)
眠っているばにばに兄弟のま上に空けだしたのです!
(べんじゃみんはかみぶくろにかくれて、ちぢみあがりました。)
ベンジャミンは紙袋に隠れて、ちぢみあがりました。
(ねずみさんは、じゃむのびんにみをかくしました。)
ねずみさんは、ジャムのびんに身を隠しました。
(こうさぎたちはくさのふりそそぐなか、)
こうさぎたちは草の降りそそぐなか、
(きもちよさそうに、にやにやとおやすみしています。)
気持ちよさそうに、にやにやとお休みしています。
(れたすのさいみんこうかがつよかったので、めざめることはありません。)
レタスの催眠効果が強かったので、めざめることはありません。
(みんなゆめのなかで、ままのふろぷしーにほしくさのべっどへ)
みんな夢の中で、ママのフロプシーに干し草のベッドへ
(おしこまれているのです。)
おしこまれているのです。
(まぐれがーおじさんはふくろのなかをみんなぶちまけたあと、したをのぞきこみました。)
マグレガーおじさんは袋の中をみんなぶちまけたあと、下を覗きこみました。
(するとおもしろいことに、くさのやまからぴょこんとちゃいろいこみみのさきが、)
するとおもしろいことに、草の山からぴょこんと茶色い小耳の先が、
(とびだしているのがみえるのです。)
飛び出しているのが見えるのです。
(しばらくじろりとにらみつけました。)
しばらくじろりと睨めつけました。
(やがてそのひとつにはえがとまるとみみがぴくりとしました。)
やがてそのひとつにはえが止まると耳がぴくりとしました。
(まぐれがーおじさんは、ごみのやままでよじおりて ー)
マグレガーおじさんは、ごみの山までよじおりて ー
(「ひい、ふう、みい、よお!いつ!むうも、こうさぎ!」といいながら、)
「ひい、ふう、みい、よお!いつ!むうも、こうさぎ!」と言いながら、
(つかんでふくろのなかへいれていきます。)
つかんで袋の中へ入れていきます。
(ばにばにきょうだいのゆめのなかでは、ままにべっどのうえで、)
ばにばに兄弟の夢の中では、ママにベッドの上で、
(ねがえりをうたされたことになっていました。)
寝返りをうたされたことになっていました。
(ねむっているあいだにちょっとくらいめはひらいても、)
眠っている間にちょっとくらい目は開いても、
(やっぱりめざめるまではいかないのです。)
やっぱり目ざめるまではいかないのです。
(まぐれがーおじさんはふくろをしばると、)
マグレガーおじさんは袋を縛ると、
(おほりのうえにおいてそのばをはなれました。)
お堀の上においてその場を離れました。
(しばかりきをかたづけにいったのです。)
芝刈り機を片付けにいったのです。
(そのあいだに(おうちでるすばんをしていた)ままのばにばにふろぷしーが、)
そのあいだに(おうちで留守番をしていた)ママのばにばにフロプシーが、
(のはらをぬけてやってきました。)
野原をぬけてやってきました。
(まさかとふくろをながめて、みんなどこへいったんだろうとむなさわぎ。)
まさかと袋をながめて、みんなどこへいったんだろうと胸騒ぎ。
(するとねずみさんがじゃむのびんからでてきて、)
するとねずみさんがジャムのびんから出てきて、
(べんじゃみんもかぶっていたかみぶくろをはずして、)
ベンジャミンも被っていた紙袋をはずして、
(ふたりしてなげかわしいいちぶしじゅうをかたります。)
ふたりしてなげかわしい一部始終を語ります。
(べんじゃみんとふろぷしーには、どうすることもできません。)
ベンジャミンとフロプシーには、どうすることもできません。
(ひもをほどこうにもむりなのです。)
ひもをほどこうにもむりなのです。
(けれどもおねずみおばさんはあたまのはたらくかたでした。)
けれどもおねずみおばさんは頭のはたらくかたでした。
(ふくろのすみをかじってあなをあけたのです。)
袋のすみをかじって穴を開けたのです。
(こうさぎたちはひきずりだされ、たたきおこされました。)
こうさぎたちはひきずりだされ、たたき起こされました。
(ぱぱとままはからのふくろにくさったぺぽかぼちゃみっつと、)
パパとママは空の袋にくさったペポカボチャ三つと、
(つかいふるしのくつぶらしをひとつ、いたんだかぶをふたつ、つめこみます。)
使い古しのくつブラシをひとつ、いたんだカブを二つ、つめこみます。
(そしてみんなしてしげみにかくれ、)
そしてみんなして茂みに隠れ、
(まぐれがーおじさんがくるのをまちうけました。)
マグレガーおじさんが来るのを待ちうけました。
(まぐれがーおじさんはもどってくると、ふくろをとりあげてもちさります。)
マグレガーおじさんは戻ってくると、袋をとりあげて持ちさります。
(そうとうおもたいのかてからぶらんぶらん。)
そうとう重たいのか手からぶらんぶらん。
(ばにばにきょうだいは、うまくあいだをとってあとをおいかけます。)
ばにばに兄弟は、うまく間をとって後を追いかけます。
(おうちにはいっていくのがみえました。)
おうちに入っていくのが見えました。
(それからまどににじりよって、ききみみをたてます。)
それから窓ににじりよって、聞き耳をたてます。
(まぐれがーおじさんは、いしじきのゆかにふくろをなげおろしました。)
マグレガーおじさんは、石敷きの床に袋を投げおろしました。
(あれでは、ばにばにきょうだいがはいっていようものなら、)
あれでは、ばにばに兄弟が入っていようものなら、
(おおけがしていたでしょう。)
大怪我していたでしょう。