銀河鉄道の夜 45
(わたりどり 3/3)
カムパネルラだってあんな女の子とおもしろそうに話しているし、ぼくはほんとうにつらいなあ。)
| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | sada | 2786 | E+ | 2.9 | 94.1% | 234.0 | 695 | 43 | 18 | 2025/10/29 |
関連タイピング
-
プレイ回数817長文2295打
-
少年探偵団シリーズ第2作品『少年探偵団』
プレイ回数933長文4347打 -
【シャーロック・ホームズの冒険】より
プレイ回数3726長文4318打 -
夏目漱石「こころ」2-10
プレイ回数1122長文2771打 -
夏目漱石
プレイ回数16万長文かな512打 -
プレイ回数608長文1599打
-
プレイ回数14060秒
-
夏目漱石「こころ」3-109
プレイ回数1425長文かな1929打
問題文
(じょばんにはもうあたまをひっこめたかったのですけれども、)
ジョバンニはもう頭を引っこめたかったのですけれども、
(あかるいところへかおをだすのがつらかったので)
明るいところへ顔を出すのがつらかったので
(だまってこらえてそのままたってくちぶえをふいていました。)
だまってこらえてそのまま立って口笛を吹いていました。
((どうしてぼくはこんなにかなしいのだろう。)
(どうしてぼくはこんなに悲しいのだろう。
(ぼくはもっとこころもちをきれいに、おおきくもたなければいけない。)
ぼくはもっとこころもちをきれいに、大きくもたなければいけない。
(あすこのきしのずっとむこうに)
あすこの岸のずっと向こうに
(まるでけむりのようなちいさなあおいひがみえる。)
まるでけむりのような小さな青い火が見える。
(あれはほんとうにしずかでつめたい。)
あれはほんとうにしずかでつめたい。
(ぼくはあれをよくみて、こころもちをしずめるんだ。))
ぼくはあれをよく見て、こころもちをしずめるんだ。)
(じょばんにはほてっていたいあたまを)
ジョバンニはほてって痛いあたまを
(りょうてでおさえるようにしてそっちのほうをみました。)
両手で押さえるようにしてそっちの方を見ました。
((ああほんとうにどこまでもどこまでも)
(ああほんとうにどこまでもどこまでも
(ぼくといっしょにいくひとはないだろうか。)
ぼくといっしょに行く人はないだろうか。
(かむぱねるらだってあんなおんなのこと)
カムパネルラだってあんな女の子と
(おもしろそうにはなしているし、)
おもしろそうに話しているし、
(ぼくはほんとうにつらいなあ。))
ぼくはほんとうにつらいなあ。)
(じょばんにのめはまたなみだでいっぱいになり)
ジョバンニの目はまた涙でいっぱいになり
(あまのがわもまるでとおくへいったようにぼんやりしろくみえるだけでした。)
天の川もまるで遠くへ行ったようにぼんやり白く見えるだけでした。