銀河鉄道の夜 56
九、ジョバンニの切符 28/36
(サザンクロス 1/4)
(サザンクロス 1/4)
「もうじきサザンクロスです。おりるしたくをしてください。」
青年がみんなにいいました。
「ぼくも少し汽車へ乗ってるんだよ。」
男の子がいいました。
青年がみんなにいいました。
「ぼくも少し汽車へ乗ってるんだよ。」
男の子がいいました。
関連タイピング
-
少年探偵団シリーズ第3作品『妖怪博士』
プレイ回数1339 長文4598打 -
作者 マーク・トウェイン
プレイ回数73 長文3294打 -
短編名作を数多くのこした、芥川龍之介の「羅生門」の前編です。
プレイ回数1万 長文かな6052打 -
プレイ回数859 長文3566打
-
作者 マーク・トウェイン
プレイ回数123 長文4177打 -
作者 マーク・トウェイン
プレイ回数422 長文4128打 -
作者 マーク・トウェイン
プレイ回数146 長文1699打 -
谷崎潤一郎 「卍」
プレイ回数885 長文5705打
問題文
ふりがな非表示
ふりがな表示
(「ぼーるなげならぼくけっしてはずさない。」)
「ボール投げならぼく決してはずさない。」
(おとこのこがおおいばりでいいました。)
男の子が大威張りでいいました。
(「もうじきさざんくろすです。おりるしたくをしてください。」)
「もうじきサザンクロスです。おりるしたくをしてください。」
(せいねんがみんなにいいました。)
青年がみんなにいいました。
(「ぼくもすこしきしゃへのってるんだよ。」)
「ぼくも少し汽車へ乗ってるんだよ。」
(おとこのこがいいました。)
男の子がいいました。
(かむぱねるらのとなりのおんなのこは)
カムパネルラのとなりの女の子は
(そわそわたってしたくをはじめましたけれども、)
そわそわ立ってしたくをはじめましたけれども、
(やっぱりじょばんにたちとわかれたくないようなようすでした。)
やっぱりジョバンニたちとわかれたくないようなようすでした。
(「ここでおりなきゃいけないのです。」)
「ここでおりなきゃいけないのです。」
(せいねんはきちっとくちをむすんでおとこのこをみおろしながらいいました。)
青年はきちっと口を結んで男の子を見おろしながらいいました。
(「いやだい。ぼくもうすこしきしゃへのってからいくんだい。」)
「いやだい。ぼくもう少し汽車へ乗ってから行くんだい。」
(じょばんにがこらえかねていいました。)
ジョバンニがこらえかねていいました。
(「ぼくたちといっしょにのっていこう。)
「ぼくたちといっしょに乗って行こう。
(ぼくたちどこまでだっていけるきっぷもってるんだ。」)
ぼくたちどこまでだって行ける切符持ってるんだ。」
(「だけどあたしたちもうここでおりなきゃいけないのよ。)
「だけどあたしたちもうここで降りなきゃいけないのよ。
(ここてんじょうへゆくとこなんだから。」)
ここ天上へゆくとこなんだから。」
(おんなのこがさびしそうにいいました。)
女の子がさびしそうにいいました。
(「てんじょうへなんかいかなくたっていいじゃないか。)
「天上へなんか行かなくたっていいじゃないか。
(ぼくたちここでてんじょうよりも)
ぼくたちここで天上よりも
など
(もっといいとこをこさえなきゃいけないってぼくのせんせいがいったよ。」)
もっといいとこをこさえなきゃいけないってぼくの先生がいったよ。」
(「だっておっかさんもいってらっしゃるし、)
「だっておっ母さんも行ってらっしゃるし、
(それにかみさまがおっしゃるんだわ。」)
それに神さまがおっしゃるんだわ。」
(「そんなかみさまうそのかみさまだい。」)
「そんな神さまうその神さまだい。」
(「あなたのかみさまうそのかみさまよ。」)
「あなたの神さまうその神さまよ。」
(「そうじゃないよ。」)
「そうじゃないよ。」