グロースターの仕立屋 8/13

ベアトリクス・ポター 作
関連タイピング
-
プレイ回数273歌詞かな461打
-
星の王子さま 河野万里子訳
プレイ回数481長文3327打 -
坂口安吾の小説です。青空文庫から引用
プレイ回数456長文1615打 -
坂口安吾の小説です。青空文庫から引用
プレイ回数528長文3437打 -
岡本綺堂 半七捕物帳シリーズ
プレイ回数587長文2311打 -
少年探偵団シリーズ第1作品『怪人二十面相』
プレイ回数619長文4391打 -
岡本綺堂 半七捕物帳シリーズ 第八話
プレイ回数475長文2477打 -
プレイ回数436長文かな102打
問題文
(くりすますいぶとくりすますのあさまでのあいだに、)
クリスマス・イブとクリスマスの朝までのあいだに、
(すべてのどうぶつはくちをきくことができるのだと、ふるいおはなしはつたえている。)
すべての動物は口をきくことができるのだと、古いお話は伝えている。
((ただ、それをきくことができ、そのりゆうがわかるのは、)
(ただ、それを聞くことができ、その理由がわかるのは、
(ほんのすこしのひとたちだけなのだが))
ほんの少しの人たちだけなのだが)
(きょうかいのかねが、まよなかの12じをうったとき、)
教会の鐘が、真夜中の12時をうった時、
(まるでそのかねのこだまのように、かねにこたえるこえがした。)
まるでその鐘のこだまのように、鐘に応える声がした。
(しんぷきんはそれをきき、ゆきのなかにさまよいでた。)
シンプキンはそれを聞き、雪の中にさまよいでた。
(ぐろーすたーじゅうのふるいいえのやねや、きりづまから、)
グロースターじゅうの古い家の屋根や、切妻から、
(くりすますのうたをうたう、せんものよろこびのこえがきこえてきた。)
クリスマスの歌を歌う、千もの喜びの声が聞こえてきた。
(わたしがしっているぜんぶのうたと、)
わたしが知っている全部の歌と、
(わたしのしらない、たとえば、でぃっくうぃっちんとんがきいた)
わたしの知らない、たとえば、ディック・ウィッチントンがきいた
(かねのようなうたも、いくつか。)
鐘のような歌も、いくつか。
(なかでも、いちばんはやく、)
なかでも、いちばん早く、
(いちばんおおきくうたいだしたのは、おんどりだった。)
一番大きく歌いだしたのは、おんどりだった。
(「おくさんおきろ、ぱいをやけ!」)
「おくさん起きろ、パイを焼け!」
(「ああ、でてこいでてこい、いけのあひるよ。)
「ああ、出てこい出てこい、池のあひるよ。
(おれたちのぱいはどこにある?」としんぷきんはためいきをついた。)
おれたちのパイはどこにある?」とシンプキンはため息をついた。
(さて、やねうらべやには、あかりがつき、)
さて、屋根裏部屋には、明かりがつき、
(だんすのおとがし、ねこたちがあつまってきた。)
ダンスの音がし、猫たちが集まってきた。
(「やれ、ぎーこぎーこと、ねこがこきゅうひくか!)
「やれ、ギーコギーコと、猫が胡弓ひくか!
(おれをぬかして、ぐろーすたーじゅうのねこが、でかけていくわ」と、)
おれをぬかして、グロースター中の猫が、出かけていくわ」と、
(しんぷきんはいった。)
シンプキンはいった。