ベンジャミン・バニーのおはなし 2/3
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | mame | 4634 | C++ | 4.9 | 94.3% | 444.3 | 2191 | 132 | 50 | 2024/10/27 |
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問題文
(ふたりはてをつないでどんどんあるき、)
ふたりは手をつないでどんどん歩き、
(もりはずれのいしがきのうえ、ひらたいところにのぼりました。)
森はずれの石垣の上、平たいところにのぼりました。
(そこからまぐれがーおじさんのにわがみおろせるのです。)
そこからマグレガーおじさんの庭が見下ろせるのです。
(ぴーたーのうわぎとくつが、かかしのところにあるのがはっきりとわかって、)
ピーターの上着と靴が、かかしのところにあるのがはっきりとわかって、
(あたまにはまぐれがーおじさんのおふるのべれーぼう。)
あたまにはマグレガーおじさんのお古のベレーぼう。
(べんじゃみんくんがいいます。)
ベンジャミンくんがいいます。
(「さくのしたをくぐりぬけたら、なんだってふくがだめになる。)
「柵の下をくぐりぬけたら、なんだって服がだめになる。
(なしのきをつたっておりれば、うまくしのびこめるんだ。」)
ナシの木をつたって降りれば、うまくしのびこめるんだ。」
(ぴーたーがあたまからおっこちましたが、ことなきをえました。)
ピーターが頭から落っこちましたが、ことなきをえました。
(したのなえどこがたがやされたばかりで、ふかふかだったのです。)
下の苗床が耕されたばかりで、ふかふかだったのです。
(そこにまかれていたのは、れたすのたねでした。)
そこに蒔かれていたのは、レタスの種でした。
(ふたりはなえどこのあちこちに、ちいさくあやしげなあしあとをたくさんつけます。)
ふたりは苗床のあちこちに、小さくあやしげな足あとをたくさんつけます。
(きぐつをはいたべんじゃみんくんはとくにもう。)
木靴をはいたベンジャミンくんはとくにもう。
(べんじゃみんくんのはなしでは、)
ベンジャミンくんの話では、
(まずやるべきことはぴーたーのふくをとりもどすこと、)
まずやるべきことはピーターの服を取り戻すこと、
(そうすればはんかちもつかえるようになるとか。)
そうすればハンカチも使えるようになるとか。
(というわけで、かかしははだかにされました。)
というわけで、かかしははだかにされました。
(よるのあいだにあめがふったので、くつにはみずがはいっていて、)
夜のあいだに雨が降ったので、靴には水が入っていて、
(うわぎもちょっぴりちぢんでいました。)
上着もちょっぴり縮んでいました。
(べんじゃみんは、べれーぼうもかぶってみましたが、かなりぶかぶかです。)
ベンジャミンは、ベレーぼうもかぶってみましたが、かなりぶかぶかです。
(そのあとたまねぎをはんかちでつつんで、)
そのあとタマネギをハンカチで包んで、
(おばさんへのささやかなおみやげにしようといいだしました。)
おばさんへのささやかなお土産にしようといいだしました。
(ぴーたーはたのしくなさそうでした。)
ピーターは楽しくなさそうでした。
(みみががんがんしっぱなしなのです。)
耳ががんがんしっぱなしなのです。
(それにひきかえ、べんじゃみんはまったくわがものがおで、)
それにひきかえ、ベンジャミンはまったく我がもの顔で、
(れたすのはっぱをかじります。)
レタスの葉っぱをかじります。
(なんでも、いつもおとうさんといっしょに、このにわにやってきては、)
なんでも、いつもおとうさんといっしょに、この庭にやってきては、
(れたすをとって、にちようびのごちそうにするのだとか。)
レタスを取って、日曜日のごちそうにするのだとか。
((ちなみにべんじゃみんくんのおとうさんのなまえは、)
(ちなみにベンジャミンくんのおとうさんの名前は、
(ばにばにぱぱさんといいます。))
ばにばにパパさんといいます。)
(もちろん、いいできのれたすをです。)
もちろん、いい出来のレタスをです。
(ぴーたーはなんにもくちをつけず、おうちにかえりたいといいだしました。)
ピーターは何にも口をつけず、おうちに帰りたいと言いだしました。
(とたんにたまねぎをはんぶんおっことします。)
とたんにタマネギを半分落っことします。
(べんじゃみんくんは、やさいをせおったままじゃ、)
ベンジャミンくんは、野菜を背負ったままじゃ、
(なしのきはのぼれないな、といいました。)
ナシの木はのぼれないな、といいました。
(さきにたって、ずかずかとにわのはんたいがわへとあるいていきます。)
先にたって、ずかずかと庭の反対側へと歩いていきます。
(ふたりがとおったのは、あかるいいろのれんがべいのした、いたをわたしたこみちでした。)
ふたりが通ったのは、明るい色のれんが塀の下、板を渡した小道でした。
(ねずみたちがとぐちだんのところで、さくらんぼのたねをわっていたのですが、)
ねずみたちが戸口段のところで、サクランボの種をわっていたのですが、
(あなうさぴーたーとべんじゃみん・ばにーくんがとおりすぎたので、)
あなうさピーターとベンジャミン・バニーくんが通りすぎたので、
(めをぱちくりさせました。)
めをぱちくりさせました。
(そのうちぴーたーはまたしてもはんかちからてをはなしてしまいます。)
そのうちピーターはまたしてもハンカチから手を放してしまいます。
(ふたりはうえきばちとなえばことひらばちのならんだところへやってきました。)
ふたりは植木鉢と苗箱と平鉢の並んだところへやってきました。
(ぴーたーのみみなりは、ますますひどくなって、)
ピーターの耳鳴りは、ますますひどくなって、
(めなんかあめだまみたいにはれあがって!)
目なんかアメ玉みたいに腫れあがって!
(いとこのすうほまえをあるいていたのですが、)
いとこの数歩まえを歩いていたのですが、
(いきなりたちどまってしまいます。)
いきなり立ち止まってしまいます。
(かどをまわったところ、こうさぎたちのめのまえに、こいつがいたのです!)
角をまわったところ、子うさぎたちの眼の前に、こいつがいたのです!
(べんじゃみんくんはひとめみたとたん、)
ベンジャミンくんはひと目見たとたん、
(すかさずぴーたーをたまねぎごとひっぱって、)
すかさずピーターをタマネギごとひっぱって、
(じぶんもいっしょにかごのしたへとかくれて・・・)
自分もいっしょにかごの下へと隠れて・・・