酒呑童子(大江山) 2

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問題文
(せけんではこのほうしょうのことをしてんのうにならべて、)
世間ではこの保昌のことを四天王に並べて、
(ひとりむしゃといっていました。)
一人武者といっていました。
(それからこれはにんげんのちからだけにはおよばない、)
それからこれは人間の力だけには及ばない、
(かみさまのおちからをもおかりしなければならないというので、)
神様のお力をもお借りしなければならないというので、
(らいこうとほうしょうはおとこやまのはちまんぐうに、つなときんときはすみよしのみょうじんに、)
頼光と保昌は男山の八幡宮に、綱と公時は住吉の明神に、
(さだみつとすえたけはくまののごんげんにおまいりをして、)
貞光と季武は熊野の権現におまいりをして、
(めでたいぶうんをいのりました。)
めでたい武運を祈りました。
(さていよいよおおえやまへむけてたつことにきめると、)
さていよいよ大江山へ向けて立つことにきめると、
(らいこうはじめろくにんのぶしはいずれもやまぶしのすがたになって、)
頼光はじめ六人の武士はいずれも山伏の姿になって、
(あたまにときんをかぶり、すずかけをきました。)
頭に兜巾(ときん)をかぶり、篠掛(すずかけ)を着ました。
(そしてよろいやかぶとはおいのなかにかくして、)
そして鎧(よろい)や兜(かぶと)は笈(おい)の中にかくして、
(せなかにしょって、かたてにこんごうづえをつき、かたてにじゅずをもって、)
背中に背負って、片手に金剛杖をつき、片手に珠数をもって、
(きゃはんのうえにわらじをはき、)
脚絆の上に草鞋をはき、
(だれのめにもやまのなかをしゅぎょうしてあるく)
だれの目にも山の中を修行して歩く
(やまぶしとしかみえないようなすがたにいでたちました。)
山伏としか見えないような姿にいでたちました。