闇の結婚相談所 4
関連タイピング
問題文
(やましたはなっとくして「わかりました」とこたえたが)
山下は納得して「わかりました」と答えたが
(のうとみは「ぼくたちのしごとないようはわかりましたが、いったいどこからそうさに)
納富は「僕たちの仕事内容は分かりましたが、いったいどこから捜査に
(はいればいいんですか」とたずねた。)
入ればいいんですか」と尋ねた。
(「きみたちにこのほんをよんでほしい」かとうけいぶがあるほんをだしたのだった。)
「君たちにこの本を読んでほしい」加藤警部がある本を出したのだった。
(「うちやまじゅんいちろうがかたるしんじつ~ぼくははんにんじゃない~」やましたひろきちょ)
「内山潤一郎が語る真実~僕は犯人じゃない~」山下裕樹著
(「このほんがしゅっぱんされるまえには、やまもとゆうきというきしゃがかいたほんがある。)
「この本が出版される前には、山本祐樹という記者が書いた本がある。
(「41ねんめのしんじつうちやまじゅんいちろうがつたえたかったこと」というたいとるのほんがある)
「41年目の真実 内山潤一郎が伝えたかったこと」というタイトルの本がある
(どちらのほんもわだいになってそれがきっかけでこのじけんもみなおされるようになって)
どちらの本も話題になってそれがきっかけでこの事件も見直されるようになって
(だからいまわれわれがもういちどうごくべきだとうごいているんだ。)
だから今我々がもう一度動くべきだと動いているんだ。
(ざんねんながらやましたひろきさんはこのほんがしゅっぱんされるまでにかろうしして)
残念ながら山下裕樹さんはこの本が出版されるまでに過労死して
(じぶんがかいたほんをみることすらできずにあのよへいってしまった。)
自分が書いた本を見ることすらできずにあの世へ逝ってしまった。
(ゆっくりしてすごすじぶんのじかんをつぶしてまでもしごとにせんねんする)
ゆっくりして過ごす自分の時間をつぶしてまでも仕事に専念する
(じゃーなりずむのせいしんともいうべきひとだったのだろう。)
ジャーナリズムの精神ともいうべき人だったのだろう。
(きみたちには、まずやまもとゆうききしゃからはなしをうかがってほしい」)
君たちには、まず山本祐樹記者から話を伺ってほしい」
(のうとみは「わかりました。さっそっくあぽいんとめんとをとって)
納富は「わかりました。さっそっくアポイントメントを取って
(はなしをうかがいたいとおもいます」といってはなしはおわった。)
話しを伺いたいと思います」といって話は終わった。
(のうとみはすぐきんむのせいぶしんぶんしゃのやまもときしゃにれんらくをとり、ふつかごにあう)
納富はすぐ勤務の西部新聞社の山本記者に連絡を取り、2日後に会う
(やくそくをえたところで、やましたにもせつめいした。)
約束を得たところで、山下にも説明した。
(「ふつかごにかふぇこーとじぼわーるでやまもときしゃにあうことがせいしきにきまったが)
「2日後にカフェ・コートジボワールで山本記者に会うことが正式に決まったが
(やましたくんもついてくるよね?」のうとみのといに「はい、もちろんです」とへんじした)
山下君もついてくるよね?」納富の問いに「はい、勿論です」と返事した
(そのひのばんのことだった。やましたとのうとみのふたりはばんごはんをともにしていた。)
その日の晩のことだった。山下と納富の二人は晩御飯を共にしていた。
(「このみせはぼくがけいさつかんになってから、ここでだされるはかたうどんのあじがだいすきで)
「この店は僕が警察官になってから、ここで出される博多うどんの味が大好きで
(あしげなくかよっているんだよ。ぼくがすきなあじをぜひともやましたくんにも)
足げなく通っているんだよ。僕が好きな味を是非とも山下君にも
(たんのうしてもらいたいとおもってつれてきたんだ」)
堪能してもらいたいと思って連れてきたんだ」
(のうとみはていばんのごぼうてんのさかなのねりものをえんけいにあげたまるてんがのったていばんうどんを)
納富は定番のごぼう天の魚の練り物を円形に揚げた丸天がのった定番うどんを
(やましたはにくうどんをちゅうもん。のうとみがちゅうもんないようをてんいんにはなすと)
山下は肉うどんを注文。納富が注文内容を店員に話すと
(やましたのるーてぃんはらーめんだけではなかったようだ・・・)
山下のルーティンはラーメンだけではなかったようだ・・・
(「にくうどんのうどんのりょうはおおすぎずかつすくなすぎない、ちゅうぐらいのりょうにして。)
「肉うどんのうどんの量は多すぎずかつ少なすぎない、中ぐらいの量にして。
(あとぐざいにつかうにくはあぶらみだけしかないものはngでちゃんとにくのかんしょくを)
あと具材に使う肉は脂身だけしかないものはNGでちゃんと肉の感触を
(あじわえるものにして、それからねぎはおおめにいれてほしいですね。)
味わえるものにして、それからネギは多めに入れてほしいですね。
(あと、だしはおかわりがいつでもできるようにちゃんと)
あと、出汁はおかわりがいつでも出来るようにちゃんと
(やかんごとおいてくださいね」)
ヤカンごと置いてくださいね」
(のうとみはぜっくするしかなかった。)
納富は絶句するしかなかった。
(おーだーどおりにでてきたうどんにやましたは「まあまあのあじですね。)
オーダー通りに出てきたうどんに山下は「まあまあの味ですね。
(これがおいしいっていうんですか。まあはんじょうしていないみせでよくありがちな)
これが美味しいって言うんですか。まあ繁盛していない店でよくありがちな
(あぶらみばかりつかうみせではないというのはたしかですね」)
脂身ばかり使う店ではないというのは確かですね」
(とむねをはっていうのであった。)
と胸を張って言うのであった。
(いえにかえってからのやましたはさらなるたのしみがあった。)
家に帰ってからの山下は更なる楽しみがあった。
(「ふぅ~やっととどいたよ~、ふぐのこのこうじづけ。)
「ふぅ~やっと届いたよ~、フグの子の麹漬け。
(てとろどときしんというもうどくがおおくふくまれているらんそうにもかかわらず)
テトロドトキシンという猛毒が多く含まれている卵巣にも関わらず
(3ねんかんしおづけとこうじづけをしたことによりそのどくがげどくされ)
3年間塩漬けと麹漬けをしたことによりその毒が解毒され
(たべられるじょうたいにするという、いしかわけんではっくつされたこのぎじゅつすごい。)
食べられる状態にするという、石川県で発掘されたこの技術凄い。
(ふしぎなのは、いまだになぜてとろどときしんがげどくされるのかがかがくてきに)
不思議なのは、いまだになぜテトロドトキシンが解毒されるのかが科学的に
(かいめいされていないということだね。これはこれでぱすたにからめてたべたりしたら)
解明されていないということだね。これはこれでパスタに絡めて食べたりしたら
(さいこう。あっそういや、れいぞうこにはいったままのおくのとちさいだー、しおさいだーと)
最高。あっそういや、冷蔵庫に入ったままの奥能登地サイダー、しおサイダーと
(このらんそうのこうじづけをいっしょにあわせるってのもありだね」)
この卵巣の麹漬けを一緒に合わせるってのもありだね」
(しゅみのおとりよせにむちゅうになっていたのであった。)
趣味のお取り寄せに夢中になっていたのであった。