銀河鉄道の夜 40

(りんご 2/3)
青年はつくづく見ながらいいました。
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問題文
(「どうもありがとう。どこでできるのですか。)
「どうもありがとう。どこでできるのですか。
(こんなりっぱなりんごは。」)
こんなりっぱなりんごは。」
(せいねんはつくづくみながらいいました。)
青年はつくづく見ながらいいました。
(「このへんではもちろんのうぎょうはいたしますけれども)
「このへんではもちろん農業はいたしますけれども
(たいていひとりでにいいものができるようなやくそくになっております。)
たいていひとりでにいいものができるような約束になっております。
(のうぎょうだってそんなにほねはおれはしません。)
農業だってそんなに骨は折れはしません。
(たいていじぶんののぞむしゅしさえまけば)
たいてい自分の望む種子さえ蒔けば
(ひとりでにどんどんできます。)
ひとりでにどんどんできます。
(こめだってぱしふぃっくあたりのようにからもないし)
米だってパシフィックあたりのように殻もないし
(じゅうばいもおおきくてにおいもいいのです。)
十倍も大きくて匂いもいいのです。
(けれどもあなたがたのいらっしゃるほうならのうぎょうはもうありません。)
けれどもあなたがたのいらっしゃる方なら農業はもうありません。
(りんごだっておかしだって、かすがすこしもありませんから、)
りんごだってお菓子だって、かすが少しもありませんから、
(みんなそのひとそのひとによって、)
みんなそのひとそのひとによって、
(ちがったわずかのいいかおりになって)
ちがったわずかのいいかおりになって
(けあなから、ちらけてしまうのです。」)
毛あなから、ちらけてしまうのです。」