銀河鉄道の夜 47
(渓谷と高原 2/3)
「新世界交響楽だわ。」
| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ちゃった | 5270 | B++ | 5.2 | 100% | 175.3 | 924 | 0 | 25 | 2025/09/23 |
| 2 | sada | 3018 | E++ | 3.1 | 94.8% | 287.6 | 918 | 50 | 25 | 2025/10/29 |
関連タイピング
-
プレイ回数977かな60秒
-
岩手県の民話です
プレイ回数771長文180秒 -
明智小五郎シリーズ
プレイ回数1618長文かな5218打 -
星の王子さま 河野万里子訳
プレイ回数712長文947打 -
北海道の民話です
プレイ回数554長文180秒 -
岡本綺堂 半七捕物帳シリーズ 第十話
プレイ回数591長文3912打 -
少年探偵団シリーズ第3作品『妖怪博士』
プレイ回数1827長文4470打 -
クマのプーさん名言集です
プレイ回数6万長文かな1133打
問題文
(そのとききしゃはだんだんしずかになって)
そのとき汽車はだんだんしずかになって
(いくつかのしぐなるとてんてつきのあかりをすぎ)
いくつかのシグナルとてんてつ器の灯を過ぎ
(ちいさなていしゃばにとまりました。)
小さな停車場にとまりました。
(そのしょうめんのあおじろいとけいはかっきりだいにじをしめし、)
その正面の青じろい時計はかっきり第二時を示し、
(そのふりこは、かぜもなくなりきしゃもうごかず)
その振子は、風もなくなり汽車もうごかず
(しずかなしずかなのはらのなかに、かちっかちっと)
しずかなしずかな野原のなかに、カチッカチッと
(ただしくときをきざんでいくのでした。)
正しく時をきざんで行くのでした。
(そしてまったくそのふりこのおとのたえまを)
そしてまったくその振子の音のたえまを
(とおくのとおくののはらのはてから、)
遠くの遠くの野原のはてから、
(かすかなかすかなせんりつがいとのようにながれてくるのでした。)
かすかなかすかな旋律が糸のように流れてくるのでした。
(「しんせかいこうきょうがくだわ。」)
「新世界交響楽だわ。」
(むこうのざせきのあねがひとりごとのように)
むこうの座席の姉がひとりごとのように
(こっちをみながらそっといいました。)
こっちを見ながらそっといいました。
(まったくもうくるまのなかでは)
まったくもう車の中では
(あのくろふくのたけたかいせいねんもだれもみんな)
あの黒服の丈高い青年も誰もみんな
(やさしいゆめをみているのでした。)
やさしい夢をみているのでした。
((こんなしずかないいとこで)
(こんなしずかないいとこで
(ぼくはどうしてもっとゆかいになれないのだろう。)
ぼくはどうしてもっと愉快になれないのだろう。
(どうしてこんなにひとりさびしいのだろう。)
どうしてこんなにひとりさびしいのだろう。
(けれどもかむぱねるらなんか、あんまりひどい、)
けれどもカムパネルラなんか、あんまりひどい、
(ぼくといっしょにきしゃにのっていながら)
ぼくといっしょに汽車に乗っていながら
(まるであんなおんなのことばかりはなしているんだもの。)
まるであんな女の子とばかり話しているんだもの。
(ぼくはほんとうにつらい。))
ぼくはほんとうにつらい。)
(じょばんにはまたりょうてでかおをはんぶんかくすようにして)
ジョバンニはまた両手で顔を半分かくすようにして
(むこうのまどのそとをみつめていました。)
向こうの窓のそとを見つめていました。