銀河鉄道の夜 48
(渓谷と高原3/3)
「ええ、ええ、川までは二千尺から六千尺あります。もうまるでひどい峡谷になっているんです。」
| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ちゃった | 5149 | B+ | 5.1 | 99.0% | 143.9 | 748 | 7 | 17 | 2025/09/23 |
| 2 | sada | 2633 | E | 2.7 | 94.5% | 266.6 | 745 | 43 | 17 | 2025/10/30 |
関連タイピング
-
プレイ回数991かな60秒
-
少年探偵団シリーズ第3作品『妖怪博士』
プレイ回数1831長文4470打 -
岡本綺堂 半七捕物帳シリーズ 第十話
プレイ回数600長文3207打 -
明智小五郎事件簿
プレイ回数2238長文4457打 -
北海道の民話です
プレイ回数568長文180秒 -
岩手県の民話です
プレイ回数795長文180秒 -
星の王子さま 河野万里子訳
プレイ回数728長文947打 -
明智小五郎シリーズ
プレイ回数1628長文かな5218打
問題文
(すきとおったがらすのようなふえがなって、きしゃはしずかにうごきだし、)
すきとおったガラスのような笛が鳴って、汽車はしずかに動き出し、
(かむぱねるらもさびしそうに、ほしめぐりのくちぶえをふきました。)
カムパネルラもさびしそうに、星めぐりの口笛を吹きました。
(「ええ、ええ、もうこのへんはひどいこうげんですから。」)
「ええ、ええ、もうこのへんはひどい高原ですから。」
(うしろのほうでだれかとしよりらしいひとの)
うしろの方で誰かとしよりらしい人の
(いまめがさめたというふうで、はきはきはなしているこえがしました。)
いま目がさめたというふうで、はきはきはなしている声がしました。
(「とうもろこしだってぼうでにしゃくもあなをあけておいて、)
「とうもろこしだって棒で二尺もあなをあけておいて、
(そこへまかないとはえないんです。」)
そこへまかないと生えないんです。」
(「そうですか。かわではよほどありましょうかねえ。」)
「そうですか。川ではよほどありましょうかねえ。」
(「ええ、ええ、かわまではにせんしゃくからろくせんしゃくあります。)
「ええ、ええ、川までは二千尺から六千尺あります。
(もうまるでひどいきょうこくになっているんです。」)
もうまるでひどい峡谷になっているんです。」
(そうそうここはころらどのこうげんじゃなかったろうか、)
そうそうここはコロラドの高原じゃなかったろうか、
(じょばんにはおもわずそうおもいました。)
ジョバンニは思わずそう思いました。
(かむぱねるらはまださびしそうにひとりくちぶえをふき、)
カムパネルラはまださびしそうにひとり口笛を吹き、
(おんなのこはまるできぬでつつんだりんごのようなかおいろをして)
女の子はまるで絹でつつんだりんごのような顔いろをして
(じょばんにのみるほうをみているのでした。)
ジョバンニの見る方を見ているのでした。
(とつぜんとうもろこしがなくなって)
突然とうもろこしがなくなって
(おおきなくろいのはらがいっぱいひらけました。)
大きな黒い野原がいっぱいひらけました。