銀河鉄道の夜 58

背景
投稿者投稿者ヤマセミいいね2お気に入り登録
プレイ回数1338難易度(3.7) 1257打 長文
九、ジョバンニの切符 30/36
(サザンクロス 3/4)
「ハレルヤハレルヤ。」
明るくたのしくみんなの声はひびき、みんなはその空の遠くから、つめたい空の遠くから、すきとおったなんともいえずさわやかなラッパの声をききました。
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 布ちゃん 5933 A+ 6.1 97.0% 205.6 1258 38 34 2024/10/29

関連タイピング

問題文

ふりがな非表示 ふりがな表示

(「はれるやはれるや。」)

「ハレルヤハレルヤ。」

(あかるくたのしくみんなのこえはひびき、)

明るくたのしくみんなの声はひびき、

(みんなはそのそらのとおくから、)

みんなはそのそらの遠くから、

(つめたいそらのとおくから、)

つめたいそらの遠くから、

(すきとおったなんともいえずさわやかならっぱのこえをききました。)

すきとおったなんともいえずさわやかなラッパの声をききました。

(そしてたくさんのしぐなるやでんとうのあかりのなかを)

そしてたくさんのシグナルや電燈の灯のなかを

(きしゃはだんだんゆるやかになり、)

汽車はだんだんゆるやかになり、

(とうとうじゅうじかのちょうどまむかいにいってすっかりとまりました。)

とうとう十字架のちょうどま向かいに行ってすっかりとまりました。

(「さあ、おりるんですよ。」)

「さあ、下りるんですよ。」

(せいねんはおとこのこのてをひき、)

青年は男の子の手をひき、

(だんだんむこうのでぐちのほうへあるきだしました。)

だんだん向こうの出口の方へ歩き出しました。

(「じゃさよなら。」)

「じゃさよなら。」

(おんなのこがふりかえってふたりにいいました。)

女の子がふりかえってふたりにいいました。

(「さよなら。」)

「さよなら。」

(じょばんにはまるでなきだしたいのをこらえて)

ジョバンニはまるで泣き出したいのをこらえて

(おこったようにぶっきらぼうにいいました。)

怒ったようにぶっきらぼうにいいました。

(おんなのこはいかにもつらそうにめをおおきくしてもいちどこっちをふりかえって、)

女の子はいかにもつらそうに目を大きくしても一度こっちをふりかえって、

(それからあとはもうだまってでていってしまいました。)

それからあとはもうだまって出て行ってしまいました。

(きしゃのなかはもうはんぶんいじょうもあいてしまい、)

汽車の中はもう半分以上もあいてしまい、

(にわかにがらんとしてさびしくなり)

にわかにがらんとしてさびしくなり

など

(かぜがいっぱいにふきこみました。)

風がいっぱいに吹きこみました。

(そしてみているとみんなはつつましくれつをくんで、)

そして見ているとみんなはつつましく列を組んで、

(あのじゅうじかのまえのあまのがわのなぎさにひざまずいていました。)

あの十字架の前の天の川のなぎさにひざまずいていました。

(そしてそのみえないあまのがわのみずをわたって、)

そしてその見えない天の川の水をわたって、

(ひとりのこうごうしいしろいきもののひとが)

ひとりの神々しい白いきものの人が

(てをのばしてこっちへくるのをふたりはみました。)

手をのばしてこっちへくるのをふたりは見ました。

(けれどもそのときはもうがらすのよびこはならされ、)

けれどもそのときはもうガラスの呼子は鳴らされ、

(きしゃはうごきだし、)

汽車はうごき出し、

(とおもううちにぎんいろのきりがかわしものほうからすうっとながれてきて、)

とおもううちに銀いろの霧が川下のほうからすうっと流れてきて、

(もうそっちはなにもみえなくなりました。)

もうそっちは何も見えなくなりました。

(ただたくさんのくるみのきが)

ただたくさんのくるみの木が

(さんさんとひからしてそのきりのなかにたち、)

さんさんと光らしてその霧の中に立ち、

(きんのえんこうをもったでんきりすが)

黄金(きん)の円光をもった電気リスが

(かわいいかおをそのなかからちらちらのぞいているだけでした。)

かわいい顔をその中からちらちらのぞいているだけでした。

問題文を全て表示 一部のみ表示 誤字・脱字等の報告

ヤマセミのタイピング

オススメの新着タイピング

タイピング練習講座 ローマ字入力表 アプリケーションの使い方 よくある質問

人気ランキング

注目キーワード