春日狂想 (中原中也)

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投稿者投稿者かんぜんさんいいね7お気に入り登録
プレイ回数869難易度(3.3) 1773打 長文
有名な詩のタイピングです。
個人的に好きな詩をタイピングゲームとして作っていきます。よろしければやってみて下さい。今回は中原中也の「春日狂想」です。昔の読み方書き方なので少し難しい部分があります。声に出してそらんじてみるのもいいかもしれません。
朗読されてる方の動画を載せておきます。
https://youtu.be/FEQgvbZ4dkc

作ったタイピングゲームの一覧はこちらです。
https://typing.twi1.me/profile/userId/113751
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 ロンチコ 4403 C+ 4.7 93.9% 376.1 1771 115 58 2024/10/20

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問題文

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(あいするものがしんだときには、)

愛するものが死んだ時には、

(じさつしなけあなりません。)

自殺しなけあなりません。

(あいするものがしんだときには、)

愛するものが死んだ時には、

(それよりほかに、ほうほうがない。)

それより他に、方法がない。

(けれどもそれでも、ごふ(?)がふかくて、)

けれどもそれでも、業(?)が深くて、

(なほもながらふことともなつたら、)

なほもながらふことともなつたら、

(ほうしのきもちに、なることなんです。)

奉仕の気持に、なることなんです。

(ほうしのきもちに、なることなんです。)

奉仕の気持に、なることなんです。

(あいするものは、しんだのですから、)

愛するものは、死んだのですから、

(たしかにそれは、しんだのですから、)

たしかにそれは、死んだのですから、

(もはやどうにも、ならぬのですから、)

もはやどうにも、ならぬのですから、

(そのもののために、そのもののために、)

そのもののために、そのもののために、

(ほうしのきもちに、ならなけあならない。)

奉仕の気持に、ならなけあならない。

(ほうしのきもちに、ならなけあならない。)

奉仕の気持に、ならなけあならない。

(ほうしのきもちになりはなつたが、)

奉仕の気持になりはなつたが、

(さてかくべつの、こともできない。)

さて格別の、ことも出来ない。

(そこでせんより、ほんならじゅくどく。)

そこで以前より、本なら熟読。

(そこでせんより、ひとにはていねい。)

そこで以前より、人には丁寧。

(てむぽただしきさんぽをなして)

テムポ正しき散歩をなして

(ばっかんさなだをけいけんにあみ--)

麦稈真田を敬虔に編み--

など

(まるでこれでは、おもちやのへいたい)

まるでこれでは、玩具の兵隊

(まるでこれでは、まいにち、にちよう。)

まるでこれでは、毎日、日曜。

(じんじゃのひなたを、ゆるゆるあゆみ、)

神社の日向を、ゆるゆる歩み、

(ちじんにあへば、につこりいたし、)

知人に遇へば、につこり致し、

(あめうりぢぢいと、なかよしになり、)

飴売爺々と、仲よしになり、

(はとにまめなぞ、ぱらぱらまいて、)

鳩に豆なぞ、パラパラ撒いて、

(まぶしくなつたら、ひかげにはひり、)

まぶしくなつたら、日蔭に這入り、

(そこでじめんやくさきをみなおす。)

そこで地面や草木を見直す。

(こけはまことに、ひんやりいたし、)

苔はまことに、ひんやりいたし、

(いはうやうなき、きょうのれいじつ。)

いはうやうなき、今日の麗日。

(さんけいにんらもぞろぞろあるき、)

参詣人等もぞろぞろ歩き、

(わたしは、なんにもはらがたたない。)

わたしは、なんにも腹が立たない。

(「まことにじんせい、いっしゅんのゆめ、)

「まことに人生、一瞬の夢、

(ごむふうせんの、うつくしさかな。」)

ゴム風船の、美しさかな。」

(そらにのぼつて、ひかつて、きえて-)

空に昇つて、光つて、消えて-

(やあ、こんにちは、ごきげんいかが。)

やあ、今日は、御機嫌いかが。

(ひさしぶりだね、そのあとどうです。)

久しぶりだね、その後どうです。

(そこらのどこかで、おちゃでものみましよ。)

そこらの何処かで、お茶でも飲みましよ。

(いさんでちゃみせにはひりはすれど、)

勇んで茶店に這入りはすれど、

(ところではなしは、とかくないもの。)

ところで話は、とかくないもの

(たばこなんぞを、くさくさふかし、)

煙草なんぞを、くさくさ吹かし、

(めいじょうしがたいかくごをなして、--)

名状しがたい覚悟をなして、--

(そとはまことににぎやかなこと!)

戸外はまことに賑やかなこと!

(--ではまたそのうち、おくさんによろしく、)

--ではまたそのうち、奥さんによろしく、

(あつちにいつたら、たよりをください。)

外国に行つたら、たよりを下さい。

(あんまりおさけは、のまんがいいよ。)

あんまりお酒は、飲まんがいいよ。

(ばしゃもとおれば、でんしゃもとおる。)

馬車も通れば、電車も通る。

(まことにじんせい、はなよめごりょう。)

まことに人生、花嫁御寮。

(まぶしく、はしく、はたうつむいて、)

まぶしく、美しく、はた俯いて、

(はなしをさせたら、でもうんざりか?)

話をさせたら、でもうんざりか?

(それでもこころをぽーっとさせる、)

それでも心をポーッとさせる、

(まことに、じんせい、はなよめごりょう。)

まことに、人生、花嫁御寮。

(ではみなさん、よろこびすぎずかなしみすぎず、)

ではみなさん、 喜び過ぎず悲しみ過ぎず、

(てむぽただしく、あくしゅをしませう。)

テムポ正しく、握手をしませう。

(つまり、われらにかけてるものは、)

つまり、我等に欠けてるものは、

(じっちょくなんぞと、こころえまして。)

実直なんぞと、心得まして。

(はい、ではみなさん、はい、ごいっしょに--)

ハイ、ではみなさん、ハイ、御一緒に--

(てむぽただしく、あくしゅをしませう。)

テムポ正しく、握手をしませう。

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