時価の算定に関する会計基準

(うるなげうりにおけるとりひきかかくはしじょうさんかしゃかんにおけるとりひきにもとづくか)

売る投げ売りにおける取引価格は市場参加者間における取引に基づく価

(かくではないため、じかにはがいとうしない)

格ではないため、時価には該当しない

(じかにかんするきほんてきなかんがえかた)

時価に関する基本的な考え方

(１，じかのさんていは、しじょうをきそとしたものでありたいしょうとなるきぎょうにこゆう)

１，時価の算定は、市場を基礎としたものであり対象となる企業に固有

(のものではない)

のものではない

(２，じかはでぐちかかくであり、いりぐちかかくではない)

２，時価は出口価格であり、入り口価格ではない

(３，どういつのしさんまたはふさいのかかくがかんさつできないばあいにもちいるひょうかぎほう)

３，同一の資産または負債の価格が観察できない場合に用いる評価技法

(には、かんれんせいのあるかんさつかのうないんぷっとをさいだいげんりようしかんさつできない)

には、関連性のある観察可能なインプットを最大限利用し観察できない

(いんぷっとのりようをさいしょうげんにする。)

インプットの利用を最小限にする。

(ただし、いんぷっとのかんさつかのうせいのみがいんぷっとをせんたくするさいにりよう)

ただし、インプットの観察可能性のみがインプットを選択する際に利用

(されるゆいいつのはんだんきじゅんではなく、かんさつかのうないんぷっとのうちかんれんせいの)

される唯一の判断基準ではなく、観察可能なインプットのうち関連性の

(あるものをさいだいげんりようする)

あるものを最大限利用する

(４，しじょうさんかしゃがしさんまたはふさいのじかをさんていするさいのかていをもちいる)

４，市場参加者が資産または負債の時価を算定する際の仮定を用いる

(が、しさんのほゆうやふさいのけっさいまたはりこうにかんするきぎょうのいとははんえいしな)

が、資産の保有や負債の決済または履行に関する企業の意図は反映しな

(い)

い

(じかのさんていにおけるぽいんと)

時価の算定におけるポイント

(１、さんていびにおけるものをしよう)

１、算定日におけるものを使用

(２，しじょうさんかしゃのしてんでさんてい)

２，市場参加者の視点で算定

(ひょうかぎほう)

評価技法

(ひょうかぎほうをもちいるにあたっては、かんれんせいのあるいんぷっとをさいだいげんりよう)

評価技法を用いるにあたっては、関連性のあるインプットを最大限利用

(し、かんさつできないいんぷっとのりようをさいしょうげんにする)

し、観察できないインプットの利用を最小限にする

(ひょうかぎほうのけいぞくせい)

評価技法の継続性

(じかのさんていにもちいるひょうかぎほうはまいきけいぞくしててきようする)

時価の算定に用いる評価技法は毎期継続して適用する

(とうがいひょうかぎほうまたはそのてきようをへんこうするばあいにはかいけいじょうのみつもりのへんこう)

当該評価技法又はその適用を変更する場合には会計上の見積もりの変更

(としてしょりする)

として処理する

(いんぷっと)

インプット

(ほんかいけいきじゅんでは、じかのさんていにもちいるいんぷっとを３つのれべるにぶんるい)

本会計基準では、時価の算定に用いるインプットを３つのレベルに分類

(している)

している

(れべる１のいんぷっとがもっともゆうせんじゅんいがたかく、れべる３のいんぷっとが)

レベル１のインプットが最も優先順位が高く、レベル３のインプットが

(もっともゆうせんじゅんいがひくい)

最も優先順位が低い

(れべる１のいんぷっとはじかのさんていびにおいてきぎょうがにゅうしゅできるかっぱつな)

レベル１のインプットは時価の算定日において企業が入手できる活発な

(しじょうにおけるどういつのしさんまたはふさいにかかるそうばかかくであ)

市場における同一の資産または負債に係る相場価格であ

(りちょうせいされていないもの)

り調整されていないもの

(れべる２のいんぷっとはしさんまたはふさいについてちょくせつまたはかんせつてきにかん)

レベル２のインプットは資産または負債について直接または間接的に観

(さつかのうないんぷっとのうちれべる１のいんぷっといがいのいんぷっと)

察可能なインプットのうちレベル１のインプット以外のインプット

(れべる３のいんぷっとはしさんまたはふさいについてかんさつできないいんぷっと)

レベル３のインプットは資産または負債について観察できないインプット

(じょうきのいんぷっとをもちいてさんていしたじかは、そのさんていにおいてじゅうようなえい)

上記のインプットを用いて算定した時価は、その算定において重要な影

(きょうをあたえるいんぷっとがぞくするれべるにおうじて、れべる１のじか、れべ)

響を与えるインプットが属するレベルに応じて、レベル１の時価、レベ

(る２のじかまたはれべる３のじかにぶんるいする)

ル２の時価またはレベル３の時価に分類する

(じかのぶんるいとかいじ)

時価の分類と開示

(れべるべつにぶんるいしたじかじょうほうは、ちゅうきによりかいじされる。なおじゅうようせいに)

レベル別に分類した時価情報は、注記により開示される。なお重要性に

(よりちゅうきをしょうりゃくすることができる。れんけつざいむしょひょうにおいてちゅうきしている)

より注記を省略することができる。連結財務諸表において注記している

(ばあいには、こべつざいむしょひょうにおいてきさいをすることをようしない。)

場合には、個別財務諸表において記載をすることを要しない。

(ふさいまたははらいこみしほんをぞうかさせるきんゆうしょうひんのじか)

負債または払込資本を増加させる金融商品の時価

(ふさいのじかのさんていにあたっては、ふさいのふりこうりすくのえいきょうをはんえいす)

負債の時価の算定に当たっては、負債の不履行リスクの影響を反映す

(る。ふさいのふりこうりすくとは、きぎょうがさいむをりこうしないりすくであり)

る。負債の不履行リスクとは、企業が債務を履行しないリスクであり

(、きぎょうじしんのしんようりすくにかぎられるものではない。また、ふさいのふりこう)

、企業自身の信用リスクに限られるものではない。また、負債の不履行

(りすくについては、とうがいふさいのいてんのぜんごでどういつであるとかていする。)

リスクについては、当該負債の移転の前後で同一であると仮定する。