127 イギリスの北アメリカ植民地

(きたあめりかにやってきたいぎりすじんにゅうしょくしゃには、)

北アメリカにやってきたイギリス人入植者には、

(おおきくわけてにしゅるいのぐるーぷがある。だいいちのぐるーぷは)

大きく分けて二種類のグループがある。第一のグループは

(いぎりすじんじぎょうかで、かれらは１７せいきしょとう、かつて)

イギリス人事業家で、彼らは17世紀初頭、かつて

(みなみあめりかにしょくみんしたすぺいんじんにゅうしょくしゃたちにならい、)

南アメリカに植民したスペイン人入植者たちに倣い、

(しんたいりくでのとみをもとめてげんヴぁーじにあしゅうじぇいむずたうんに)

新大陸での富を求めて現ヴァージニア州ジェイムズタウンに

(しょくみんちをきずいた。うよきょくせつはあったものの、)

植民地を築いた。紆余曲折はあったものの、

(ヴぁーじにあしょくみんちはしょうぎょうてきにだいせいこうをおさめた。)

ヴァージニア植民地は商業的に大成功を収めた。

(おなじころ、もうひとつのぐるーぷであるけいけんな)

同じころ、もうひとつのグループである敬虔な

(いぎりすじんにゅうしょくしゃたちがげんまさちゅーせっつしゅうにとうちゃくした。)

イギリス人入植者たちが現マサチューセッツ州に到着した。

(このぐるーぷは、とうじいぎりすでみとめられていなかった)

このグループは、当時イギリスで認められていなかった

(しんきょうのじゆうをもとめてやってきたのである。)

信教の自由を求めてやってきたのである。

(おおくのれきしがくしゃたちは、いぎりすじんにゅうしょくしゃににしゅるいの)

多くの歴史学者たちは、イギリス人入植者に二種類の

(ぐるーぷがあったことが、あめりかじんのあいでんてぃてぃーに)

グループがあったことが、アメリカ人のアイデンティティーに

(いまものこるきんちょうじょうたいのこんげんだとかんがえている。)

今も残る緊張状態の根源だと考えている。

(にゅーいんぐらんどちほうににゅうしょくしたひとびとは、)

ニューイングランド地方に入植した人々は、

(ねつれつなしゅうきょうしんにかられて、いわだらけのまさちゅーせっつのちに、)

熱烈な宗教心に駆られて、岩だらけのマサチューセッツの地に、

(ぜんせかいのみほんとなるようなきょうどうたいをつくろうとした。)

全世界の見本となるような共同体を作ろうとした。

(ぼすとんににゅうしょくしたぴゅーりたんのしどうしゃじょんうぃんすろっぷは、)

ボストンに入植したピューリタンの指導者ジョン・ウィンスロップは、

(ゆうめいなせっきょうのなかで、じぶんたちのしめいについて)

有名な説教の中で、自分たちの使命について

(「わたしたちはおかのうえのまちのようになるべきである。)

「私たちは丘の上の町のようになるべきである。