オ25 マクスウェルの悪魔

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(あついものとつめたいものがせっしょくすれば、)

熱いものと冷たいものが接触すれば、

(りょうしゃはおなじおんどになる。われわれがじょうしきてきとおもっている)

両者は同じ温度になる。我々が常識的と思っている

(そんなげんしょうに、いたずらをしかけるあくまがそんざいする。)

そんな現象に、イタズラを仕掛ける悪魔が存在する。

(はたしてそのあくまとは?)

はたしてその悪魔とは?

(まくすうぇるがていしょうしたしこうじっけんのないようはこうだ。)

マクスウェルが提唱した思考実験の内容はこうだ。

(1きんいつなおんどのきたいでみたされたようきをようい。)

1均一な温度の気体で満たされた容器を用意。

(ただし、ここのぶんしのそくどはきんいつではない)

ただし、個々の分子の速度は均一ではない

(2このようきをちいさなあなのあいたしきりでa、)

2この容器を小さな穴の空いた仕切りでA、

(bのぶぶんにぶんり。ここのぶんしをみて、)

Bの部分に分離。個々の分子を見て、

(あなをかいへいできるそんざいがいるとする)

穴を開閉できる存在がいるとする

(3このそんざいは、すばやいぶんしのみをaからbへ、)

3この存在は、素早い分子のみをAからBへ、

(おそいぶんしのみをbからaへとおりぬけさせるように、)

遅い分子のみをBからAへ通り抜けさせるように、

(このあなをかいへいする)

この穴を開閉する

(4このかていをくりかえせば、いずれこのそんざいが)

4この過程を繰り返せば、いずれこの存在が

(しごとをすることなく、aのおんどをさげ、)

仕事をすることなく、Aの温度を下げ、

(bのおんどをあげることができる。しかし、これ)

Bの温度を上げることができる。しかし、これ

(はねつりきがくほぞんだい2のほうそくとむじゅんする)

は熱力学保存第2の法則と矛盾する

(このちょうえつてきなそんざいが、まくすうぇるのあくまである。)

この超越的な存在が、マクスウェルの悪魔である。

(ようはぶつりがくのかそうてきなわけだが、とはいえ、)

要は物理学の仮想敵な訳だが、とはいえ、

(これをみとめるとえいきゅうきかんというふかのう)

これを認めると永久機関という不可能

など

(なきかいがせいりつしてしまうため、がくしゃたちはこのあくまを)

な機械が成立してしまうため、学者たちはこの悪魔を

(ほうむるしょうめいにやっきになったのである。かいけつまでのみちのりは)

葬る証明に躍起になったのである。解決までの道のりは

(しょうりゃくするが、このあくまはまどのかいへいじにじょうほうのきおくしょうきょを)

省略するが、この悪魔は窓の開閉時に情報の記憶・消去を

(するといったしごとのひつようがあり、そこでぜんたいとして)

するといった仕事の必要があり、そこで全体として

(えんとろぴーがへることにはならないとけつろんされ、)

エントロピーが減ることにはならないと結論され、

(あくまはほうむられることになった。)

悪魔は葬られることになった。

(とおもったら、べつかくどからのきょうふもとうじょう。)

と思ったら、別角度からの恐怖も登場。

(えんとろぴーぞうだいのほうそくは、うちゅうぜんたいからすれば、)

エントロピー増大の法則は、宇宙全体からすれば、

(うちゅうはかならずえんとろぴーをふやしつづけて)

宇宙は必ずエントロピーを増やし続けて

(いることになる。つまりいずれうちゅうは、)

いることになる。つまりいずれ宇宙は、

(せいぶつもむきしつもくうきもさかいめがなく、)

生物も無機質も空気も境い目がなく、

(おなじねつ、おなじぶっしつのみつどになったへいこうのうみになる、)

同じ熱、同じ物質の密度になった平衡の海になる、

(というおそろしいしゅうえんがかせつされた。これを)

という恐ろしい終焉が仮説された。これを

(うちゅうのねってきしというが、あにめやまんがなどでも)

宇宙の熱的死というが、アニメや漫画などでも

(たびたびとうじょうするsfねたとなっている。)

たびたび登場する SFネタとなっている。

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