星の王子さま 18 (20/32)
砂漠の花
サン=テグジュペリ作 内藤濯訳
関連タイピング
-
江戸川乱歩の短編小説です
プレイ回数4659長文6698打 -
少年探偵団シリーズ第3作品『妖怪博士』
プレイ回数1201長文4509打 -
谷崎潤一郎の中編小説です
プレイ回数587長文5454打 -
プレイ回数550長文1086打
-
プレイ回数361長文2026打
-
原初の自覚赤子の哲学的覚醒
プレイ回数3117長文2077打 -
少年探偵団シリーズ第3作品『妖怪博士』
プレイ回数1082長文4593打 -
ハリーポッター呪文
プレイ回数1990かな142打
問題文
ふりがな非表示
ふりがな表示
(おうじさまはさばくをよこぎりましたが、)
王子さまは砂漠をよこぎりましたが、
(たったいちりんのはなにでくわしたきりでした。)
たった一輪の花に出くわしたきりでした。
(まったく、なんでもないはなでした・・・)
まったく、なんでもない花でした・・・
(「こんにちは」 と、おうじさまがいいました。)
「こんにちは」 と、王子さまがいいました。
(「こんにちは」 と、はながいいました。)
「こんにちは」 と、花がいいました。
(「にんげんたちは、どこにいるの?」 と、おうじさまは、ていねいにたずねました。)
「人間たちは、どこにいるの?」 と、王子さまは、ていねいにたずねました。
(はなはあるひ、たいしょうのとおってゆくのをみたことがありました。)
花はある日、隊商の通ってゆくのを見たことがありました。
(「にんげん? ろく、しちにんは、いるでしょうね。)
「人間? 六、七人は、いるでしょうね。
(なんねんかまえに、みかけたことがありましたよ。)
何年か前に、見かけたことがありましたよ。
(だけど、どこであえるか、わかりませんねえ。)
だけど、どこであえるか、わかりませんねえ。
(かぜにふかれてあるきまわるのです。)
風に吹かれて歩きまわるのです。
(ねがないものだから、たいへんふじゆうしてますよ」)
根がないものだから、たいへん不自由してますよ」
(「さようなら」 と、おうじさまがいいました。)
「さようなら」 と、王子さまがいいました。
(「さようなら」 と、はながいいました。)
「さようなら」 と、花がいいました。