ベンジャミン・バニーのおはなし 1/3
 
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問題文
(べんじゃみん・ばにーぱぱさんから,そーりーじゅうのこどもたちへ)
ベンジャミン・バニーパパさんから,ソーリーじゅうのこどもたちへ
(あるひのあさ、いっぴきのこうさぎが、)
ある日の朝、1ぴきの子うさぎが、
(こみちのわきのどてにすわっておりました。)
こみちの脇の土手に座っておりました。
(みちをすすむのはいちだいのばしゃで、うんてんしゅはまぐれがーおじさん、)
道を進むのは1台の馬車で、運転手はマグレガーおじさん、
(わきにはよそいきのぼうしをかぶったまぐれがーおばさんもいました。)
わきにはよそ行きの帽子をかぶったマグレガーおばさんもいました。
(ばしゃがいってしまうと、べんじゃみん・ばにーくんは)
馬車が行ってしまうと、ベンジャミン・バニーくんは
(すぐさまみちへとすべりおりて、かけだしました)
すぐさま道へとすべり降りて、かけだしました
(ーひょい、ぴょんぴょん、びょおうん)
ーひょい、ぴょんぴょん、びょおうん
(ーまぐれがーさんのおにわのうらのもりにすむ)
ーマグレガーさんのお庭のうらの森にすむ
(しんせきのおうちをたずねるのです。)
親戚のおうちを訪ねるのです。
(そのもりにはうさぎあながいたるところにあって、)
その森にはうさぎ穴がいたるところにあって、
(そのなかでもいちばんきちんとしていてふかふかなのが)
そのなかでも一番きちんとしていてふかふかなのが
(べんじゃみんのおばと、そのいとこたち)
ベンジャミンのおばと、そのいとこたち
(ーふろぷしー、もぷしー、かとんてる、ぴーたー)
ーフロプシー、モプシー、カトンテル、ピーター
(ーのおうちなのです。)
ーのおうちなのです。
(あなうさぱぱはもういないので、)
あなうさパパはもういないので、
(あなうさままが、うさぎのけいとでてぶくろやりすとばんどをあんで、)
あなうさママが、うさぎの毛糸で手袋やリストバンドを編んで、
(くらしをたてていました。)
暮らしをたてていました。
((わたしもこのまえ、ばざーでかったんですよ。))
(わたしもこのまえ、バザーで買ったんですよ。)
(そのほか、はーぶやろーずまりーのおちゃ、)
そのほか、ハーブやローズマリーのお茶、
(あなうさたばこ(いわゆるらべんだー)なんてものもうっています。)
あなうさタバコ(いわゆるラベンダー)なんてものも売っています。
(べんじゃみんくんは、あまりおばさんとはあいたくなくて。)
ベンジャミンくんは、あまりおばさんとは会いたくなくて。
(そこでもみのきのうらにまわったのですが、)
そこでモミの木の裏にまわったのですが、
(あやうく、いとこのぴーたーのまうえへ、ころげおちそうになりました。)
あやうく、いとこのピーターのま上へ、転げ落ちそうになりました。
(ぴーたーがひとりでからだをまるめていたのです。)
ピーターがひとりでからだを丸めていたのです。
(どうもげんきがなさそうで、)
どうも元気がなさそうで、
(あかいわたげのはんかちにくるまっていました。)
赤いわたげのハンカチにくるまっていました。
(「ぴーたー。」とべんじゃみんくんのひそひそごえ。)
「ピーター。」とベンジャミンくんのひそひそごえ。
(「おまえ、ふく、だれにとられたんだよ?」)
「おまえ、服、だれにとられたんだよ?」
(ぴーたーのへんじは「まぐれがーおじさんのにわのかかしさ。」)
ピーターの返事は「マグレガーおじさんの庭のかかしさ。」
(それからにわでおいかけまわされたこと、)
それから庭で追いかけまわされたこと、
(くつとふくをなくしたことをせつめいしました。)
靴と服をなくしたことを説明しました。
(べんじゃみんくんはいとこのわきにこしをおろして、ちからづよくかたります。)
ベンジャミンくんはいとこの脇に腰をおろして、力強く語ります。
(まぐれがーおじさんがばしゃででかけたこと、)
マグレガーおじさんが馬車で出かけたこと、
(おばさんもいっしょだということ、)
おばさんもいっしょだということ、
(しかもよそいきのぼうしだったから)
しかもよそいきの帽子だったから
(いちにちじゅう、でかけっぱなしだということを。)
1日中、出かけっぱなしだということを。
(ぴーたーは、あめでもふればいい、といいました。)
ピーターは、雨でも降ればいい、といいました。
(とそのとき、あなうさままのこえが、うさぎあなのなかからきこえてきます。)
とそのとき、あなうさママの声が、うさぎあなの中から聞こえてきます。
(「かとんてる!かとんてる!ちょっとかもみーるをとってきて!」)
「カトンテル!カトンテル!ちょっとカモミールをとってきて!」
(ぴーたーは、さんぽにいけばたぶんきぶんもよくなる、といいました。)
ピーターは、散歩に行けばたぶん気分もよくなる、といいました。






