銀河鉄道の夜 64 終
(銀河のはて 3/3)
ぼくはカムパネルラの行った方を知っています、ぼくはカムパネルラといっしょに歩いていたのですと、いおうとしましたが、もうのどがつまってなんともいえませんでした。
| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ちゃった | 5227 | B+ | 5.2 | 99.1% | 208.7 | 1100 | 9 | 26 | 2025/09/24 |
| 2 | sada | 3125 | E++ | 3.3 | 94.7% | 330.5 | 1093 | 60 | 26 | 2025/11/06 |
関連タイピング
-
プレイ回数504短文かな122打
-
プレイ回数5396長文2395打
-
明智小五郎シリーズ
プレイ回数1440長文4736打 -
プレイ回数247長文2461打
-
夏目漱石
プレイ回数16万長文かな512打 -
プレイ回数6882長文2213打
-
プレイ回数389長文1438打
-
明智小五郎シリーズ
プレイ回数1430長文かな4179打
問題文
(けれどもにわかにかむぱねるらのおとうさんがきっぱりいいました。)
けれどもにわかにカムパネルラのお父さんがきっぱりいいました。
(「もうだめです。おちてからよんじゅうごふんたちましたから。」)
「もう駄目です。落ちてから四十五分たちましたから。」
(じょばんにはおもわずかけよってはかせのまえにたって、)
ジョバンニは思わずかけよって博士の前に立って、
(ぼくはかむぱねるらのいったほうをしっています、)
ぼくはカムパネルラの行った方を知っています、
(ぼくはかむぱねるらといっしょにあるいていたのですと、いおうとしましたが、)
ぼくはカムパネルラといっしょに歩いていたのですと、いおうとしましたが、
(もうのどがつまってなんともいえませんでした。)
もうのどがつまってなんともいえませんでした。
(するとはかせはじょばんにがあいさつにきたとでもおもったものですか、)
すると博士はジョバンニが挨拶にきたとでも思ったものですか、
(しばらくしげしげじょばんにをみていましたが、)
しばらくしげしげジョバンニを見ていましたが、
(「あなたはじょばんにさんでしたね。どうもこんばんはありがとう。」)
「あなたはジョバンニさんでしたね。どうも今晩はありがとう。」
(とていねいにいいました。)
とていねいにいいました。
(じょばんにはなにもいえずにただおじぎをしました。)
ジョバンニは何もいえずにただおじぎをしました。
(「あなたのおとうさんはもうかえっていますか。」)
「あなたのお父さんはもう帰っていますか。」
(はかせはかたくとけいをにぎったまま、またききました。)
博士は堅く時計をにぎったまま、またききました。
(「いいえ。」)
「いいえ。」
(じょばんにはかすかにあたまをふりました。)
ジョバンニはかすかに頭をふりました。
(「どうしたのかなあ、ぼくにはおとといたいへんげんきなたよりがあったんだが。)
「どうしたのかなあ、ぼくには一昨日たいへん元気な便りがあったんだが。
(きょうあたりもうつくころなんだが。)
今日あたりもうつくころなんだが。
(ふねがおくれたんだな。じょばんにさん。)
船がおくれたんだな。ジョバンニさん。
(あしたほうかごみなさんとうちへあそびにきてくださいね。」)
あした放課後みなさんとうちへ遊びにきてくださいね。」
(そういいながらはかせはまたかわしものぎんがのいっぱいにうつったほうへ)
そういいながら博士はまた川下の銀河のいっぱいにうつった方へ
(じっとめをおくりました。)
じっと目を送りました。
(じょばんにはもういろいろなことでむねがいっぱいで)
ジョバンニはもういろいろなことで胸がいっぱいで
(なんにもいえずにはかせのまえをはなれて、)
なんにもいえずに博士の前をはなれて、
(はやくおかあさんにぎゅうにゅうをもっていって、)
早くお母さんに牛乳を持って行って、
(おとうさんのかえることをしらせようとおもうと、)
お父さんの帰ることを知らせようと思うと、
(もういちもくさんにかわらをまちのほうへはしりました。)
もういちもくさんに河原を街の方へ走りました。