銀河鉄道の夜 64 終
九、ジョバンニの切符 36/36
(銀河のはて 3/3)
(銀河のはて 3/3)
ジョバンニは思わずかけよって博士の前に立って、
ぼくはカムパネルラの行った方を知っています、ぼくはカムパネルラといっしょに歩いていたのですと、いおうとしましたが、もうのどがつまってなんともいえませんでした。
ぼくはカムパネルラの行った方を知っています、ぼくはカムパネルラといっしょに歩いていたのですと、いおうとしましたが、もうのどがつまってなんともいえませんでした。
関連タイピング
-
五十音を打ち終わる時間で勝負!あなたは何秒!?
プレイ回数818万 短文かな137打 -
プレイ回数1084 長文かな102打
-
2です
プレイ回数169 かな298打 -
よく耳にすることわざを集めてみました
プレイ回数42万 かな60秒 -
恋愛小説系です!「君と隣で見る世界」第五話
プレイ回数267 長文2228打 -
夏目漱石「抗夫」
プレイ回数135 長文かな2304打 -
恋愛小説系です!「君の隣で見る世界」第四話
プレイ回数300 長文2440打 -
夏目漱石「こころ」3-26
プレイ回数1321 長文1481打
問題文
ふりがな非表示
ふりがな表示
(けれどもにわかにかむぱねるらのおとうさんがきっぱりいいました。)
けれどもにわかにカムパネルラのお父さんがきっぱりいいました。
(「もうだめです。おちてからよんじゅうごふんたちましたから。」)
「もう駄目です。落ちてから四十五分たちましたから。」
(じょばんにはおもわずかけよってはかせのまえにたって、)
ジョバンニは思わずかけよって博士の前に立って、
(ぼくはかむぱねるらのいったほうをしっています、)
ぼくはカムパネルラの行った方を知っています、
(ぼくはかむぱねるらといっしょにあるいていたのですと、いおうとしましたが、)
ぼくはカムパネルラといっしょに歩いていたのですと、いおうとしましたが、
(もうのどがつまってなんともいえませんでした。)
もうのどがつまってなんともいえませんでした。
(するとはかせはじょばんにがあいさつにきたとでもおもったものですか、)
すると博士はジョバンニが挨拶にきたとでも思ったものですか、
(しばらくしげしげじょばんにをみていましたが、)
しばらくしげしげジョバンニを見ていましたが、
(「あなたはじょばんにさんでしたね。どうもこんばんはありがとう。」)
「あなたはジョバンニさんでしたね。どうも今晩はありがとう。」
(とていねいにいいました。)
とていねいにいいました。
(じょばんにはなにもいえずにただおじぎをしました。)
ジョバンニは何もいえずにただおじぎをしました。
(「あなたのおとうさんはもうかえっていますか。」)
「あなたのお父さんはもう帰っていますか。」
(はかせはかたくとけいをにぎったまま、またききました。)
博士は堅く時計をにぎったまま、またききました。
(「いいえ。」)
「いいえ。」
(じょばんにはかすかにあたまをふりました。)
ジョバンニはかすかに頭をふりました。
(「どうしたのかなあ、ぼくにはおとといたいへんげんきなたよりがあったんだが。)
「どうしたのかなあ、ぼくには一昨日たいへん元気な便りがあったんだが。
(きょうあたりもうつくころなんだが。)
今日あたりもうつくころなんだが。
(ふねがおくれたんだな。じょばんにさん。)
船がおくれたんだな。ジョバンニさん。
(あしたほうかごみなさんとうちへあそびにきてくださいね。」)
あした放課後みなさんとうちへ遊びにきてくださいね。」
(そういいながらはかせはまたかわしものぎんがのいっぱいにうつったほうへ)
そういいながら博士はまた川下の銀河のいっぱいにうつった方へ
など
(じっとめをおくりました。)
じっと目を送りました。
(じょばんにはもういろいろなことでむねがいっぱいで)
ジョバンニはもういろいろなことで胸がいっぱいで
(なんにもいえずにはかせのまえをはなれて、)
なんにもいえずに博士の前をはなれて、
(はやくおかあさんにぎゅうにゅうをもっていって、)
早くお母さんに牛乳を持って行って、
(おとうさんのかえることをしらせようとおもうと、)
お父さんの帰ることを知らせようと思うと、
(もういちもくさんにかわらをまちのほうへはしりました。)
もういちもくさんに河原を街の方へ走りました。