グロースターの仕立屋 6/13

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プレイ回数927難易度(4.1) 1191打 長文
戻ってきたシンプキンは、穴糸の包を土瓶の中にこっそりかくした
ピーター・ラビットのお話 15
ベアトリクス・ポター 作
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 ぶす 4238 C 4.7 89.9% 244.2 1165 130 27 2024/11/12

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問題文

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(ちいさなねずみたちは、さっきでていったあなから、またあたまをだして、)

小さなねずみたちは、さっき出ていった穴から、また頭を出して、

(したてやのいうことをきいていた。)

仕立屋の言うことを聞いていた。

(ねずみたちは、たふたのうらじのことや、)

ねずみたちは、タフタの裏地のことや、

(ちいさなねずみのけーぷのことをささやきあった。)

小さなねずみのケープのことをささやきあった。

(そのうち、ねずみたちはとつぜん、はめいたのうしろのつうろにはしりこんだ。)

そのうち、ねずみたちは突然、羽目板の後ろの通路に走り込んだ。

(そして、いえからいえへうつっていきながら、)

そして、家から家へうつっていきながら、

(たがいにきいきいよびかわした。)

たがいにきいきい呼び交わした。

(こうして、しんぷきんがつぼにみるくをかってかえってきたとき、)

こうして、シンプキンがつぼにミルクを買って帰ってきたとき、

(したてやのへやには、ねずみはいっぴきもいなくなっていた。)

仕立屋の部屋には、ねずみは一匹もいなくなっていた。

(しんぷきんは、おもてのとをあけ、)

シンプキンは、表の戸を開け、

(「ぐるる、にゃーお!」といいながら、へやにとびこんできた。)

「ぐるる、にゃーお!」といいながら、部屋に飛び込んできた。

(これは、ねこがきげんのわるいときにだすなきごえだった。)

これは、ねこが機嫌の悪いときに出す鳴き声だった。

(しんぷきんは、ゆきがきらいだった。)

シンプキンは、雪が嫌いだった。

(しんぷきんのみみにもゆき、くびのつけねにもゆきが、たまっていた。)

シンプキンの耳にも雪、首のつけねにも雪が、たまっていた。

(しんぷきんはぱんとそーせーじをしょっきだなのうえにおき、)

シンプキンはパンとソーセージを食器棚の上に置き、

(くんくんはなをうごかした。)

くんくん鼻を動かした。

(「しんぷきん、わしのあないとはどこだ?」と、したてやはきいた。)

「シンプキン、わしの穴糸はどこだ?」と、仕立屋は聞いた。

(けれども、しんぷきんは、みるくをたなのうえにおき、)

けれども、シンプキンは、ミルクを棚の上に置き、

(おかしいぞというかおで、こうちゃぢゃわんをじっとみた。)

おかしいぞという顔で、紅茶茶碗をじっと見た。

(しんぷきんは、ふとったちいさいねずみをいっぴき、ゆうはんにたべたかったのだ!)

シンプキンは、太った小さいねずみを一匹、夕飯に食べたかったのだ!

など

(「しんぷきん、わしのあないとはどこだ?」と、したてやはきいた。)

「シンプキン、わしの穴糸はどこだ?」と、仕立屋は聞いた。

(しんぷきんは、ちいさなつつみを、こっそりどびんのなかにかくした。)

シンプキンは、小さなつつみを、こっそり土瓶の中にかくした。

(ちっとつばをはき、したてやのほうをむいてうなった。)

ちっとツバを吐き、仕立屋の方を向いてうなった。

(もし、しんぷきんにくちがきけたら、こうきいたことだろう。)

もし、シンプキンに口がきけたら、こう聞いたことだろう。

(「わたしのねずみはどこです?」)

「わたしのねずみはどこです?」

(「やれやれ、わしはもうおしまいだ!」と、したてやはいって、)

「やれやれ、わしはもうおしまいだ!」と、仕立屋は言って、

(がっかりしたようすでべっどにはいった。)

がっかりしたようすでベッドにはいった。

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