グロースターの仕立屋 8/13

ベアトリクス・ポター 作
関連タイピング
-
岡本綺堂 半七捕物帳シリーズ 第八話
プレイ回数444長文2391打 -
岡本綺堂 半七捕物帳シリーズ 第八話
プレイ回数592長文2718打 -
プレイ回数266歌詞かな461打
-
プレイ回数1212歌詞980打
-
星の王子さま 河野万里子訳
プレイ回数453長文3768打 -
原初の自覚赤子の哲学的覚醒
プレイ回数2163長文2077打 -
星の王子さま 河野万里子訳
プレイ回数757長文3475打 -
星の王子さま 河野万里子訳
プレイ回数1723長文2121打
問題文
(くりすますいぶとくりすますのあさまでのあいだに、)
クリスマス・イブとクリスマスの朝までのあいだに、
(すべてのどうぶつはくちをきくことができるのだと、ふるいおはなしはつたえている。)
すべての動物は口をきくことができるのだと、古いお話は伝えている。
((ただ、それをきくことができ、そのりゆうがわかるのは、)
(ただ、それを聞くことができ、その理由がわかるのは、
(ほんのすこしのひとたちだけなのだが))
ほんの少しの人たちだけなのだが)
(きょうかいのかねが、まよなかの12じをうったとき、)
教会の鐘が、真夜中の12時をうった時、
(まるでそのかねのこだまのように、かねにこたえるこえがした。)
まるでその鐘のこだまのように、鐘に応える声がした。
(しんぷきんはそれをきき、ゆきのなかにさまよいでた。)
シンプキンはそれを聞き、雪の中にさまよいでた。
(ぐろーすたーじゅうのふるいいえのやねや、きりづまから、)
グロースターじゅうの古い家の屋根や、切妻から、
(くりすますのうたをうたう、せんものよろこびのこえがきこえてきた。)
クリスマスの歌を歌う、千もの喜びの声が聞こえてきた。
(わたしがしっているぜんぶのうたと、)
わたしが知っている全部の歌と、
(わたしのしらない、たとえば、でぃっくうぃっちんとんがきいた)
わたしの知らない、たとえば、ディック・ウィッチントンがきいた
(かねのようなうたも、いくつか。)
鐘のような歌も、いくつか。
(なかでも、いちばんはやく、)
なかでも、いちばん早く、
(いちばんおおきくうたいだしたのは、おんどりだった。)
一番大きく歌いだしたのは、おんどりだった。
(「おくさんおきろ、ぱいをやけ!」)
「おくさん起きろ、パイを焼け!」
(「ああ、でてこいでてこい、いけのあひるよ。)
「ああ、出てこい出てこい、池のあひるよ。
(おれたちのぱいはどこにある?」としんぷきんはためいきをついた。)
おれたちのパイはどこにある?」とシンプキンはため息をついた。
(さて、やねうらべやには、あかりがつき、)
さて、屋根裏部屋には、明かりがつき、
(だんすのおとがし、ねこたちがあつまってきた。)
ダンスの音がし、猫たちが集まってきた。
(「やれ、ぎーこぎーこと、ねこがこきゅうひくか!)
「やれ、ギーコギーコと、猫が胡弓ひくか!
(おれをぬかして、ぐろーすたーじゅうのねこが、でかけていくわ」と、)
おれをぬかして、グロースター中の猫が、出かけていくわ」と、
(しんぷきんはいった。)
シンプキンはいった。