グロースターの仕立屋 13/終
ただ紅色のボタン・ホールひとつだけが、かがられずに残っていた
ピーター・ラビットのお話 15
ベアトリクス・ポター 作
ベアトリクス・ポター 作
| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | だだんどん | 6065 | A++ | 6.6 | 91.4% | 140.8 | 942 | 88 | 23 | 2026/08/18 |
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問題文
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(うわぎのえりや、そでのふちには、ばらとぱんじーのはながししゅうされ、)
上着のえりや、袖の縁には、薔薇とパンジーの花が刺繍され、
(ちょっきはけしとやぐるまそうでかざれていた。)
チョッキはケシと矢車草で飾れていた。
(なにもかもきちんとしたてあげられ、)
なにもかもきちんと仕立て上げられ、
(ただべにいろのぼたんほーるひとつだけが、かがられずにのこっていた。)
ただべに色のボタン・ホール一つだけが、かがられずに残っていた。
(そして、そのぼたんほーるのあるべきところに、)
そして、そのボタン・ホールのあるべきところに、
(ちいさなかみがとめられて、とてもとてもちいさなもじで、)
小さな紙がとめられて、とてもとても小さな文字で、
(「あないとがたりぬ」)
「穴糸が足りぬ」
(とかいてあった。)
とかいてあった。
(そして、このときから、ぐろーすたーのしたてやのうんはひらけた。)
そして、このときから、グロースターの仕立屋の運はひらけた。
(したてやは、たいへんじょうぶになり、かなりゆうふくにもなった。)
仕立屋は、たいへん丈夫になり、かなり裕福にもなった。
(また、ぐろーすたーじゅうのかねもちのあきんどや、)
また、グロースター中の金持ちのあきんどや、
(ぐろーすたーちかくのりっぱなしんしたちのため、)
グロースター近くのりっぱな紳士たちのため、
(たいへんみごとなうわぎをつくった。)
たいへん見事な上着を作った。
(このしたてやのつくるひだかざり、またししゅうのついたかふすやえりは、)
この仕立屋の作る襞飾り、また刺繍のついたカフスや襟は、
(それまでだれもみたことのないようなものだった。)
それまでだれも見たことのないようなものだった。
(けれども、そのどれにもましてみごとなのが、)
けれども、そのどれにもまして見事なのが、
(このひとのかがるぼたんほーるであった。)
このひとのかがるボタン・ホールであった。
(そのぼたんほーるのかがりめは、まことにまことにきちんとそろい、)
そのボタン・ホールのかがり目は、まことにまことにきちんとそろい、
(どうしてあのめがねをかけて、ゆびのまがったとしよりが、)
どうしてあのめがねをかけて、指の曲がった年寄りが、
(それをつくれたのだろうと、ふしぎにおもわれた。)
それを作れたのだろうと、不思議に思われた。
など
(それほどそのかがりめはこまかくてこまかくて、)
それほどそのかがり目は細かくて細かくて、
(まるでちいさなねずみがさしたようにみえるのだった。)
まるで小さなねずみが刺したように見えるのだった。
(おわり。)
おわり。