オオカミ王ロボ 16
シートン動物記
アーネスト・トムソン・シートン作
偕成社文庫
偕成社文庫
| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ミッチャンズ | 7976 | 神 | 8.4 | 94.6% | 209.5 | 1771 | 100 | 36 | 2026/07/05 |
| 2 | だだんどん | 6216 | A++ | 6.8 | 91.4% | 257.2 | 1763 | 164 | 36 | 2026/07/04 |
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問題文
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(さて、おおかみにはひとつのしゅうせいがある。)
さて、オオカミには一つの習性がある。
(なにかしたいのにおいをかぎつけると、)
なにか死体の匂いを嗅ぎつけると、
(べつにくうきがなくても、かならずのぞきにくるものだ。)
べつに食う気がなくても、必ず覗きにくるものだ。
(こんどのさくせんではこのしゅうせいをりようし、)
今度の作戦ではこの習性を利用し、
(なんとかあくとうのいちみを、てにのせられるものとあてこんでいた。)
なんとか悪党の一味を、手にのせられるものと当て込んでいた。
(もちろんろぼは、すぐどうたいのほうのこうさくはみやぶり、)
もちろんロボは、すぐ胴体の方の工作は見破り、
(なかまをちかよらせないようにするだろう。)
仲間を近寄らせないようにするだろう。
(しかし、わたしはくびのほうにおおいにきたいをかけていたのである。)
しかし、私は首の方に大いに期待をかけていたのである。
(なにしろそのくびは、いらないからすてたようにみせかけてあったから。)
何しろその首は、いらないから捨てたように見せかけてあったから。
(いそいであしあとをしらべると、ろぼはいちみがどうたいにちかづくのをとめている。)
急いで足跡を調べると、ロボは一味が胴体に近づくのを止めている。
(だがいっとう、ちいさなおおかみがくびをのぞきにいき、)
だが一頭、小さなオオカミが首を覗きに行き、
(わなのまっただなかにあしをつっこんでいるのだ。)
罠のまっ只中に足を突っ込んでいるのだ。
(われわれはすぐ、あしあとをたどった。)
我々はすぐ、足跡をたどった。
(するとにきろもいかないうちに、そのふうんなおおかみはぶらんかだとわかった。)
すると二キロも行かないうちに、その不運なオオカミはブランカだとわかった。
(だがぶらんかはぜんそくりょくではしりだし、)
だがブランカは全速力で走り出し、
(にじゅっきろいじょうあるうしのあたまをひきずっていたのに、)
二十キロ以上ある牛の頭を引きずっていたのに、
(はしるわたしのつれをたちまちひきはなした。)
走る私の連れをたちまち引き離した。
(だが、いわばにかかったときに、われわれはおいついた。)
だが、岩場にかかった時に、我々は追いついた。
(うしのくびのつのがいわにはさまって、うごきがとれなくなったからだ。)
牛の首の角が岩に挟まって、動きが取れなくなったからだ。
(これまでみたこともない、きれいなおおかみだった。)
これまで見たこともない、きれいなオオカミだった。
など
(けがわはひのうちどころがなく、ほとんどまっしろといってよかった。)
毛皮は非の打ち所がなく、ほとんど真っ白といってよかった。
(ぶらんかはたたかおうとしてむきなおり、なかまをよびあつめようとしてそらにほえた。)
ブランカは戦おうとして向きなおり、仲間を呼び集めようとして空に吠えた。
(そのこえはながくながくきょうこくいっぱいにひびいた。)
その声は長く長く峡谷いっぱいに響いた。
(するととおいだいちで、ひくいこえがこたえた。ろぼじいのこえだ。)
すると遠い台地で、低い声が応えた。ロボじいの声だ。
(だがもうぶらんかはさけぶことはできなかった。)
だがもうブランカは叫ぶことはできなかった。
(われわれがおしよせたからだ。)
我々が押し寄せたからだ。
(ぶらんかはぜんせいりょくをあげて、いきのつづくかぎりわれわれとたたかわねばならなかった。)
ブランカは全精力をあげて、息の続く限り我々と戦わねばならなかった。
(それから、かわいそうだが、どうしてもやむをえないことがおこったのである。)
それから、かわいそうだが、どうしても止むを得ないことがおこったのである。
(あとになっておもいだすと、いっそういやなおもいをさせられたあのことが。)
後になって思い出すと、いっそういやな思いをさせられたあのことが。
(あわれ、うんのつきはてたこのおおかみのくびに、)
あわれ、運のつきはてたこのオオカミの首に、
(われわれはてんでになげなわをなげたのだ。そしてはんたいのほうこうにうまでひかせた。)
我々はてんでに投げ縄を投げたのだ。そして反対の方向に馬で引かせた。
(まもなくぶらんかはくちからちをふき、)
まもなくブランカは口から血を吹き、
(めはどんよりとしてあしをこわばらせたが、やがてちからなくたおれた。)
目はどんよりとして足をこわばらせたが、やがて力なく倒れた。
(わたしたちは、そのしたいをうまにつみあげていえじについた。)
私達は、その死体を馬に積み上げて家路についた。
(そしてからんぽーのあくとうどもにしてやったこのさいしょのちまつりに、)
そしてカランポーの悪党どもにしてやったこの最初の血祭りに、
(いきてんをつくおもいだったのである。)
意気天をつく思いだったのである。