オオカミ王ロボ 16

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プレイ回数889難易度(4.0) 1777打 長文 かな
シートン動物記
アーネスト・トムソン・シートン作
偕成社文庫
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 ミッチャンズ 7976 8.4 94.6% 209.5 1771 100 36 2026/07/05
2 だだんどん 6216 A++ 6.8 91.4% 257.2 1763 164 36 2026/07/04

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問題文

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(さて、おおかみにはひとつのしゅうせいがある。) さて、オオカミには一つの習性がある。 (なにかしたいのにおいをかぎつけると、) なにか死体の匂いを嗅ぎつけると、 (べつにくうきがなくても、かならずのぞきにくるものだ。) べつに食う気がなくても、必ず覗きにくるものだ。 (こんどのさくせんではこのしゅうせいをりようし、) 今度の作戦ではこの習性を利用し、 (なんとかあくとうのいちみを、てにのせられるものとあてこんでいた。) なんとか悪党の一味を、手にのせられるものと当て込んでいた。 (もちろんろぼは、すぐどうたいのほうのこうさくはみやぶり、) もちろんロボは、すぐ胴体の方の工作は見破り、 (なかまをちかよらせないようにするだろう。) 仲間を近寄らせないようにするだろう。 (しかし、わたしはくびのほうにおおいにきたいをかけていたのである。) しかし、私は首の方に大いに期待をかけていたのである。 (なにしろそのくびは、いらないからすてたようにみせかけてあったから。) 何しろその首は、いらないから捨てたように見せかけてあったから。 (いそいであしあとをしらべると、ろぼはいちみがどうたいにちかづくのをとめている。) 急いで足跡を調べると、ロボは一味が胴体に近づくのを止めている。
(だがいっとう、ちいさなおおかみがくびをのぞきにいき、) だが一頭、小さなオオカミが首を覗きに行き、 (わなのまっただなかにあしをつっこんでいるのだ。) 罠のまっ只中に足を突っ込んでいるのだ。 (われわれはすぐ、あしあとをたどった。) 我々はすぐ、足跡をたどった。 (するとにきろもいかないうちに、そのふうんなおおかみはぶらんかだとわかった。) すると二キロも行かないうちに、その不運なオオカミはブランカだとわかった。 (だがぶらんかはぜんそくりょくではしりだし、) だがブランカは全速力で走り出し、 (にじゅっきろいじょうあるうしのあたまをひきずっていたのに、) 二十キロ以上ある牛の頭を引きずっていたのに、 (はしるわたしのつれをたちまちひきはなした。) 走る私の連れをたちまち引き離した。 (だが、いわばにかかったときに、われわれはおいついた。) だが、岩場にかかった時に、我々は追いついた。 (うしのくびのつのがいわにはさまって、うごきがとれなくなったからだ。) 牛の首の角が岩に挟まって、動きが取れなくなったからだ。 (これまでみたこともない、きれいなおおかみだった。) これまで見たこともない、きれいなオオカミだった。
など
(けがわはひのうちどころがなく、ほとんどまっしろといってよかった。) 毛皮は非の打ち所がなく、ほとんど真っ白といってよかった。 (ぶらんかはたたかおうとしてむきなおり、なかまをよびあつめようとしてそらにほえた。) ブランカは戦おうとして向きなおり、仲間を呼び集めようとして空に吠えた。 (そのこえはながくながくきょうこくいっぱいにひびいた。) その声は長く長く峡谷いっぱいに響いた。 (するととおいだいちで、ひくいこえがこたえた。ろぼじいのこえだ。) すると遠い台地で、低い声が応えた。ロボじいの声だ。 (だがもうぶらんかはさけぶことはできなかった。) だがもうブランカは叫ぶことはできなかった。 (われわれがおしよせたからだ。) 我々が押し寄せたからだ。 (ぶらんかはぜんせいりょくをあげて、いきのつづくかぎりわれわれとたたかわねばならなかった。) ブランカは全精力をあげて、息の続く限り我々と戦わねばならなかった。 (それから、かわいそうだが、どうしてもやむをえないことがおこったのである。) それから、かわいそうだが、どうしても止むを得ないことがおこったのである。 (あとになっておもいだすと、いっそういやなおもいをさせられたあのことが。) 後になって思い出すと、いっそういやな思いをさせられたあのことが。 (あわれ、うんのつきはてたこのおおかみのくびに、) あわれ、運のつきはてたこのオオカミの首に、 (われわれはてんでになげなわをなげたのだ。そしてはんたいのほうこうにうまでひかせた。) 我々はてんでに投げ縄を投げたのだ。そして反対の方向に馬で引かせた。 (まもなくぶらんかはくちからちをふき、) まもなくブランカは口から血を吹き、 (めはどんよりとしてあしをこわばらせたが、やがてちからなくたおれた。) 目はどんよりとして足をこわばらせたが、やがて力なく倒れた。 (わたしたちは、そのしたいをうまにつみあげていえじについた。) 私達は、その死体を馬に積み上げて家路についた。 (そしてからんぽーのあくとうどもにしてやったこのさいしょのちまつりに、) そしてカランポーの悪党どもにしてやったこの最初の血祭りに、 (いきてんをつくおもいだったのである。) 意気天をつく思いだったのである。
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