83 中世哲学
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | kazu0610 | 3662 | D+ | 3.9 | 93.0% | 478.4 | 1893 | 141 | 31 | 2024/09/30 |
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問題文
(せいようてつがくしにおけるちゅうせいは、いっぱんに、こてんこだいがおわった)
西洋哲学史における中世は、一般に、古典古代が終わった
(きげん5せいきころから、るねさんすがはじまる15せいきころまでと)
紀元5世紀ころから、ルネサンスが始まる15世紀ころまでと
(ていぎされる。ちゅうせいでは、ほかのがくもんぶんやではめだったしんてんが)
定義される。中世では、他の学問分野では目立った進展が
(なかったが、てつがくはきわめてさかんで、かずかずのすぐれたじんぶつがかつやくした。)
なかったが、哲学はきわめて盛んで、数々の優れた人物が活躍した。
(さいしょのしゅようなちゅうせいてつがくしゃは、あうぐすてぃぬすで、かれは)
最初の主要な中世哲学者は、アウグスティヌスで、彼は
(ぷらとんてつがくときりすときょうをとうごうしようとこころみた。)
プラトン哲学とキリスト教を統合しようと試みた。
(あうぐすてぃぬすは、きょうかいでのおしえだけでなく、せいようのてつがくや)
アウグスティヌスは、教会での教えだけでなく、西洋の哲学や
(ぶんかぜんぱんにもおおきなえいきょうをのこした。もうひとりじゅうようなちゅうせいてつがくしゃに、)
文化全般にも大きな影響を残した。もうひとり重要な中世哲学者に、
(ぼえてぃうすがいる。げんざいでは「てつがくのなぐさめ」のちょしゃとして)
ボエティウスがいる。現在では『哲学の慰め』の著者として
(ゆうめいだが、かれがこのぶんやにのこしたもっともじゅうようなこうけんは、ぎりしあてつがくを)
有名だが、彼がこの分野に残した最も重要な貢献は、ギリシア哲学を
(らてんごにほんやくしたことだった。ぼえてぃうすは、ぎりしあごに)
ラテン語に翻訳したことだった。ボエティウスは、ギリシア語に
(つうじていたさいごのにしよーろっぱじんのひとりであり、そのしご、)
通じていた最後の西ヨーロッパ人のひとりであり、その死後、
(ぎりしあごのちしきはよーろっぱぶんかからなんびゃくねんかんもとだえることに)
ギリシア語の知識はヨーロッパ文化から何百年間も途絶えることに
(なった。しょきちゅうせいは、ふたりのいだいなじんぶつのとうじょうでおわる。)
なった。初期中世は、ふたりの偉大な人物の登場で終わる。
(そのじんぶつとは、かんたべりーのあんせるむすとぴえーるあべらーる)
その人物とは、カンタベリーのアンセルムスとピエール・アベラール
(だ。あんせるむすは、じちょ「ぷろすろぎおん」でかみのそんざいについて)
だ。アンセルムスは、自著『プロスロギオン』で神の存在について
(ぶんせきてきつまり「そんざいろんてき」しょうめいをはじめてていじしたことでゆうめいだ。)
分析的つまり「存在論的」証明をはじめて提示したことで有名だ。
(あべらーるは、ろんりがくといみろんのれきしでじゅうようなじんぶつだが、)
アベラールは、論理学と意味論の歴史で重要な人物だが、
(それよりも、さいえんのでしえろいーずとこいなかになったことで)
それよりも、才媛の弟子エロイーズと恋仲になったことで
(しられている。かれはえろいーずとのあいだにこどもをもうけ、)
知られている。彼はエロイーズとのあいだに子どもをもうけ、
(ゆうめいなおうふくしょかんをのこした。ちゅうせいこうきのてつがくは、それまでととくちょうが)
有名な往復書簡を残した。中世後期の哲学は、それまでと特徴が
(かなりことなるが、そのりゆうのひとつは、13せいきにありすとてれすの)
かなり異なるが、その理由のひとつは、13世紀にアリストテレスの
(ちょさくをちゅうしんにこだいぎりしあのぶんけんがさいはっけんされたからであった。)
著作を中心に古代ギリシアの文献が再発見されたからであった。
(ちゅうせいこうきのしゅようなてつがくしゃ(とますあくぃなす、)
中世後期の主要な哲学者(トマス・アクィナス、
(じょんどぅんすすことぅす、おっかむのうぃりあむ)は、)
ジョン・ドゥンス・スコトゥス、オッカムのウィリアム)は、
(ありすとてれすからのえいきょうをつよくうけており、それぞれが)
アリストテレスからの影響を強く受けており、それぞれが
(ありすとてれすのぐたいてきなちょさくにたいしてこうせいにのこるちゅうしゃくしょを)
アリストテレスの具体的な著作に対して後世に残る注釈書を
(かいている。このさんにんのうちもっともじゅうようなのがとますあくぃなすで、)
書いている。この三人のうち最も重要なのがトマス・アクィナスで、
(かれはありすとてれすてつがくときりすときょうしんがくをとうごうして、そうだいな)
彼はアリストテレス哲学とキリスト教神学を統合して、壮大な
(てつがくしんがくたいけいをつくりあげた。いらいあくぃなすはかとりっくの)
哲学・神学体系を作り上げた。以来アクィナスはカトリックの
(かんがえかたに、けっていてきとはいわないまでも、おおきなえいきょうをあたえている。)
考え方に、決定的とは言わないまでも、大きな影響を与えている。