86 ジョン・スタインベック

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問題文

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(20せいきあめりかのしょうせつかのなかでもとくに)

20世紀アメリカの小説家の中でも特に

(あいどくされているひとり、じょんすたいん)

愛読されているひとり、ジョン・スタイン

(べっくは、さくひんにしゅっしんちかりふぉるにあしゅうの)

ベックは、作品に出身地カリフォルニア州の

(ちほうしょくをふんだんにもりこんでいる。)

地方色をふんだんに盛り込んでいる。

(どうじだいのさっかにくらべてゆうがさにもかくしんせいにも)

同時代の作家に比べて優雅さにも革新性にも

(かけるといってひょうかしないひひょうかもおおいが、)

欠けると言って評価しない批評家も多いが、

(どくしゃのあいだではむかしからにんきがたかく、)

読者のあいだでは昔から人気が高く、

(すたいんべっくがかんどうてきでしょうちょうせいにみち、)

スタインベックが感動的で象徴性に満ち、

(しゃかいてきにいぎのあるものがたりをつくりだすさいのうの)

社会的に意義のある物語を作り出す才能の

(もちぬしであることにいろんはない。)

持ち主であることに異論はない。

(すたいんべっくは、かりふぉるにあしゅう)

スタインベックは、カリフォルニア州

(さりなすでうまれた。さりなすは、)

サリナスで生まれた。サリナスは、

(さんふらんしすこともんとれーにはさまれた)

サンフランシスコとモントレーに挟まれた

(のうぎょうちたいのまんなかにある。すたんふぉーど)

農業地帯の真ん中にある。スタンフォード

(だいがくでまなび、にくたいろうどうしゃとしてしょくをてんてんと)

大学で学び、肉体労働者として職を転々と

(したのち、1920ねんだいこうはんからほんかくてきなしっぴつ)

したのち、1920年代後半から本格的な執筆

(かつどうにはいった。すたいんべっくのしょきの)

活動に入った。スタインベックの初期の

(さくひんはひょうかされなかったが、だいきょうこうじだいの)

作品は評価されなかったが、大恐慌時代の

(もんとれーにすむめきしこけいあめりかじんたちを)

モントレーに住むメキシコ系アメリカ人たちを

(えがいたしょうせつ「とーてぃーやふらっと」で)

描いた小説『トーティーヤ・フラット』で

など

(ついにせいこうをおさめた。ついで、かりふぉるにあ)

ついに成功を収めた。次いで、カリフォルニア

(ののうじょうではたらくふたりのでかせぎろうどうしゃれにーと)

の農場で働くふたりの出稼ぎ労働者レニーと

(じょーじのひげきのものがたり「はつかねずみとにんげん」)

ジョージの悲劇の物語『二十日鼠と人間』

(をだした。すたいんべっくのけっさくにしてもっとも)

を出した。スタインベックの傑作にして最も

(ゆうめいなさくひんが、「いかりのぶどう」だ。これは、)

有名な作品が、『怒りの葡萄』だ。これは、

(すなあらしちたいであるおくらほましゅうののうみんいっかが、)

砂嵐地帯であるオクラホマ州の農民一家が、

(かんばつにくるしむちゅうせいぶから、よりよいせいかつを)

干ばつに苦しむ中西部から、よりよい生活を

(もとめてかりふぉるにあしゅうへうつりすむものがたり)

求めてカリフォルニア州へ移り住む物語

(である。まずしいがぜんりょうなじょーどいっかは、)

である。貧しいが善良なジョード一家は、

(たびのとちゅうでかんなんしんくをあじわうがたがいへの)

旅の途中で艱難辛苦を味わうが互いへの

(おもいやりとかぞくのきずなから、いきるちからと)

思いやりと家族のきずなから、生きる力と

(きぼうをひきだしていく。ほんさくはいちだい)

希望を引き出していく。本作は一大

(せんせーしょんをまきおこし、だいきょうこうじだいの)

センセーションを巻き起こし、大恐慌時代の

(ひんみんのきゅうぼうにひとびとのめをひきつけることに)

貧民の窮乏に人々の目を引きつけることに

(なった。しゅっぱんいらい、いまにいたるまでどくしゃからの)

なった。出版以来、今に至るまで読者からの

(にんきはたかく、あめりかのがっこうではえいごきょうざいの)

人気は高く、アメリカの学校では英語教材の

(ていばんとなっている。こうはんせいにはいると、)

定番となっている。 後半生に入ると、

(さまざまなじゃんるやけいしきにいよくてきにちょうせんし、)

さまざまなジャンルや形式に意欲的に挑戦し、

(うまくいくこともあればそうでないことも)

うまくいくこともあればそうでないことも

(あった。このじきのさくひんとしてもっともゆうめい)

あった。この時期の作品として最も有名

(なのが、もんとれーのこうじょうちくにすむびんぼうにん)

なのが、モントレーの工場地区に住む貧乏人

(たちのどたばたきげきをえがいた)

たちのドタバタ喜劇を描いた

(「きゃなりーろう」と、せいしょのそうせいきを)

『キャナリー・ロウ』と、聖書の創世記を

(さりなすぼんちにぶたいをうつしてほんあんした)

サリナス盆地に舞台を移して翻案した

(ちょうだいなしょうせつ「えでんのひがし」だ。)

長大な小説『エデンの東』だ。

(すたいんべっくは「えでんのひがし」を)

スタインベックは『エデンの東』を

(じさくのなかではさいこうとおもっていた(じじつ、)

自作の中では最高と思っていた(事実、

(べすとせらーにもなった)が、ひひょうかからは、)

ベストセラーにもなった)が、批評家からは、

(せっきょうじみていておもしろみにかけると)

説教じみていておもしろみに欠けると

(ひょうされた。それでもほんさくは、このちいきのひとびとと)

評された。それでも本作は、この地域の人々と

(れきしをしょうさいかつゆたかにえがきだしており、)

歴史を詳細かつ豊かに描き出しており、

(すたいんべっくはかりふぉるにあのもっとも)

スタインベックはカリフォルニアの最も

(じゅうようなぶんがくてきかいせつしゃというひょうかをふどうのものと)

重要な文学的解説者という評価を不動のものと

(した。1962ねんにすたいんべっくは、)

した。1962年にスタインベックは、

(「おもいやりのあるゆーもあとするどいしゃかいかんさつを)

「思いやりのあるユーモアと鋭い社会観察を

(むすびつけた、げんじつてきでそうぞうりょくあふれるちょさく」を)

結びつけた、現実的で想像力あふれる著作」を

(りゆうに、のーべるぶんがくしょうをじゅしょうした。)

理由に、ノーベル文学賞を受賞した。

(この、だんことしたようしゃないひっちでひんこんを)

この、断固とした容赦ない筆致で貧困を

(びょうしゃするしせいに、らっかんてきなたいどをむすびつけると)

描写する姿勢に、楽観的な態度を結びつけると

(いうどくとくなぎょうせきによって、すたいんべっくは)

いう独特な業績によって、スタインベックは

(あめりかのしょうせつかのなかでふきゅうのちいをえたのである。)

アメリカの小説家の中で不朽の地位を得たのである。

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