144 ワクチン

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問題文

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(わくちんは、)

ワクチンは、

(からだにびょうきとたたかうじゅんびをさせるものだ。)

体に病気と戦う準備をさせるものだ。

(わくちんはふつう、)

ワクチンはふつう、

(どくそをよわめたびょうげんたいかしんだびょうげんたい、つまり)

毒素を弱めた病原体か死んだ病原体、つまり

(びょうきのちからをよわくしたびょうげんたいでできている。)

病気の力を弱くした病原体でできている。

(たいないのめんえきけいが)

体内の免疫系が

(どくそをよわめたびょうげんたいにであうと、)

毒素を弱めた病原体に出合うと、

(それせんようのこうたいをつくって、すぐさまたいじする。)

それ専用の抗体を作って、すぐさま退治する。

(そのご、からだにほんもののびょうげんたいがはいってくると、)

その後、体に本物の病原体が入ってくると、

(めんえきけいはいぜんにつくったこうたいをおもいだし、)

免疫系は以前に作った抗体を思い出し、

(びょうきをかんたんにげきたいする。)

病気を簡単に撃退する。

(わくちんがはつめいされたのは、)

ワクチンが発明されたのは、

(よーろっぱでてんねんとうがもういをふるっていた)

ヨーロッパで天然痘が猛威を振るっていた

(1796ねんのことだった。)

1796年のことだった。

(いぎりすのいなかいしえどわーど)

イギリスの田舎医師エドワード・

(じぇんなーは、おもしろいことにきがついた。)

ジェンナーは、おもしろいことに気がついた。

(うしのちちしぼりをするのうふたちは、)

牛の乳搾りをする農婦たちは、

(にゅうぎゅうとせっするうちに、てんねんとうよりしょうじょうのかるい)

乳牛と接するうちに、天然痘より症状の軽い

(ぎゅうとうにかかることがあるが、)

牛痘にかかることがあるが、

(ぎゅうとうにかかったのうふは、)

牛痘にかかった農婦は、

など

(どうやらてんねんとうにかかりにくいらしいのだ。)

どうやら天然痘にかかりにくいらしいのだ。

(もしやとおもってじぇんなーは、)

もしやと思ってジェンナーは、

(あるのうふのてからぎゅうとうのうみをさいしゅすると、)

ある農婦の手から牛痘の膿を採取すると、

(それをはっさいになるのうかのしょうねんにせっしゅした。)

それを八歳になる農家の少年に接種した。

(しょうねんはぎゅうとうになったが、すぐにかいふくした。)

少年は牛痘になったが、すぐに回復した。

(そのあとでじぇんなーがしょうねんに)

そのあとでジェンナーが少年に

(てんねんとうをせっしゅしたところ、)

天然痘を接種したところ、

(しょうねんはてんねんとうにならなかった。)

少年は天然痘にならなかった。

(これによってじぇんなーは、)

これによってジェンナーは、

(ぎゅうとうをつかえばにんげんをてんねんとうからまもれるとの)

牛痘を使えば人間を天然痘から守れるとの

(けつろんにたっした。)

結論に達した。

(さいしょのわくちんは、)

最初のワクチンは、

(じつはぎゅうとうういるすだったのである。)

じつは牛痘ウイルスだったのである。

(ちなみに「わくちん」ということばは、)

ちなみに「ワクチン」という言葉は、

(らてんごで「うし」をいみする)

ラテン語で「牛」を意味する

(「わっか」からきている。)

「ワッカ」から来ている。

(わくちんは、せかいでもっともちしりつのたかい)

ワクチンは、世界で最も致死率の高い

(びょうきのいくつか(はしか、おたふくかぜ、)

病気のいくつか(はしか、おたふくかぜ、

(ふうしん、けっかく、ひゃくにちぜき、てんねんとう)から)

風疹、結核、百日咳、天然痘)から

(じんるいをまもってきた。)

人類を守ってきた。

(おもしろいのは、びょうきからみをまもるには)

おもしろいのは、病気から身を守るには

(ぜんいんがわくちんせっしゅをうけなくてもよい)

全員がワクチン接種を受けなくてもよい

(というてんだ。)

という点だ。

(しゅうだんめんえきといって、あるしゅうだんのうち)

集団免疫といって、ある集団のうち

(いっていすうのひとがわくちんをせっしゅすると、)

一定数の人がワクチンを接種すると、

(そのひとたちがばりあとなって)

その人たちがバリアとなって

(びょうきのかくだいをふせいでくれるのだ。)

病気の拡大を防いでくれるのだ。

(ぐたいてきなすうちはびょうきによってことなるが、)

具体的な数値は病気によって異なるが、

(たいていのばあい、ぜんたいの90%が)

たいていの場合、全体の90%が

(わくちんをせっしゅすれば、)

ワクチンを接種すれば、

(ぜんいんがせっしゅしたのとおなじこうかがえられる。)

全員が摂取したのと同じ効果が得られる。

(しゅうだんによっても、びょうきがひろまりやすいしゅうだんと、)

集団によっても、病気が広まりやすい集団と、

(そうでないしゅうだんとがある。)

そうでない集団とがある。

(あめりかでもっともびょうきがひろまりやすいのは、)

アメリカで最も病気が広まりやすいのは、

(ふだんからたがいにちかいきょりですごすことのおおい、)

普段から互いに近い距離で過ごすことの多い、

(がっこうにかようじどうたちだ。)

学校に通う児童たちだ。

(あめりかのえもりーだいがくのけんきゅうによると、)

アメリカのエモリー大学の研究によると、

(じどうの30%にいんふるえんざの)

児童の30%にインフルエンザの

(よぼうせっしゅをしただけで、)

予防接種をしただけで、

(いんふるえんざがちいきぜんたいにひろまるかくりつが、)

インフルエンザが地域全体に広まる確率が、

(90%から65%にさがった。)

90%から65%に下がった。

(じどうの70%がよぼうせっしゅをうけたばあい、)

児童の70%が予防接種を受けた場合、

(そのかくりつは4%にまでおちた。)

その確率は4%にまで落ちた。

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