★ストア派とエピクロス派

(ぜのんは（すとあは）とえぴくろすはは、)

ゼノン派（ストア派）とエピクロス派は、

(こだいぎりしゃじだいのだいひょうてきなてつがくはばつです。)

古代ギリシャ時代の代表的な哲学派閥です。

(それぞれのがくはは、にんげんのこうふくとはなにか、)

それぞれの学派は、人間の幸福とは何か、

(どのようにいきるべきかというといに)

どのように生きるべきかという問いに

(ことなるこたえをていあんしています。)

異なる答えを提案しています。

(ぜのんははきげんぜん３せいきにぜのんによって)

ゼノン派は紀元前3世紀にゼノンによって

(そうせつされました。このがくはは、どうとくてきなせいかつが)

創設されました。この学派は、道徳的な生活が

(さいこうのこうふくをもたらすとしゅちょうし、かんじょうやよっきゅうに)

最高の幸福をもたらすと主張し、感情や欲求に

(さゆうされない「あぱていあ（ふどうしん）」を)

左右されない「アパテイア（不動心）」を

(じゅうししました。かれらはしぜんとがっちする)

重視しました。彼らは自然と合致する

(いきかた、すなわちりせいにもとづいてこうどうすることを)

生き方、すなわち理性に基づいて行動することを

(りそうとし、これをたっせいすることがしんの)

理想とし、これを達成することが真の

(こうふくにつながるとかんがえました。)

幸福につながると考えました。

(ぜのんはは、がいてきなものにいぞんせず、)

ゼノン派は、外的なものに依存せず、

(ないめんのへいせいをたもつことをきょうちょうしています。)

内面の平静を保つことを強調しています。

(いっぽう、えぴくろすははきげんぜん４せいきに)

一方、エピクロス派は紀元前4世紀に

(えぴくろすによってせつりつされました。)

エピクロスによって設立されました。

(このがくははかいらくしゅぎとしてしられ、)

この学派は快楽主義として知られ、

(こころのへいおんとしんたいのくつうのふざいをさいこうのぜんとして)

心の平穏と身体の苦痛の不在を最高の善として

(います。しかし、えぴくろすはのかいらくは)

います。しかし、エピクロス派の快楽は