★法人の誕生
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問題文
(ほうじんとは、こじんとはことなる)
法人とは、個人とは異なる
(どくりつしたほうてきなしゅたいです。)
独立した法的な主体です。
(これには、みんかんきぎょうだけでなく、)
これには、民間企業だけでなく、
(こうきょうだんたいやｎｐｏなどがふくまれます。)
公共団体やNPOなどが含まれます。
(ほうじんのがいねんは、)
法人の概念は、
(こだいろーまほうにさかのぼることができ、)
古代ローマ法に遡ることができ、
(ちゅうせいよーろっぱでは、)
中世ヨーロッパでは、
(きょうかいやしちょうそんがほうじんかくをゆうしていました。)
教会や市町村が法人格を有していました。
(きんだいになると、)
近代になると、
(しょうぎょうかつどうがかっぱつになり、)
商業活動が活発になり、
(きぎょうとしてのほうじんが)
企業としての法人が
(じゅうようせいをましました。)
重要性を増しました。
(これにともない、ほうじんかくをもつことで、)
これに伴い、法人格を持つことで、
(かいしゃはこじんとはどくりつした)
会社は個人とは独立した
(ざいさんをもつことがかのうになり、)
財産を持つことが可能になり、
(けいざいかつどうがよりこうりつてきになりました。)
経済活動がより効率的になりました。
(にほんでは、めいじじだいに)
日本では、明治時代に
(せいようのほうせいどをとりいれるなかで、)
西洋の法制度を取り入れる中で、
(かいしゃほうやみんぽうなどによって)
会社法や民法などによって
(ほうじんせいどがせいびされました。)
法人制度が整備されました。
(これにより、きぎょうやだんたいが)
これにより、企業や団体が
(ほうじんとしてみとめられ、)
法人として認められ、
(みずからのせきにんのもとに)
自らの責任のもとに
(けいざいかつどうをおこなうことができるようになりました。)
経済活動を行うことができるようになりました。
(ほうじんはこじんとはことなり、)
法人は個人とは異なり、
(ちょうきかんそんぞくすることがかのうです。)
長期間存続することが可能です。
(これにより、だいきぼなとうしや)
これにより、大規模な投資や
(じぎょうてんかいがしやすくなり、)
事業展開がしやすくなり、
(けいざいせいちょうにおおきくきよしています。)
経済成長に大きく寄与しています。
(また、ほうじんがしゃっきんなどのさいむをおうさい、)
また、法人が借金などの債務を負う際、
(そのせきにんはほうじんじたいにかぎられ、)
その責任は法人自体に限られ、
(かぶぬしやけいえいしゃのこじんざいさんは)
株主や経営者の個人財産は
(きほんてきにほごされます。)
基本的に保護されます。
(げんだいのほうじんは、)
現代の法人は、
(こくさいてきにかつどうするきぎょうから、)
国際的に活動する企業から、
(ちいきみっちゃくがたのしょうきぼなだんたいまで、)
地域密着型の小規模な団体まで、
(たようなけいたいをとります。)
多様な形態を取ります。
(ほうじんのそんざいは、)
法人の存在は、
(げんだいしゃかいにおいて)
現代社会において
(けいざいだけでなく、)
経済だけでなく、
(ぶんかやふくしのめんでも)
文化や福祉の面でも
(じゅうようなやくわりをはたしています。)
重要な役割を果たしています。