オ42 輪廻転生

(りんねてんせいとは、しんだにんげんがただいきかえるのではなく、)

輪廻転生とは、死んだ人間がただ生き返るのではなく、

(べつのせいぶつとしててんせいすること。)

べつの生物として転生すること。

(いちぶのしゅうきょうでは、このるーぷからぬけだすことが)

一部の宗教では、このループから抜け出すことが

(すくいとなっている。)

救いとなっている。

(「りんね」と「てんせい」は、)

「輪廻」と「転生」は、

(それぞれがどくりつしたいみをもつことばだが、)

それぞれが独立した意味をもつ言葉だが、

(いみあいがにているため、)

意味合いが似ているため、

(よじじゅくごとしてもちいられることもおおい。)

四字熟語として用いられることも多い。

(こういったさいせいしそうはせかいかくちにそんざいし、)

こういった再生思想は世界各地に存在し、

(とくにぶっきょうやひんどぅーきょうではじゅうようしされている。)

とくに仏教やヒンドゥー教では重要視されている。

(たとえばぶっきょうでは、しんだにんげんは)

たとえば仏教では、死んだ人間は

(ろくどうとよばれる６つのせかいのいずれかにてんせいし、)

六道と呼ばれる6つの世界のいずれかに転生し、

(なにかしらのくるしみをあじわうとされている。)

何かしらの苦しみを味わうとされている。

(ぶっきょうではこのろくどうりんねからだっしゅつ、)

仏教ではこの六道輪廻から脱出、

(すなわちげだつしてごくらくじょうどにいくことがもくてきなのだ。)

すなわち解脱して極楽浄土にいくことが目的なのだ。

(ひとがうまれかわるというげんしょうは、)

人が生まれ変わるという現象は、

(しゅうきょうだんたいがしんじゃをかくとくするために)

宗教団体が信者を獲得するために

(うみだしたものだといわれている。)

生み出したものだといわれている。

(どんなしゅうきょうのしどうしゃも、としをとっていつかしんでしまう。)

どんな宗教の指導者も、年をとっていつか死んでしまう。

(ちからあるしどうしゃがきえれば、きちょうなしんじゃもうしなうことになる。)

力ある指導者が消えれば、貴重な信者も失うことになる。