21 カインとアベル

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(かいんとあべるは、あだむといぶのいちばんめとにばんめの)

カインとアベルは、アダムとイブの一番目と二番目の

(むすこで、あだむといぶがかみによってえでんのそのからついほう)

息子で、アダムとイブが神によってエデンの園から追放

(されたあと、うまれた。)

された後、生まれた。

(とーらーによると、あにのかいんは、かみがそうぞうしたのでは)

トーラーによると、兄のカインは、神が創造したのでは

(なく、ひとからうまれたさいしょのにんげんであった。)

なく、人から生まれた最初の人間であった。

(かいんはつちをたがやすものになり、あべるはひつじをかうものに)

カインは土を耕す者になり、アベルは羊を飼う者に

(なった。)

なった。

(あるひ、かみはかいんとあべるに、それぞれささげものを)

ある日、神はカインとアベルに、それぞれ捧げ物を

(するようにとめいじた。)

するようにと命じた。

(あべるは、どんなささげものをすればかみがいちばんよろこんで)

アベルは、どんな捧げ物をすれば神が一番喜んで

(くれるかけんめいにかんがえたという。)

くれるか懸命に考えたという。

(そして、たいせつにしているこひつじのいっぴきをささげることにした。)

そして、大切にしている子羊の一匹を捧げることにした。

(いっぽう、かいんは、なにをささげればじぶんがいちばんこまらないか)

一方、カインは、何を捧げれば自分が一番困らないか

(ということしかかんがえなかった。それで、くだものとこくもつを)

ということしか考えなかった。それで、果物と穀物を

(いくらかささげた。かみはとうぜん、あべるのささげものをえらんだ。)

いくらか捧げた。神は当然、アベルの捧げ物を選んだ。

(かいんはたちまちしっとにかられ、おとうとをころしてしまった。)

カインはたちまち嫉妬に駆られ、弟を殺してしまった。

(かみがあべるをさがしにきても、みつけることは)

神がアベルを探しに来ても、見つけることは

(できなかった。かみはかいんに、あべるはどこに)

できなかった。神はカインに、アベルはどこに

(いるのかとたずねた。かいんはこたえた。「しりません。)

いるのかと尋ねた。カインは答えた。「知りません。

(わたしはおとうとのばんにんでしょうか」)

わたしは弟の番人でしょうか」

など

(かみは、かいんがしたことをしると、ばつとしてかいんを)

神は、カインがしたことを知ると、罰としてカインを

(のろった。そののろいは、つちをたがやしてもさくもつはできず、)

呪った。その呪いは、土を耕しても作物はできず、

(しぬまでちじょうをさすらうべしというものだった。)

死ぬまで地上をさすらうべしというものだった。

(さすらうものになればであうひとにころされるだろうと)

さすらう者になれば出会う人に殺されるだろうと

(かいんがいうと、かみはかいんがころされないようしるし)

カインが言うと、神はカインが殺されないよう印

(をつけた。かいんとあべるのものがたりは、)

をつけた。カインとアベルの物語は、

(しゅうきょうてきどうとくてきくんわであるだけでなく、かぎられた)

宗教的・道徳的訓話であるだけでなく、限られた

(ひよくなとちをさくもつのさいばいにつかっていたひとびとと、)

肥沃な土地を作物の栽培に使っていた人々と、

(おなじとちをかちくのしいくにつかっていたひとびととのあいだで)

同じ土地を家畜の飼育に使っていた人々との間で

(おきたれきしてきしょうとつもしめしている。)

起きた歴史的衝突も示している。

(にたようなものがたりはめそぽたみあのしゅめーるしんわ)

似たような物語はメソポタミアのシュメール神話

(にもあり、そこではうつくしいめがみが、のうこうしんとぼくちくしん)

にもあり、そこでは美しい女神が、農耕神と牧畜神

(というにめいのきゅうこんしゃのどちらかをえらべとせまられる。)

という二名の求婚者のどちらかを選べと迫られる。

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