オオカミ王ロボ 2

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投稿者投稿者ヤマセミいいね1お気に入り登録1
プレイ回数914難易度(4.0) 1249打 長文 かな
シートン動物記
アーネスト・トムソン・シートン作
偕成社文庫
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 23ミッチャンズ 7750 8.3 93.0% 148.5 1244 93 26 2024/11/10

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問題文

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(ろぼじいのいちみというのは、ごくちいさなむれだった。)

ロボじいの一味というのは、ごく小さな群れだった。

(これは、わたしにはちょっとがてんがいきかねることだった。)

これは、私にはちょっと合点がいきかねることだった。

(というのは、このおおかみほどのちいにのぼり、ちからをもっているものなら、)

というのは、このオオカミほどの地位に上り、力を持っているものなら、

(おおぜいのてしたをひきつれていて、あたりまえだからだ。)

大勢の手下を引き連れていて、あたりまえだからだ。

(これだけいればたくさんだ、とでもおもっていたのだろうか。)

これだけいればたくさんだ、とでも思っていたのだろうか。

(それとも、らんぼうすぎてなかまがあつまらなかったのだろうか。)

それとも、乱暴すぎて仲間が集まらなかったのだろうか。

(とにかく、そのしょうがいのおわりのころ、)

とにかく、その生涯の終わりの頃、

(ろぼがわずかごとうしかつれていなかったことは、たしかである。)

ロボがわずか五頭しか連れていなかったことは、確かである。

(だが、このごとうはいずれもなかなかのしろもので、)

だが、この五頭はいずれもなかなかの代物で、

(たいていはふつうのおおかみよりもひとまわりおおきかった。)

大抵は普通のオオカミよりも一回り大きかった。

(とくにふくしょうだったいっとうなどは、まったくばかでかいおおものだったが、)

とくに副将だった一頭などは、まったくばかでかい大物だったが、

(むろん、これとてもたいしょうのろぼには、おおきさもちからもおよばない。)

むろん、これとても大将のロボには、大きさも力もおよばない。

(このにとうのたいしょうかくのほか、)

この二頭の大将格のほか、

(のこるなかまのれんちゅうのなかにも、かなりひとにしられたものがいた。)

残る仲間の連中のなかにも、かなり人に知られたものがいた。

(まずだいいちは、うつくしいまっしろなおおかみで、)

まず第一は、美しい真っ白なオオカミで、

(めきしこじんはこれをぶらんかとよんでいた。)

メキシコ人はこれをブランカとよんでいた。

(これはめすらしく、おそらくろぼのつまとみえた。)

これは雌らしく、おそらくロボの妻とみえた。

(もういっとうは、おそろしくすばしこいきいろのやつで、うわさによると、)

もう一頭は、おそろしくすばしこい黄色のやつで、噂によると、

(かもしかをつかまえてなかまにふるまったことも、たびたびあるという。)

カモシカを捕まえて仲間にふるまったことも、たびたびあるという。

(こんなわけだから、このいちぐんのおおかみが、)

こんなわけだから、この一群のオオカミが、

など

(かうぼーいやひつじかいのなかまに、しれわたっていたことはいうまでもない。)

カウボーイや羊飼いの仲間に、知れ渡っていたことは言うまでもない。

(じっさい、そのすがたをめにしたものも、かなりいたし、)

実際、その姿を目にしたものも、かなりいたし、

(こえをきいたものはさらにおおかった。)

声を聞いたものはさらに多かった。

(このいちぐんのくらしは、もうぼくじょうのひとびとには、)

この一群の暮らしは、もう牧場の人々には、

(かたときもわすれられないずつうのたねで、)

片時も忘れられない頭痛の種で、

(なんとかして、のこらずじごくおくりにしてやろうとおもっていた。)

なんとかして、残らず地獄送りにしてやろうと思っていた。

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