オオカミ王ロボ 6
偕成社文庫
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
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1 | 23ミッチャンズ | 8092 | 神 | 8.7 | 93.0% | 144.2 | 1261 | 94 | 24 | 2024/11/15 |
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問題文
(このとき、かうぼーいはうまにひとむちくれると、おおごえをあげてかけつけた。)
このとき、カウボーイは馬にひとムチくれると、大声を上げてかけつけた。
(おおかみどもはれいによってしりぞく。)
オオカミどもは例によって退く。
(おりよくすとりきにーねのびんをもっていたかうぼーいは、)
おりよくストリキニーネの瓶を持っていたカウボーイは、
(めうしのしがいにさんかしょばかり、このどくやくをぬりつけた。)
牝牛の死骸に三ヶ所ばかり、この毒薬をぬりつけた。
(そしていったんひきあげて、どろぼうどもがえさをくいにくるのをまった。)
そしていったん引き上げて、泥棒どもがエサを食いに来るのを待った。
(まちがいなく、このめうしはおおかみがじぶんでころしたものだったからである。)
間違いなく、この牝牛はオオカミが自分で殺したものだったからである。
(ところが、つぎのあさ、しんでころがっているはずのおおかみを、)
ところが、次の朝、死んで転がっているはずのオオカミを、
(さがしにいってみると、どうだろう。)
探しに行ってみると、どうだろう。
(このどろぼうどもは、たしかにめうしをたべるにはたべたが、)
この泥棒どもは、たしかに牝牛を食べるには食べたが、
(どくをぬったところはていねいにぜんぶとりのぞいて、そばにほうりだしてあったのだ。)
毒を塗ったところは丁寧に全部取り除いて、そばに放り出してあったのだ。
(ぼくじょうしゅたちは、いよいよこのおおおおかみをおそれるようになり、)
牧場主たちは、いよいよこの大オオカミを恐れるようになり、
(ろぼのくびにかけられたしょうきんは、いちねんごとにましていった。)
ロボの首にかけられた賞金は、一年ごとに増していった。
(しまいにはいっせんどるになった。)
しまいには一千ドルになった。
(これは、おおかみのしょうきんとしては、ぜんだいみもんのものだ。)
これは、オオカミの賞金としては、前代未聞のものだ。
(れっきとしたにんげんさまでも、もっとすこしのがくでかりだされたことがある。)
れっきとした人間様でも、もっと少しの額で狩り出されたことがある。
(このしょうきんにこころがうごいたか、てきさすのしんりんかんしにんで、たなりーというおとこが、)
この賞金に心が動いたか、テキサスの森林監視人で、タナリーという男が、
(あるひ、からんぽーのたにまをうまでかけのぼってきた。)
ある日、カランポーの谷間を馬で駆け昇って来た。
(みごとなおおかみがりのそうびをととのえていた・・・)
みごとなオオカミ狩りの装備を整えていた・・・
(さいこうきゅうのじゅうとうま、それに、すばらしくおおきなうるふはうんどのいったいだ。)
最高級の銃と馬、それに、すばらしく大きなウルフハウンドの一隊だ。
(これはむかしながらのおおかみりょうけんである。)
これはむかしながらのオオカミ猟犬である。
(はるかなるぱんはんどるのへいげんをかけめぐって、)
はるかなるパンハンドルの平原を駆け巡って、
(このいぬとともに、たなりーはかずしれぬおおかみをたおしてきたのだった。)
この犬とともに、タナリーは数知れぬオオカミを倒してきたのだった。
(だから、し、ごにちもすれば、ろぼじいのくびひとつくらい、)
だから、四、五日もすれば、ロボじいの首ひとつくらい、
(やすやすとくらのまえにぶらさげることができるとしんじていた。)
やすやすと鞍の前にぶら下げることができると信じていた。