オオカミ王ロボ 6

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投稿者投稿者ヤマセミいいね1お気に入り登録
プレイ回数682難易度(4.5) 1273打 長文
シートン動物記
アーネスト・トムソン・シートン作
偕成社文庫

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(このとき、かうぼーいはうまにひとむちくれると、おおごえをあげてかけつけた。)

このとき、カウボーイは馬にひとムチくれると、大声を上げてかけつけた。

(おおかみどもはれいによってしりぞく。)

オオカミどもは例によって退く。

(おりよくすとりきにーねのびんをもっていたかうぼーいは、)

おりよくストリキニーネの瓶を持っていたカウボーイは、

(めうしのしがいにさんかしょばかり、このどくやくをぬりつけた。)

牝牛の死骸に三ヶ所ばかり、この毒薬をぬりつけた。

(そしていったんひきあげて、どろぼうどもがえさをくいにくるのをまった。)

そしていったん引き上げて、泥棒どもがエサを食いに来るのを待った。

(まちがいなく、このめうしはおおかみがじぶんでころしたものだったからである。)

間違いなく、この牝牛はオオカミが自分で殺したものだったからである。

(ところが、つぎのあさ、しんでころがっているはずのおおかみを、)

ところが、次の朝、死んで転がっているはずのオオカミを、

(さがしにいってみると、どうだろう。)

探しに行ってみると、どうだろう。

(このどろぼうどもは、たしかにめうしをたべるにはたべたが、)

この泥棒どもは、たしかに牝牛を食べるには食べたが、

(どくをぬったところはていねいにぜんぶとりのぞいて、そばにほうりだしてあったのだ。)

毒を塗ったところは丁寧に全部取り除いて、そばに放り出してあったのだ。

(ぼくじょうしゅたちは、いよいよこのおおおおかみをおそれるようになり、)

牧場主たちは、いよいよこの大オオカミを恐れるようになり、

(ろぼのくびにかけられたしょうきんは、いちねんごとにましていった。)

ロボの首にかけられた賞金は、一年ごとに増していった。

(しまいにはいっせんどるになった。)

しまいには一千ドルになった。

(これは、おおかみのしょうきんとしては、ぜんだいみもんのものだ。)

これは、オオカミの賞金としては、前代未聞のものだ。

(れっきとしたにんげんさまでも、もっとすこしのがくでかりだされたことがある。)

れっきとした人間様でも、もっと少しの額で狩り出されたことがある。

(このしょうきんにこころがうごいたか、てきさすのしんりんかんしにんで、たなりーというおとこが、)

この賞金に心が動いたか、テキサスの森林監視人で、タナリーという男が、

(あるひ、からんぽーのたにまをうまでかけのぼってきた。)

ある日、カランポーの谷間を馬で駆け昇って来た。

(みごとなおおかみがりのそうびをととのえていた・・・)

みごとなオオカミ狩りの装備を整えていた・・・

(さいこうきゅうのじゅうとうま、それに、すばらしくおおきなうるふはうんどのいったいだ。)

最高級の銃と馬、それに、すばらしく大きなウルフハウンドの一隊だ。

(これはむかしながらのおおかみりょうけんである。)

これはむかしながらのオオカミ猟犬である。

など

(はるかなるぱんはんどるのへいげんをかけめぐって、)

はるかなるパンハンドルの平原を駆け巡って、

(このいぬとともに、たなりーはかずしれぬおおかみをたおしてきたのだった。)

この犬とともに、タナリーは数知れぬオオカミを倒してきたのだった。

(だから、し、ごにちもすれば、ろぼじいのくびひとつくらい、)

だから、四、五日もすれば、ロボじいの首ひとつくらい、

(やすやすとくらのまえにぶらさげることができるとしんじていた。)

やすやすと鞍の前にぶら下げることができると信じていた。

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