28 アブラハム、イサク、ヤコブ

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(あぶらはむは、いっしんきょうのかいそとかんがえられているじんぶつだ。)

アブラハムは、一神教の開祖と考えられている人物だ。

(そのむすこいさく(さらとのこ)といしゅまえる(はがる)

その息子イサク(サラとの子)とイシュマエル(ハガル

(とのこ)およびそのしそんは、ぜんしゃがゆだやきょうを、こうしゃが)

との子)およびその子孫は、前者がユダヤ教を、後者が

(いすらむきょうをひらいたとされている。)

イスラム教を開いたとされている。

(せいしょのそうせいきによると、あぶらはむはわかいころ)

聖書の創世記によると、アブラハムは若いころ

((とうじはあぶらむというなだった。)うるのまちにすんで)

(当時はアブラムという名だった。)ウルの町に住んで

(いたとき、かみがあらわれ、かなんのちへいけとめいじられた。)

いたとき、神が現れ、カナンの地へ行けと命じられた。

(やがてとしをかさねるうちに、あぶらむはこどもがいない)

やがて年を重ねるうちに、アブラムは子どもがいない

(ことをしんぱいするようになった。つまのさらい(のちにさら)

ことを心配するようになった。妻のサライ(のちにサラ

(となをあらためる)は、じぶんにはこどもがうめないようだと)

と名を改める)は、自分には子どもが産めないようだと

(おもい、おっとがおんなどれいのはがるとこづくりするのをみとめた。)

思い、夫が女奴隷のハガルと子作りするのを認めた。

(やがてはがるはあぶらむのさいしょのむすこいしゅまえるを)

やがてハガルはアブラムの最初の息子イシュマエルを

(うんだ。しかしいかりとしっとから、さらいはあぶらむに)

生んだ。しかし怒りと嫉妬から、サライはアブラムに

(せまってはがるといしゅまえるをついほうさせた。)

迫ってハガルとイシュマエルを追放させた。

(そこでかみは、あぶらむとけいやくをむすんだ。あぶらむがかみに)

そこで神は、アブラムと契約を結んだ。アブラムが神に

(つかえてきえするのとひきかえに、さらいとのあいだにむすこを)

仕えて帰依するのと引き換えに、サライとの間に息子を

(さずけ、そのむすこをりっぱなだいみんぞくのちちにするとやくそくした。)

授け、その息子を立派な大民族の父にすると約束した。

(かなんのちも、かれらのものにするといった。)

カナンの地も、彼らのものにすると言った。

(このけいやくのしるしとして、99さいだったあぶらむはなまえを)

この契約の印として、99歳だったアブラムは名前を

(あぶらはむとあらため、さらいもさらとかいめいした。)

アブラハムと改め、サライもサラと改名した。

など

(あぶらはむはかつれいをおこない、しょうらいうまれてくるしそんたちにも)

アブラハムは割礼を行い、将来生まれてくる子孫たちにも

(おなじくかつれいをうけさせるとやくそくした。さらはいさくをうみ、)

同じく割礼を受けさせると約束した。サラはイサクを生み、

(いさくはあぶらはむがかみとかわしたやくそくをりこうした。)

イサクはアブラハムが神と交わした約束を履行した。

(それからしばらくして、かみはあぶらはむに、むすこいさくを)

それからしばらくして、神はアブラハムに、息子イサクを

(ささげものとしてぎせいにせよとめいじた。あぶらはむは、かみに)

捧げ物として犠牲にせよと命じた。アブラハムは、神に

(むじょうけんできえしていたので、めいれいにしたがいますとこたえた。)

無条件で帰依していたので、命令に従いますと答えた。

(しかし、むすこをころすちょくぜんになっててんしがあぶらはむをとめた。)

しかし、息子を殺す直前になって天使がアブラハムを止めた。

(とーらーでは、これはしんこうのあるべきすがたをしめすすばらしいいちれい)

トーラーでは、これは信仰のあるべき姿を示すすばらしい一例

(とみなされている。いさくはりべかとけっこんしてふたごをさずかった。)

と見なされている。イサクはリベカと結婚して双子を授かった。

(ふたごのおとうとで、ははりべかにあいされていたのがやこぶで、のちに)

双子の弟で、母リベカに愛されていたのがヤコブで、のちに

(いすらえるというなをあたえられた。やこぶはこどもを12にんもうけ、)

イスラエルという名を与えられた。ヤコブは子どもを12人もうけ、

(それぞれがやがていすらえるみんぞくをこうせいするいすらえるじゅうにぶぞくの)

それぞれがやがてイスラエル民族を構成するイスラエル十二部族の

(そとなった。やこぶがさいしょのつまれあとのあいだにつくったこは、なまえをじゅんに)

祖となった。ヤコブが最初の妻レアとの間に作った子は、名前を順に

(るべん、しめおん、れび、ゆだ、いさかる、ぜぶるんといった。れあの)

ルベン、シメオン、レビ、ユダ、イサカル、ゼブルンと言った。レアの

(めしつかいとのあいだには、がどとあしぇるをもうけた。さいあいのつまらける)

召使いとの間には、ガドとアシェルをもうけた。最愛の妻ラケル

(とのあいだにうまれたのが、よせふ(やこぶがもっともあいしたむすこ)と)

との間に生まれたのが、ヨセフ(ヤコブが最も愛した息子)と

(べにやみんだ。らけるのめしつかいとのあいだにできたこが、だんと)

ベニヤミンだ。ラケルの召使いとの間にできた子が、ダンと

(なふたりである。)

ナフタリである。

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