オ7 釈迦

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(ぶっだやおしゃかさまなどのよびなでしられる)

ブッダやお釈迦様などの呼び名で知られる

(ぶっきょうのかいそ。しゃーきやぞくのおうじだったが、)

仏教の開祖。シャーキヤ族の王子だったが、

(しゅっけしてきびしいしゅぎょうにみをとうじ、さとりをひらく。)

出家して厳しい修業に身を投じ、悟りを開く。

(そんかくとしてのなはしゃかにょらい。)

尊格としての名は釈迦如来。

(あみだにょらいややくしにょらいなど、ぶっきょうには)

阿弥陀如来や薬師如来など、仏教には

(たくさんのそんかくがそんざいするが、)

たくさんの尊格が存在するが、

(もっともぽぴゅらーなのはしゃかにょらいだろう。)

最もポピュラーなのは釈迦如来だろう。

(なぜならかれは、ぶっきょうのかいそであり、)

なぜなら彼は、仏教の開祖であり、

(そのおしえをひろめたじんぶつだからだ。)

その教えを広めた人物だからだ。

(なまえのしゃかは、いんどのしゃーきやぞく)

名前の釈迦は、インドのシャーキヤ族

(あるいはそのりょうちであるしゃーきやを)

あるいはその領地であるシャーキヤを

(さしており、こじんとしてのなは)

指しており、個人としての名は

(がうたましっだーるたという。)

ガウタマ・シッダールタという。

(しっだーるたはきげんぜん556ねんころ、)

シッダールタは紀元前556年頃、

(しゃーきやぞくのおうじとしてうまれた。)

シャーキヤ族の王子として生まれた。

(かれのははおやまーやーは、あるよる、)

彼の母親マーヤーは、ある夜、

(6ぽんのきばをもつしろいぞうがからだにはいりこむ)

6本の牙をもつ白い像が体に入り込む

(ゆめをみてにんしん。そのあと、おうきゅうのていえんで)

夢を見て妊娠。その後、王宮の庭園で

(さんぽちゅう、うつくしいさらそうのはなにこころうごかされ、)

散歩中、美しい沙羅双の花に心動かされ、

(それをとろうとしたしゅんかんにみぎわきばらから)

それを取ろうとした瞬間に右脇腹から

など

(しゃかがたんじょうしたという。せいちょうした)

釈迎が誕生したという。成長した

(しっだーるたはひとなみはずれたぶんぶの)

シッダールタは人並み外れた文武の

(さいのうをゆうし、おうぞくとしてなに1つふじゆうない)

才能を有し、王族として何1つ不自由ない

(せいかつをおくっていたが、よのむじょうを)

生活をおくっていたが、世の無常を

(ふかくうれい、おういもさいしもすててしゅっけした。)

深く憂い、王位も妻子も捨てて出家した。

(それからすうねんにわたり、かれはだんじきなどの)

それから数年にわたり、彼は断食などの

(くぎょうをおこなうが、こうしたしゅぎょうはさとりを)

苦行を行うが、こうした修行は悟りを

(もたらすものではないときづきだんねん。)

もたらすものではないと気づき断念。

(そのご、かわでみをきよめ、ぼだいのしたで)

その後、川で身を清め、菩提の下で

(めいそうし、ついにさとりをひらいてほとけに)

瞑想し、ついに悟りを開いて仏に

(なったのである。)

なったのである。

(しゃかといえば、なかでもうまれてすぐに)

釈迦といえば、なかでも生まれてすぐに

(てんちをゆびさし、「てんじょうてんげゆいがどくそん」と)

天地を指差し、「天上天下唯我独尊」と

(くちにしたはなしはゆうめいだ。しかし、じつは)

口にした話は有名だ。しかし、じつは

(これはしゃかのことばではなく、かこななふつの)

これは釈迦の言葉ではなく、過去七仏の

(ひばしぶつのことばだという。うまれたばかりの)

毘婆尸仏の言葉だという。生まれたばかりの

(しゃかをみて、しゅういのひとたちが)

釈迦を見て、周囲の人たちが

(てんじょうてんげゆいがどくそんとたたえただけで、)

天上天下唯我独尊と称えただけで、

(しゃかはなにもいっていないのだが、)

釈迦はなにもいっていないのだが、

(いつからかしゃかみずからがはっしたと)

いつからか釈迦自らが発したと

(かんがえられるようになったそうだ。)

考えられるようになったそうだ。

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