銀河鉄道の夜 4
二、 活版所 (1/2)
宮沢賢治 作
宮沢賢治 作
家へは帰らずジョバンニが町を三つ曲って
ある大きな活版所にはいって、
すぐ入口の計算台にいただぶだぶの白いシャツを着た人に
おじぎをしてジョバンニは靴をぬいて上がりますと、
突き当りの大きな扉をあけました。
ある大きな活版所にはいって、
すぐ入口の計算台にいただぶだぶの白いシャツを着た人に
おじぎをしてジョバンニは靴をぬいて上がりますと、
突き当りの大きな扉をあけました。
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問題文
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(に、かっぱんじょ)
二、活版所
(じょばんにががっこうのもんをでるとき、おなじくみのしち、はちにんは)
ジョバンニが学校の門を出るとき、同じ組の七、八人は
(いえへかえらずかむぱねるらをまんなかにして)
家へ帰らずカムパネルラをまん中にして
(こうていのすみのさくらのきのところにあつまっていました。)
校庭のすみの桜の木のところに集まっていました。
(それはこんやのほしまつりにあおいあかりをこしらえて)
それは今夜の星祭に青い灯をこしらえて
(かわへながすからすうりをとりにいくそうだんらしかったのです。)
川へ流すカラスウリを取りに行く相談らしかったのです。
(けれどもじょばんにはてをおおきくふって)
けれどもジョバンニは手を大きく降って
(どしどしがっこうのもんをでてきました。)
どしどし学校の門を出てきました。
(するとまちのいえいえではこんやのぎんがのまつりに)
すると町の家家では今夜の銀河の祭に
(いちいのはのたまをつるしたり、ひのきのえだにあかりをつけたり、)
イチイの葉の玉をつるしたり、ヒノキの枝に灯りをつけたり、
(いろいろしたくをしているのでした。)
いろいろしたくをしているのでした。
(いえへはかえらず、じょばんにがまちをみっつまがって)
家へは帰らず、ジョバンニが町を三つ曲って
(あるおおきなかっぱんじょにはいって、)
ある大きな活版所にはいって、
(すぐいりぐちのけいさんだいにいた、だぶだぶのしろいしゃつをきたひとにおじぎをして)
すぐ入口の計算台にいた、だぶだぶの白いシャツを着た人におじぎをして
(じょばんにはくつをぬいであがりますと、)
ジョバンニは靴をぬいで上がりますと、
(つきあたりのおおきなとびらをあけました。)
突き当りの大きな扉をあけました。
(なかにはまだひるなのにでんとうがついて)
中にはまだ昼なのに電燈がついて
(たくさんのりんてんきがばたりばたりとまわり、)
たくさんの輪転器がばたりばたりとまわり、
(きれであたまをしばったり、らむぷしぇーどをかけたりしたひとたちが、)
布(きれ)で頭をしばったり、ラムプシェードをかけたりした人たちが、
(なにかうたうように、よんだりかぞえたりしながら、たくさんはたらいておりました。)
何か歌うように、読んだり数えたりしながら、たくさん働いておりました。
など
(じょばんにはすぐいりぐちから)
ジョバンニはすぐ入口から
(さんばんめのたかいてーぶるにすわったひとのところへいって、おじぎをしました。)
三番目の高いテーブルにすわった人のところへ行って、おじぎをしました。
(そのひとはしばらくたなをさがしてから、)
その人はしばらく棚をさがしてから、
(「これだけひろっていけるかね。」)
「これだけ拾っていけるかね。」
(といいながら、いちまいのかみきれをわたしました。)
といいながら、一枚の紙切れを渡しました。