オオカミ王ロボ 3
偕成社文庫
関連タイピング
-
少年探偵団シリーズ第3作品『妖怪博士』
プレイ回数1184長文4784打 -
森鴎外の舞姫のタイピング
プレイ回数39長文かな848打 -
夏目漱石「こころ」2-14
プレイ回数1150長文2177打 -
谷崎潤一郎の中編小説です
プレイ回数867長文6105打 -
少年探偵団シリーズ第2作品『少年探偵団』
プレイ回数906長文4356打 -
昭和初期の作家が書いた近未来のはなし
プレイ回数1543長文1420打 -
職人の時三と妻のお孝。娘夫婦に対する父親伊兵衛の気遣いとは。
プレイ回数1273長文4101打 -
プレイ回数828長文2295打
問題文
(からんぽーのぼくちくぎょうしゃで、ろぼのいちだんのどのいっとうのくびにだって、)
カランポーの牧畜業者で、ロボの一団のどの一頭の首にだって、
(うしなんとうかのねうちのしょうきんをださないものはいなかったが、)
牛何頭かの値打ちの賞金を出さないものはいなかったが、
(このおおかみたちときたら、)
このオオカミたちときたら、
(まるでまりょくででももっているかのように、ふじみだった。)
まるで魔力ででも持っているかのように、不死身だった。
(どんなさくりゃくやくふうをこらしても、びくともしなかった。)
どんな策略や工夫をこらしても、びくともしなかった。
(りょうしをばかにし、どくやくをせせらわらった。)
猟師をばかにし、毒薬をせせら笑った。
(そして、すくなくともごねんものあいだ、)
そして、少なくとも五年ものあいだ、
(からんぽーのぼくじょうしゅからいちにちにうしいっとうのわりで、)
カランポーの牧場主から一日に牛一頭の割りで、
(みつぎものをせしめていたという。)
貢物をせしめていたという。
(これからかんがえると、このいちみはぜんぶでにせんとういじょう、)
これから考えると、この一味は全部で二千頭以上、
(いちばんいいかちくをころしたことになる。)
一番いい家畜を殺したことになる。
(というのは、だれもがしっているように、)
というのは、だれもが知っているように、
(このれんちゅうがねらうのは、いちばんいいものばかりだったからだ。)
この連中が狙うのは、一番いいものばかりだったからだ。
(むかしから、おおかみというものはいつもはらをへらしている、)
昔から、オオカミというものはいつも腹を減らしている、
(だからなににでもくらいつく、といわれているが、)
だから何にでも食らいつく、といわれているが、
(これはろぼのばあいにはまったくあてはまらない。)
これはロボの場合には全くあてはまらない。
(このとうぞくどもは、いつでもつやつやしていてけんこうそのものだったし、)
この盗賊どもは、いつでもツヤツヤしていて健康そのものだったし、
(じっさいたべものにはなかなかきむづかしかったからである。)
実際食べ物にはなかなか気難しかったからである。
(しぜんにしんだどうぶつとか、びょうきとかどくにあたってしんだものには、)
自然に死んだ動物とか、病気とか毒にあたって死んだものには、
(いっさいてをふれない。)
いっさい手を触れない。
(もちろん、うしかいたちがころしたものなどにはめもくれない。)
もちろん、牛飼い達が殺したものなどには目もくれない。
(このれんちゅうがこのんで、まいにちのたべものにしているのは、)
この連中が好んで、毎日の食べ物にしているのは、
(うまれていちねんのわかいめうしで、)
生まれて一年の若い牝牛で、
(ころしたばかりの、しかもそのやわらかいところだけなのだ。)
殺したばかりの、しかもその柔らかいところだけなのだ。
(としとったものは、おうしであろうとめうしであろうとふりむかない。)
年取ったものは、牡牛であろうと牝牛であろうと振り向かない。