乃木希典 - 訓示
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問題文
(くちをむすべ、くちをひらいているようなにんげんはこころにもしまりがない)
1 口を結べ、口を開いて居るような人間は心にもしまりがない
(めのつけかたにちゅういせよ、しゅうしきょろきょろしているのは)
2 眼のつけ方に注意せよ、始終きょろきょろして居るのは
(こころのさだまらないしょうこである)
心の定まらない証拠である
(けいれいのときはせんぽうをよくちゅうしせよ)
3 敬礼の時は先方をよく注視せよ
(じぶんのいえのもんどころ、いえがら、せんぞのことはよくきいて)
4 自分の家の紋所、家柄、先祖のことはよく聞いて
(わすれないようにしておけ、せんぞのまつりはたいせつであるぞ)
忘れないようにして置け、先祖の祭は大切であるぞ
(だんしはだんしらしくなくてはいかん)
5 男子は男子らしくなくてはいかん
(べんとうのふろしきでもあかやうつくしいもようのあるのをよろこぶようではだめだ)
弁当の風呂敷でも赤や美しい模様のあるのを喜ぶようでは駄目だ
(けっしてぜいたくをするな、ぜいたくほどひとをばかにするものはない)
6 決して贅沢をするな、贅沢ほど人を馬鹿にするものはない
(じんりきしゃにはなるべくのるな)
7 人力車にはなるべく乗るな
(いえでじんりきしゃをよこしてものらないでかえるくらいにせよ)
家で人力車をよこしても乗らないで帰る位にせよ
(かんちゅうすいでかおをあらうものはいくにんあるか、ゆであらうようではいかん)
8 寒中水で顔を洗うものは幾人あるか、湯で洗うようではいかん
(さむいときはあついとおもいあついときはさむいとおもへ)
9 寒い時は暑いと思い暑い時は寒いと思へ
(やぶれたきものをそのままきているのははじだがそこをつぎをして)
10 破れた着物を其の儘着て居るのは恥だがそこをつぎをして
(つくろってきるのはけっしてはじではない、いやはじどころではない)
繕って着るのは決して恥ではない、いや恥どころではない
(はじをしれ、みちにはずれたことをしてはじをしらないものはきんじゅうにおとる)
11 恥を知れ、道にはづれたことをして恥を知らないものは禽獣に劣る。
(けんこうのときはむりをできるようからだをたんれんせよ)
12 健康のときは無理を出来るよう体を鍛錬せよ
(けれどもいったんびょうきになったらいしゃのいうことをよくきけ)
けれども一旦病気になったら医者のいうことをよくきけ
(ようふくやくつはおおきくつくれ、かっこうなどはかまうな)
13 洋服や靴は大きく作れ、恰好などはかまうな
(がくしゅういんのがくせいはなるだけりくぐんじんになれとは)
14 学習院の学生は成るだけ陸軍人になれとは
(へいかのごさたであるからからだのじょうぶなものはなるべく)
陛下の御沙汰であるから体の丈夫なものはなるべく
(ぐんじんにならなければならぬけれども、うまれつきからだのよわいものもあり)
軍人にならなければならぬけれども、生れつき体の弱いものもあり
(またいろいろなじじょうでぐんじんになれないものもあろう)
又いろいろの事情で軍人になれないものもあろう
(これもしかたがないがなにになるにもおくにのためにやくにたつひとにならなければならない)
之も仕方がないが何になるにも御国のために役に立つ人にならなければならない
(くにのためにやくにたたないものあるいはくにのがいになるようなにんげんは)
国のために役に立たない者或は国の害になるような人間は
(しんでしまったほうがよいのである)
死んでしまったほうがよいのである