137 重力

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1 ぽんこつラーメン 6252 S 6.4 96.4% 271.1 1760 65 33 2024/10/19

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問題文

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(じゅうりょく(ばんゆういんりょく)は、うちゅうのおおきななぞのひとつだ。)

重力(万有引力)は、宇宙の大きな謎のひとつだ。

(じゅうりょくについてのりろんによると、このうちゅうにおいてしつりょうの)

重力についての理論によると、この宇宙において質量の

(あるぶったいは、すべてたがいにひきあっており、そのひくちから)

ある物体は、すべて互いに引きあっており、その引く力

((じゅうりょく)はきょりによってへんかするという。しつりょうがおおきく)

(重力)は距離によって変化するという。質量が大きく

(なると、じゅうりょくはつよくなる。きょりがおおきくなると、じゅうりょくは)

なると、重力は強くなる。距離が大きくなると、重力は

(よわくなるのだ。しかし、うちゅうにあるぶったいは、どうして)

弱くなるのだ。しかし、宇宙にある物体は、どうして

(すべてたがいにひきあっているのだろう?そのこたえはだれにも)

すべて互いに引きあっているのだろう?その答えは誰にも

(わからない。)

分からない。

(ふだんのかいわでは、しつりょうとおもさはおなじいみでつかっているが、)

普段の会話では、質量と重さは同じ意味で使っているが、

(げんみつにいうと、このふたつはまったくちがうものだ。)

厳密に言うと、このふたつはまったく違うものだ。

(しつりょうは、あるぶったいちゅうにあるぶっしつのりょうできまる。おなじしつりょうの)

質量は、ある物体中にある物質の量で決まる。同じ質量の

(まくらとぺーぱーうえーとでは、りょうしゃのおおきさはずいぶんちがう。)

枕とペーパーウエートでは、両者の大きさはずいぶん違う。

(これは、ぺーぱーうえーとはまくらよりもみつどがたかいからだ。)

これは、ペーパーウエートは枕よりも密度が高いからだ。

(つまり、ぺーぱーうえーとのほうが、ぶっしつがみっしり)

つまり、ペーパーウエートの方が、物質がみっしり

(つまっているのである。おもさは、あるぶっしつがじゅうりょくばで)

詰まっているのである。重さは、ある物質が重力場で

(うけるちからによってきまる。しつりょうはばしょによってかわることは)

受ける力によって決まる。質量は場所によって変わることは

(ないが、おもさはかんきょうによってへんかする。)

ないが、重さは環境によって変化する。

(たとえばちきゅうじょうのぶったいは、ちきゅうのじゅうりょくによって)

例えば地球上の物体は、地球の重力によって

(9.8めーとるまいびょうまいびょうのじゅうりょくかそくどをうけている。)

9.8メートル毎秒毎秒の重力加速度を受けている。

(もし、このぶったいをげつめんにはこべば、ぶったいのおもさはかるくなる。)

もし、この物体を月面に運べば、物体の重さは軽くなる。

など

(つきはちきゅうよりもしつりょうがちいさいからだ。つきは、じゅうりょくがちきゅうの)

月は地球よりも質量が小さいからだ。月は、重力が地球の

(ろくぶんのいちしかないので、ぶったいのおもさもろくぶんのいちになる。)

六分の一しかないので、物体の重さも六分の一になる。

(たいじゅう60きろぐらむのひとは、つきではたいじゅうが10きろぐらむに)

体重60キログラムの人は、月では体重が10キログラムに

(なるわけだ。わたしたちのからだは、ちきゅうからのじゅうりょくをうけるなかで)

なるわけだ。私たちの体は、地球からの重力を受ける中で

(そんざいするようにできている。うちゅうひこうしがうちゅうくうかんで)

存在するようにできている。宇宙飛行士が宇宙空間で

(むじゅうりょくじょうたい(よりせいかくにはびじゅうりょくじょうたい)をけいけんすると、)

無重力状態(より正確には微重力状態)を経験すると、

(はきけ、ほうこうかんかくのそうしつ、ずつう、しょくよくげんたい、うっけつなどの)

吐き気、方向感覚の喪失、頭痛、食欲減退、鬱血などの

(しょうじょうがでる。いわゆるうちゅうよいだ。つうじょう、りょうあしをながれる)

症状が出る。いわゆる宇宙酔いだ。通常、両脚を流れる

(けつえきは、じゅうりょくにさからってしんぞうまでもどってこなくては)

血液は、重力に逆らって心臓まで戻って来なくては

(ならない。それがびじゅうりょくじょうたいでは、じゅうりょくのていこうがないので)

ならない。それが微重力状態では、重力の抵抗がないので

(けつえきがいきおいよくじょうしょうしてのうまでながれこんでしまう。)

血液が勢いよく上昇して脳まで流れ込んでしまう。

(いわば、ちょうじかんさかさまにつるされているようなじょうたいになり、)

いわば、長時間逆さまにつるされているような状態になり、

(そのせいでうちゅうよいがあらわれるのである。)

そのせいで宇宙酔いが現れるのである。

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