オ28 カルマ(業)

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(あじあけんのしゅうきょうなどでみられるしそうの1つ。)

アジア圏の宗教などで見られる思想の1つ。

(とくにぶっきょうとかかわりがふかく、ぶっきょうではかるまを)

とくに仏教と関わりが深く、仏教ではカルマを

(もたらすものはしんくいのさんごうのいずれかに)

もたらすものは身口意の三業のいずれかに

(ぶんるいされるといわれる。)

分類されるといわれる。

(じしんのこういとそれがもたらすけっか)

自身の行為とそれがもたらす結果

(かるまはぶっきょうやひんどぅーきょうなど、いんどはっしょうのしゅうきょうに)

カルマは仏教やヒンドゥー教など、インド発祥の宗教に

(みられるしそう。そのことばにねがてぃぶないんしょうをうけるひとも)

見られる思想。その言葉にネガティブな印象を受ける人も

(おおいが、かるまのせいしつはいんがおうほうのほうそくにもとづいて)

多いが、カルマの性質は因果応報の法則に基づいて

(きまるため、かならずしもわるいものとはかぎらない。)

決まるため、必ずしも悪いものとは限らない。

(あくまでみずからのこういにたいするけっかであり、)

あくまで自らの行為に対する結果であり、

(ぜんこうをつめばよいかるまが、あくぎょうをかさねれば)

善行を積めば良いカルマが、悪行を重ねれば

(わるいかるまがもたらされるわけだ。)

悪いカルマがもたらされるわけだ。

(ぶっきょうでは、しんごう、くごう(ごごう)、いごう(しごう)のさんごうは)

仏教では、身業、口業(語業)、意業(思業)の三業は

(かならずなんらかのかるまをもたらし、ごうがあるかぎり)

必ずなんらかのカルマをもたらし、業がある限り

(りんねからのげだつはふかのうとかんがえられている。)

輪廻からの解脱は不可能と考えられている。

(それぞれをかいせつすると、まずしんごうはしんたいにまつわるもので、)

それぞれを解説すると、まず身業は身体にまつわるもので、

(ひとをきずつけるこういなど。つぎにくごうはことばにまつわるもので、)

人を傷つける行為など。つぎに口業は言葉にまつわるもので、

(うそをついたり、ぼうげんをはくなどががいとうする。)

嘘をついたり、暴言を吐くなどが該当する。

(さいごにいごうだが、これはしこうにまつわるもので、)

最後に意業だが、これは思考にまつわるもので、

(たとえば「このじょうしむかつくからぶんなぐってやりたい」などだ。)

たとえば「この上司ムカつくからぶん殴ってやりたい」などだ。

など

(ぶっきょうでは「やったかどうか」や「いったかどうか」よりも)

仏教では「やったかどうか」や「いったかどうか」よりも

(「おもったかどうか」がじゅうようで、もっともおそろしいこととされる。)

「思ったかどうか」が重要で、最も恐ろしいこととされる。

(そもそもしんたいやくちがうごくのはこころがめいじたからだし、いごうが)

そもそも身体や口が動くのは心が命じたからだし、意業が

(じゅうしされるのもとうぜんといえばとうぜんか。)

重視されるのも当然といえば当然か。

(ちなみに、あくしんによっておこるごうはあくごうといい、)

ちなみに、悪心によって起こる業は悪業といい、

(1せっしょう=いきものをころす、2ちゅうとう=ぬすむ、3じゃいん=みだらなこころを)

1殺生=生き物を殺す、2偸盗=盗む、3邪淫=淫らな心を

(おこす、4もうご=うそをつく、5りょうぜつ=にまいじたをつかう、)

起こす、4妄語=嘘をつく、5両舌=二枚舌を使う、

(6あっこう=わるくちをいう、7きご=むえきなおしゃべり、)

6悪口=悪口をいう、7綺語=無益なおしゃべり、

(8どんよく=むさぼり、9しんい=いかり、10ぐち=おろかさ、という)

8貪欲=貪り、9瞋恚=怒り、10愚痴=愚かさ、という

(「じゅうあくごう」なるものがせっていされている。)

「十悪業」なるものが設定されている。

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