銀河鉄道の夜 35

(沈没船の乗客 3/6)
「わたしたちはもうなんにも悲しいことないのです。
わたしたちはこんないいとこを旅して、じき神さまのとこへ行きます。
そこならもうほんとうに明るくて、匂いがよくて、りっぱな人たちでいっぱいです。・・・」
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ちゃった | 5086 | B+ | 5.1 | 99.0% | 168.5 | 865 | 8 | 24 | 2025/09/22 |
関連タイピング
-
岩手県の民話です
プレイ回数635長文180秒 -
夏目漱石
プレイ回数16万長文かな512打 -
プレイ回数439長文かな4182打
-
少年探偵団シリーズ第1作品『怪人二十面相』
プレイ回数726長文4391打 -
キナコという、私の推しが歌っている曲です!
プレイ回数8歌詞かな120打 -
少年探偵団シリーズ第1作品『怪人二十面相』
プレイ回数691長文4473打 -
プレイ回数1013長文1975打
-
夏目漱石「こころ」3-103
プレイ回数744長文かな2110打
問題文
(せいねんはおしえるようにそっときょうだいにまたいいました。)
青年は教えるようにそっと姉弟にまたいいました。
(「わたしたちはもうなんにもかなしいことないのです。)
「わたしたちはもうなんにも悲しいことないのです。
(わたしたちはこんないいとこをたびして、)
わたしたちはこんないいとこを旅して、
(じきかみさまのとこへいきます。)
じき神さまのとこへ行きます。
(そこならもうほんとうにあかるくて)
そこならもうほんとうに明るくて
(においがよくてりっぱなひとたちでいっぱいです。)
匂いがよくてりっぱな人たちでいっぱいです。
(そしてわたしたちのかわりにぼーとへのれたひとたちは、)
そしてわたしたちのかわりにボートへ乗れた人たちは、
(きっとみんなたすけられて、)
きっとみんな助けられて、
(しんぱいしてまっているめいめいのおとうさんやおかあさんや)
心配して待っているめいめいのお父さんやお母さんや
(じぶんのおうちへやらいくのです。)
自分のお家へやら行くのです。
(さあ、もうじきですからげんきをだして)
さあ、もうじきですから元気を出して
(おもしろくうたっていきましょう。」)
おもしろくうたって行きましょう。」
(せいねんはおとこのこのぬれたようなくろいかみをなで、)
青年は男の子のぬれたような黒い髪をなで、
(みんなをなぐさめながら、)
みんなをなぐさめながら、
(じぶんもだんだんかおいろがかがやいてきました。)
自分もだんだん顔いろがかがやいてきました。
(「あなたがたはどちらからいらっしゃったのですか。)
「あなた方はどちらからいらっしゃったのですか。
(どうなすったのですか。」)
どうなすったのですか。」
(さっきのとうだいかんしゅが)
さっきの燈台看守が
(やっとすこしわかったようにせいねんにたずねました。)
やっと少しわかったように青年にたずねました。
(せいねんはかすかにわらいました。)
青年はかすかにわらいました。
(「いえ、ひょうざんにぶっつかってふねがしずみましてね、)
「いえ、氷山にぶっつかって船が沈みましてね、
(わたしたちはこちらのおとうさんがきゅうなようで)
わたしたちはこちらのお父さんが急な用で
(にかげつまえひとあしさきにほんごくへおかえりになったので)
二ヶ月前一足さきに本国へお帰りになったので
(あとからたったのです。)
あとから発ったのです。