150 タージ・マハル

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(いんどのあぐらにあるたーじまはるは、)

インドのアグラにあるタージ・マハルは、

(おおくのひとびとからせかいでもっともうつくしいけんちくぶつだと)

多くの人々から世界で最も美しい建築物だと

(かんがえられている。)

考えられている。

(しろいだいりせきでできたぼびょうで、)

白い大理石でできた墓廟で、

(むがるていこくのこうていしゃーじゃはーんのきさき)

ムガル帝国の皇帝シャー・ジャハーンの后

(むむたーずまはるがなくなったあと、)

ムムターズ・マハルが亡くなったあと、

(かのじょをほうむるため、1631ねんから1648ねんにこんりゅうされた。)

彼女を葬るため、1631年から1648年に建立された。

(たーじまはるはふくごうけんちくで、だいもん、ていえん、)

タージ・マハルは複合建築で、大門、庭園、

(ぼびょうほんたい、にしがわのもすく、および、)

墓廟本体、西側のモスク、および、

(もすくとさゆうたいしょうになるようひがしがわにたてられた)

モスクと左右対称になるよう東側に立てられた

(げいひんかんのいつつでこうせいされている。)

迎賓館の五つで構成されている。

(かがみのようなすいめんのほそながいすいろが)

鏡のような水面の細長い水路が

(ていえんをよんぶんかつしており、)

庭園を四分割しており、

(だいもんのちょうどいいいちからみると、)

大門のちょうどいい位置から見ると、

(すいめんにぼびょうがうつってみえる。)

水面に墓廟が映って見える。

(たーじまはるをせっけいしたけんちくかがだれなのかは、)

タージ・マハルを設計した建築家が誰なのかは、

(よくわかっていない。)

よく分かっていない。

(けんせつには17ねんいじょうかかり、)

建設には17年以上かかり、

(さぎょうにはにまんにんがじゅうじした。)

作業には二万人が従事した。

(そうしょくにはきせきとはんきせきがごうけい28しゅるいつかわれ、)

装飾には貴石と半貴石が合計28種類使われ、

など

(これをふくめてけんちくしざいはあじあかくちから)

これを含めて建築資材はアジア各地から

(はこびこまれた。)

運び込まれた。

(ぼびょうは、しろだいりせきをしきつめたいっぺん)

墓廟は、白大理石を敷き詰めた一辺

(100めーとるのしかくいきだんのうえにたてられている。)

100メートルの四角い基壇の上に建てられている。

(たてものぜんたいは、はばのながさとたかさがひとしい。)

建物全体は、幅の長さと高さが等しい。

(どーむぶぶんはたかさが44.4めーとるで、)

ドーム部分は高さが44.4メートルで、

(たてもののふぁさーど(しょうめん)とまったくおなじたかさだ。)

建物のファサード(正面)とまったく同じ高さだ。

(このふうせんがたのどーむのうちがわには、)

この風船形のドームの内側には、

(もうひとつ、ひとまわりちいさなどーむがあり、)

もうひとつ、ひと回り小さなドームがあり、

(ぜんたいがにじゅうこうぞうになっている。)

全体が二重構造になっている。

(なにもかもがさゆうたいしょうになっているなか、)

何もかもが左右対称になっている中、

(ゆいいつそれをみだしているのが)

唯一それを乱しているのが

(しゃーじゃはーんのせっかんで、)

シャー・ジャハーンの石棺で、

(これはきさきのせっかんのよこにあんちされている。)

これは后の石棺の横に安置されている。

(ちゅうおういりぐちにあるいしには、)

中央入り口にある石には、

(「こころのきよらかなもの」は「てんごくのらくえん」に)

「心の清らかな者」は「天国の楽園」に

(はいるようにとまねくくるあーんからの)

入るようにと招くクルアーンからの

(いんようがきざまれている。)

引用が刻まれている。

(1983ねん、たーじまはるはゆねすこの)

1983年、タージ・マハルはユネスコの

(せかいいさんにとうろくされた。)

世界遺産に登録された。

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